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経営計画合宿を終えて

昨日、東京で今年最後の「経営計画合宿」をおこなった。

参加者のひとりに札幌から参加された佐々木薫さんがいる。創業以来、22年連続黒字決算を達成中(厳密には一回だけ例外があったそうだが)の社長だ。
企業用のユニフォームをレンタルするビジネスを立ち上げ、無借金経営を実現。自己資本比率は70%を軽く超え、自己資金も年商の2年分ほどある。

佐々木さんに初めてお目にかかったのは15年ほど前。彼女が札幌セミナーに参加されたのがご縁のはじまりだった。
そのとき「好きで得意で儲かることを本業にしよう」という武沢メッセージに触れ、「当たり前のユニフォーム販売の会社はやめよう」と決意しレンタルに踏みきったそうだ。メーカーを説得し、月額制のレンタルでユニフォームを提供するアイデアはヒットした。札幌を中心に北海道全域でヒットし、彼女の会社は成長を加速した。

今では佐々木さんの会社のビジネスモデルを真似る企業も増えてきた。だが持ち前の営業力と提案力、情報発信力で他社との差別化を計っている佐々木さん。人材の採用と教育にも力を入れ、組織力も高まってきた。いままでも数字目標は毎年作っていたが、本格的な経営計画書を作ろうと、今回の合宿に参加された。

もともと経営理念はつくってあったし、やるべきことは明確でシンプルだ。今回の二日間合宿で経営計画書がほぼ完成したが、重要なテーマは持ちかえって検討することになった。

・ユニフォームのレンタル事業を今後どうやって伸ばしていくか
・ポストユニフォームの育成をどのように進めるか

答えは頭にある。それを文字と数字で計画に落としこむ作業をすればよい。スタッフにも恵まれている。アイデアをぶつけ合い、社内でも議論すれば、年内に素晴らしい経営計画書に仕上がるだろう。

豪雪のため、札幌にもどるフライトは遅延・欠航が相次いでいた。
「帰れそう?」と心配しながら見送ったが、彼女は強運だった。羽田に着くと、予約していた便の前のフライトが搭乗受付をしており、それにすんなり乗れた。しかも J クラスシートに座ってすこぶる順調に札幌へ戻ることができたそうだ。

★佐々木さんの会社「ケイズネットワーク」
http://www.ksnetwork.jp/