●昨日の午後8時、ビックカメラに立ち寄った。
5年間毎日フル回転で働いてくれた HDD レコーダーがついに壊れたため、家族の希望を聞き入れて「ブルーレイレコーダー」を買うことにしたのだ。
●チャンネル争いが激しいので、4チャンネル同時録画ができるものにした。本体の記録容量は500ギガとやや少なめの容量だ。しかし、録画用のハードディスクが外付けでき、そちらは2テラで2.3万円だったのであわせて購入した。8台まで接続可能なので、容量不足を心配する必要はまったくなくなったといえる。
●名古屋駅西にあるビックカメラが駅周辺客を独占してきたが、11月25日(金)に名古屋駅東側にヤマダ電機がオープンした。同社にとって中部地区初進出の店舗だけに力が入っているようで、ビックカメラへの闘争心丸だし。克明にライバル店の価格を調査し、「調査済み価格」のステッカーがあるものは実質上の最安保証をしている。
●当然、ビックカメラもそれを受けて立ち、価格競争は熾烈を極めているが、いずれヨドバシカメラもそれに加わることになるから完全に消耗戦に入った感のある家電業界。
●エコポイントの駆け込み需要があった昨年と比べ、どこも大幅に前年割れをおこしているようだ。
そのせいだろうか、お客だけでなく店員も少ない。
こちらは買いたいものが決まっているのに店員不在で買えない状態がしばらく続いた。
●接客中の店員に割り込んで私はこう言った。
「ちょっと、さっきから買う物が決まっているのに誰も来ない。誰か呼んでくれない」すると驚きの言葉が返ってきた。
「店員が少ないのは確かであります」そのまま私を見ることもなく接客を続ける店員。
●もう帰ろう!
そう思ったが、家族が新しいレコーダーを待っているだけにグッとこらえた。しばらく他の売り場を見て時間をつぶしながら情報を仕入れることにしよう。
●ハンディプリンター、スマホ、タブレット、デジカメ、ソニーの新型ゲーム機・・・、欲しいものがたくさん見つかった。それらを物色していたらちょっとした異変に気づいた。
バンコクの洪水の影響で、一部のプリンターやデジカメ、ハードディスクなどの生産がストップし「在庫切れ」になっているのだ。その影響で価格が高止まりしている商品もかなりあった。
世界はつながっているということをここでも思い知らされた格好だ。
●すごい、こんな便利なものがあったの?
これはいったい何に使うの?
というものもいくつか見つかって、結構楽しい時間になってきた。
たとえば、こちらのホームページにあるような商品は果たして何に使うのだろうかと思うが、一部の業界の特定の用途には大いに重宝されるはずだ。
★PrintDreams
→ http://diamode.blogspot.com/2011/06/blog-post_06.html
●そんな30分ほどを過ごしてから先ほどの場所に戻ってみたら一人のスタッフが空いていた。
まず、ビックリするほど値段が安い。価格コムで調べたネット通販の激安店と同じ値段である。これだけの大きい店を駅前に構え、社員を雇いながらネット通販と同じ価格で良いのだろうか。しかも実に懇切丁寧な接客をしてくれた。
●夜9時半、帰宅。
夕食のあと、レコーダーの据え付け作業を始めたがトンと分からない。
結局、家族全員で説明書片手にあれこれやってもラチがあかず、翌日、(つまり今日)近所の電気屋さんに来てもらうことにした。
●引き受けてくれた近所の電気屋さんとしてはいい迷惑だろうから、電気ストーブか何か注文しようと思う。安売りしたのは良いが、結局そのあと途方に暮れている人たちがたくさんいるはずだし、そこに不条理を感じた夜でもあった。
これでいいのか、家電業界。