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ウィークリー雑感

昨日号『創造性を促すには』の続き

締め切り間際になると創造的な仕事ができるというのは思いこみに過ぎない。むしろ、創造的な思考は時間に追われていない環境で生まれる、という論文を昨日号でご紹介しました。

たしかに、時間的プレッシャーがない状況で仕事をするのが理想です。
リーダーとしては、部下に時間的圧力をかけるような計画変更や気まぐれな職務の追加などは避けたいもの。
そうした努力を続ける一方で、現実はリーダー自身も顧客や取引先から時間的プレッシャーをかけられることが少なくありません。つまり、仕事と時間的制約とは切り離せ関係にあり、問題なのはその程度と、対処方法にあると思うのです。時間的に厳しい状況になったとき、リーダーであるあなたは部下にどう対処するのが適切なのでしょうか。

この論文では次のように述べています。

・厳しいタイムフレームが必要な理由を部下によく説明しておく

そうすることによって、自分の取り組んでいる仕事の重要性と緊急性を理解し、従業員は使命感を帯びてくれやすくなる

・従業員同士の一対一の共同作業や話し合いを促進し、義務的なグループミーティングをくり返すのを止める

参考:ハーバード・ビジネス・レビュー2003年1月号「時間的制約は創造性を高められるか」

さて、昨日号を読まれた方から、次のようなメールが届いています。

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アルベール・カミュの「シーシュの神話」を思い出しました。この話では岩を山の上まで持ち上げる刑罰で、山頂まで上げると下まで転がり落ちる。そこで再び持ち上げるという刑罰です。
ここで思い出したのは、シーシポスは同じように持ち上げる中に色々と喜びを見つけるような努力をすることで、刑罰のつらさを緩和できるものであったと書かれていたことです。
確かに、くだらない仕事を次々とやらされるという苦行がありますが、その中に個人的な興味を見つけてこなす努力も必要ではないでしょうか?所詮、実務は実務者しか完全にはわからないという自負も皆持っているものと思います。ですから、他人には(上司には?)理解に限界があると思い、自己変革を中心に据えるしかないのではないかと思いました。

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高山さん、ありがとうございました。

サイレント・ジャーニー(無言の旅)

言葉を中途半端に使えるものだから、言葉に悩む。いっそのこと、言葉を禁止してみたら・・・、今月の中旬、読者の新間さんが面白い旅行体験をされました。サイレント・ジャーニーという無言の一人旅です。

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こんにちは、しんまです。武沢さんはアメリカで言葉が通じないもどかしさを体験されてきたようですね。私の特殊な旅行体験もシェアしてみたいと思います。以下、私のメルマガより。

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「サイレント・ジャーニー」って何?
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いやはやすごい体験がおきました。お喋りの大好きな自分にとってはすごい体験です。

14時05分
私は司会もしているのですが、ウエディングのための打ち合せが延びたため予定の電車に乗れず、一本後の国府津行きに乗車し ました。先程携帯が鳴りましたが、喋られないので出られません。

14時29分
いよいよ鎌倉到着です。

14時40分
鎌倉着、無言でコロッケを買うことに成功! 指差しだけで何とかなりました。そして江の電改札近くのお気にいりの喫茶店  RONDINOに入り、メニューの指差しでブレンドを注文。さらに、時間をおいてショーケースの指差しで洋梨のタルトを追加。

言葉を使えば簡単な事なのに、自分の意思表示ひとつひとつにすごく思い切りが必要でした。いきなり凄い体験が始まっていま す。ウエイトレスの方が私の目を見ながらコーヒー用のミルクを下げてくれた。気を使ってくれているのが、ちょっと心苦し  い。

17時44分
鶴岡八幡へ参拝。観光地ということもあり、雨のなか英語で外国人を案内している人も見受けられました。今日の私が彼らを案 内をするとしたら、身振り手振りで参拝の仕方を示すのが精一杯だったことでしょう。ただこの方法ならば、相手の言語はどこ でも構わない。詳しい内容は伝えられなくても、万国共通で一定レベルなら伝えられるボディー・ラングェッジって最高のアイ テムだ

17時59分
お店での自分の意思表示に苦労した今回の旅ですが、ある場所だけは全くそのストレスを感じなかった。その場所とはコンビニ だ。

会話の少ない希薄な人間関係の人にとって、楽に買物が出来る場所だとも言える。本当の接客を学びたければ、コンビニは不向 きだと言うことが分かった。

今帰りの電車の中です。今日は結局S君と合流できなかったが、一人だったからこそ全てが自分に返ってきて多くの気付きを得 られた。

「ティーンズ応援団長シンマ」 こと 新間竹彦

メールマガジン「君らへ」http://www.mag2.com/m/0000104107.htm
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しんまさん、ありがとうございました。

稲井未来さん発行の人気メルマガ『セカンドクラスの添乗員』が本になりました!

稲井さんからのコメントです。

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添乗ほど素敵な仕事はない。笑えない手配ミスも、お客様との手に汗握る攻防も、突然やってくる前代未聞のトラブルも、添乗の醍醐味。だって、私は人が大好き。切り開くことが大好き。ずっと抱きしめていたい大切な添乗の思い出が詰まった「セカンドクラスの添乗員」です。ぜひ、本のページを開いてみてください。

メルマガ「セカンドクラスの添乗員」
登録  http://www002.upp.so-net.ne.jp/mikuroom/
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・所有感のある目標設定の方法とは?
・違う機能をもった部署にお互いに協力させる方法とは?
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<開催要項>

日時:2003年3月12日(水)
場所:TEPIA  http://www.tepia.or.jp/flash/intro/map.html
費用:2万円(税込み)
定員:限定18名(定員になり次第締め切らせていただきます)
詳細: http://www.managementcoach.net/news/news20030312_html

<お問い合わせ>
マネジメントコーチ・ネットワーク社(担当:船木香)
連絡先:kaori@managementcoach.net