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ニュースレターで業績を伸ばす

ニュースレターを発行する会社が増えている。メール全盛の今、あえて紙媒体のニュースレターを郵送する狙いはずばり、業績に効く。

スタッフ8名で歯科医院を運営する東京の渡部院長(仮名)にうかがってみた。

武沢:歯科医院でニュースレター発行というのは珍しくないですか?
渡部:いえいえ、むしろ出している同業者は多いです。歯科医院専門のニュースレター発行代行をしている医院もあるほどです。
武:ほお、発行代行ですか?
渡:当院は自前で発行していますが、スタッフが足りないところなどは代行利用しているところがありますね。当院ではようやく昨年、運よく文才と絵心があるスタッフが入ってくれたので発行に踏みきったところです。
武:どのようなニュースレターなのですか?
渡:A4一枚(うらおもて両面)のシンプルなものですが、毎月10日前後の金曜日に発行しています。内容は、歯を大切にする啓蒙だったり、最新治療の情報や、スタッフの紹介などです。
武:始められて一年ほど経つそうですが、なにか目にみえた成果や効果はありましたか?
渡:すごくありました。詳しいデータは取っていませんが、自然に通院しなくなる患者さんが一気に減りました。それと、歯の定期健診の大切さを訴えたところ、何年ぶりかのお客様も多数戻ってこられました。足が遠のきがちな患者さんに非常に有効な営業ツールになっているように思います。

専門的な知識や技術をもつ医師と患者という構図がニュースレターを一層効果的なものにしている。
私のオフィスにも毎月何通かのニュースレターが届く。以前にご縁のあった会社からのものなので、すべて開封して目を通すが、しっかり読めて保存しておきたくなるものと、すぐに処分してしまうものとにわかれる。

読者は誰か、読者は何を価値あるものと考えているかをしっかり理解した上で発行しているニュースレターは読むのが楽しみだ。

自社のことを分かってもらうことだけに汲々としている DM のようなニュースレターは読んでいてつまらない。
ときどき、ネタに困ってしまったのか、発行がひどく不規則になったり、自然に休刊(廃刊?)してしまう会社もある。せっかく始めたのにもったいない話だ。

会社の信頼向上や業績アップにつなげるニュースレターを発行しよう。
そのための中味は、

1.社長(または会社)からの公式メッセージがきっちり語られている
2.業界のトレンド、最新情報などの What’s New!がある
3.スタッフに親近感を感じるようなプライベート記事がある
4.自社製品、サービスの魅力、顧客の声や評価がきっちりとそれでいてさりげなく語られている
5.返信手段がある
感想や意見のほかに、資料がほしい、来訪してほしい、訪問したい、ニュースレターはもう要らない、などの受け手の意向が簡単に FAX などでできるようになっている

などが含まれていることが大切だ。

一般的には A4サイズで1ページ~4ページ程度のものが多いが、企画力のある会社になると冊子や雑誌といえるほどのボリュームで発行しているところもある。
カラーでも白黒でもよいが、コスト差が縮まっているいまは、カラーに軍配があがるように思う。
もちろん、FAX で配信する場合は A4 1~2ページ程度の白黒ものになるだろう。

あえて、紙媒体で発行するということが基本。そして定期発行することが大切である。「不定期」とか「随時」というのは結局発行が後まわしになる口実になり、ニュースレターが上達しないのでおすすめしない。
相手先でまわしよみされる、毎号保存されるようなニュースレターを目ざそう。

コンテンツとしてお客に読ませるページがほしい場合は、「がんばれ!社長」が毎月発行している「社長最前線!」のコンテンツをフリー利用できる「コンテンツフリー版」を購読されてはいかがだろう。

これは「がんばれ!社長」が本日から始める新サービス。
「社長最前線!」の記事を部分的に利用するもよし、ページ丸ごと利用するもよし。

通常版の「社長最前線!」に入っている「がんばれ!社長コピーライト」を外して入稿する。ただし著作権はがんばれ社長に帰属するので、再版は禁止。セミナー資料などで使う場合は事前にご連絡をお願いしたい。

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ニュースレターで業績を伸ばすために。