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「不可能」の文字を本当に辞書から消した K 社長

すぐに落胆したり、がっかりした気持ちが顔や態度に出やすいタイプのリーダーは、それを直すべきだろう。何が起きても平然としていられる自分を開発しよう。ナポレオンもこう言っている。

「決して落胆しないこと。それが将軍としての第一の素質である」

なにかあるたびに部下はリーダーの顔をみる。それがとっさの本能だ。リーダーは部下から見られることを想定し、いつも泰然自若、余裕の表情で戦局をながめていよう。慌てふためくのは一人のときにしよう。

ナポレオンのもうひとつ有名な言葉に「余の辞書に不可能の文字はない」というのがある。不可能(できない)という言葉を決して使わないし、周囲にも使うことを許さなかったナポレオン。これもリーダーとして大切な心得といえよう。

「車検のコバック」をつくった小林憲司社長の辞書にも不可能の文字はない。「ふかなさけ」のつぎにくるべき「ふかのう」が飛ばされていて、「ふかひ」がくる。なぜなら「ふかのう」の文字をマジックで消してしまったからだ。

遠くからでもすぐにわかる看板、ドライブスルーの店舗。次々と車が飲み込まれていくマクドナルドのお店をみて、小林憲司社長は「車検業界のマクドナルドになりたい」と心に強く思った。シカゴにあるマクドナルド「ハンバーガー大学」まで見学に行った。

夢は大きいし行動力もある。父の反対を押しきって車検割引きのチラシを30万枚刷って配付するも問合せはゼロ。余ったチラシをポスティングするも無反応。失敗続きの二代目経営者と思われていた20代。自分の頭で考えるのをやめ、お客さんに答えを求める経営に変えた。

日本初の「車検専門センター」の開設や、コバック FC システムの料金設定もすべてお客様の声に従ったものだという。その結果、整備工場あたりの車検は年間354台という業界平均にあって、コバックの加盟店は平均で2,100台以上の車検を行うまでに成長した。顧客満足度も極めてたかく、コバックの顧客の大半がリピーターになるという。

本日現在、コバックの加盟店は460店舗。北は北海道から南は沖縄までコバックがある。業界最大規模であり、いまなお高い成長を遂げている秘訣はなにか。そのあたりは今月発刊されたばかりの最新著書に詳しく書かれているが、お客様第一主義や FC 加盟店と運命共同体で発展しようとしう真摯な姿勢に秘訣があるように思えた。

★「コバック伝説」(小林憲司著、幻冬舎)
http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=4884

明後日の6月22日(水)名古屋で開催する「がんばれ!ナイト」に小林 憲司社長が登壇されることになった。「がんばれ!社長」イベントでお話しいただくのは初めてのこと。
コバックや小林社長に関心のある方にとって、またとない機会になるだろう。
また、当日のもうひとりのゲストは、和僑会の創設者・筒井修氏である。小説「アジアの小太陽」のモデルであり、アジアビジネスの半生を語っていただく。

再現不能と思える今回のダブル講演、お見逃しなく。

★6/22(水)「がんばれ!ナイト」
http://www.e-comon.co.jp/session/?p=6938