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事業承継と相続対策をギリギリまで放置した結果…

業績が悪いと後継者が尻込みし、事業承継が困難になる。

日本では毎年1万社ほど倒産するが、その3倍にあたる3万社が廃業・清算している。理由の多くは、将来の見込みが厳しく、事業の後を継ぐ者がいなくなったためである。
「業績が悪い」「借金が多い」「明るい未来が描けない」などの理由で毎日100社近くがひっそりと消えていく。
若いうちに自社の経営計画書をつくり、明るい未来を社員と共有してくれば防げたはずの廃業・清算。目先の仕事ばかりに目を奪われるとこうした残念な結果になってしまう。

その一方で、業績が抜群に良いと後継者は現れる。だが今度は相続対策で頭を抱えることが増える。相続対策を怠った先代社長が急逝し、後継者の長男が連日なみだ目で専門家巡りをされていたのを知っているが、どうして先代が元気なうちに計画的な対策を講じてこなかったのか悔やまれる。元気な自分に健康不安が突然襲うことなど誰も考えないのだろうが、これもひとつの脇の甘さといえる。

経営者にとって事業承継と資産相続は人生で一度きりの難事業である。経営計画書と同じで、早めに計画作りにとりかかることが最高の対策といえよう。

相続セミナー、事業承継セミナーなどが各地で開かれているのでそうしたものを定期的にチェックしておこう。毎年のように法律が細かく変わるので、古い常識がすぐにダメになる。

直近では、福岡で日本経済新聞社主催のイベントが予定されている。
『日経 相続・事業承継フェア2017 in 福岡』という。

・開催日時:2017年7月25日(火) 10:00~16:00
(開場 9:30)
・会場:「ANAクラウンプラザホテル福岡」
福岡市博多区博多駅前3-3-3
・参加費:無料
・定員:150名(応募者多数の場合は抽選)
・主催:日本経済新聞社クロスメディア営業局
・申込締切:2017年7月23日(日)

★『日経 相続・事業承継フェア2017 in 福岡』
詳細・申込み → http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=5236

このイベントの特長は、いかにも日本経済新聞らしいところにある。
承継や相続に関する技術的な内容を掘り下げるまえに、企業経営者や資産家を取り巻く環境認識から始まる。
そして、今後の日本経済はどうなるのか。日本と世界の潮流のなかで今取れる企業戦略とは…。といった観点で様々な分野の有識者が登壇する4時間イベントになるという。

主なゲスト講師予定は次の通り。

・山口 義行氏(立教大学名誉教授、外務省 参与、スモールサン主宰)
・天野 祐一郎氏(山田ビジネスコンサルティング 常務取締役 資本
戦略本部長、税理士)
・高橋 恭介氏 (あしたのチーム 代表取締役社長)
・藻谷 浩介氏 (日本総合研究所 主席研究員)
・佐武 伸氏 (かえでファイナンシャルアドバイザリー 代表取締役)
・江頭 寛氏 (福岡相続サポートセンター 代表取締役社長)

いずれも興味深い方々ばかり。

★『日経 相続・事業承継フェア2017 in 福岡』
詳細・申込み → http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=5236

《来場者特典》
ご来場いただき、アンケートへの記入をされた方に先着で日経MOOK
「相続・事業承継プロフェッショナル名鑑」(日本経済新聞出版社)等がプレゼントされる。

《問い合わせ》
日経 相続・事業承継フェア 2017事務局
TEL: 03-3545-9832
※受付時間/平日10:00 ~18:00 土・日・祝を除く