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続・元気が出る!すごい制度

会社の数だけ独自の制度があってよい、そう思えるような各社各様の「すごい制度」を昨日お届けした。読まれた方からさっそく何人かメールを頂戴しているのでご紹介しよう。お一人目は、日本メーカーのベルギー法人で働くAさん(日本人女性)からのお便り。

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武沢さま、お身体が回復してなりよりです。

弊社では、チームビルディング(Team Building) を(予算があれば)年に一度開催しています。以前は自由参加だったのですが、参加率が悪い為に、行かない社員は会社で仕事をするのが義務になりました。

昨年のチームビルディングでは、午前中は野外活動班か屋内活動班と好きな方を選ぶことが可能で、午後は全員でドミノ作成をするというものでした。

添付の写真がドミノ作りの様子の一部で、社長やマネジャーもごちゃ混ぜの何チームにも分かれ、自分達でドミノのデザインを考え、一つ一つのドミノ牌(はい)を組み立て、各チームのドミノが繋がるようにし、最終的にスタート地点から最後までドミノが倒れるようにしなければなりません。「Start (スタートッ)!」の言葉で、たった一つの牌(はい)を倒し、次々に倒れていく様は、皆が皆、生まれて初めて作ったとは思えない見事なものでしたよ。ひとつでも牌(はい)が倒れると次々に倒れてしまう為、チームワークが絶対で、助け合い、知恵を出し合う、とても素晴らしいイベントだったと誰もが言ってました。夜はフランス料理のコースにクイズなどのイベント、音楽や踊りもあり、合宿なので、数人に分かれて同室での泊まり、翌日は朝食を取って解散、という2日間のコースでした。
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飲み会やリクリエーションのイベントを「チームビルディング」に変える企業が増えているそうだが、海外でも「チームビルディング」が盛んな様子。Aさんのメールには広い体育館でドミノづくりに励む外国人スタッフたちの画像が二点添付されていた。研修効果も期待できるドミノづくり、いいかもしれない。調べてみたら Amazon や 楽天市場でも「ドミノ牌」が売られていた。

もう一人は、「上司評価制度」を取り入れている栃木県のB観光株式会社(パチンコ店経営)のB社長のメール。

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社長に就任して10年になりますが、その頃から毎日「がんばれ!社長」メルマガを読むのが日課になっているBと申します。武沢先生とは同年代ゆえに、あえて武沢さんと呼ばせていただくことをお目こぼし願いたいと思います。武沢さんのメルマガは私にとって砥石のような存在でして、受信トレーに毎日投げこまれた砥石で自分の思想やら哲学やらを研磨している次第であります。実はこれまで一度も感想メールをしたためたことがなく、講座などにもお邪魔したことがないのですが、今回はご恩返しに一筆啓上つかまつります。弊社では、先代の社長(義父)の時代より、役職者総選挙が行われてきております。課長職以上の者は、直属の部下全員と、間接的な部下の一部から年に一度評価を受けます。評価表の項目は20個あり、平均点で70点以上取れない役職者は、役職罷免されます。過去10数年で3名罷免されておりますが、うち2名は二年以内に役職復帰しています。ちなみに役職者のなかには、私(社長)も含めた全役員も含まれますので、毎年真剣です。この制度は、先代社長が尊敬していたある外国人経営者の著書を参考にしたとのことですが、残念ながらその本のタイトルを知らされる前に父が他界してしまいました。逆に、その著書を武沢さんがご存知でしたら、お教え願えれば望外の幸せ。実は私も今月インフルに罹患し・・・(後略)

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おそらくその本とは、ブラジル人経営者が書かれたものではないかと思うが、もう一度私も確認しておきたい。

「チームビルディング」に「役職者総選挙」、今日はこの二つの制度をご紹介し、次号では「日経ビジネス」に紹介された幾つかの「すごい制度」をピックアップしてみたい。

<明日は「ウィークリー雑感」により、本稿のつづきは月曜日号に>