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読書は戦略だ

●仮にあなたの名刺に「読書家」という肩書きを加えるとしよう。
それにふさわしい読書の量や質とはどのようなものになるだろうか。

先日発売されたばかりの『読書習慣のルール』(松本幸夫著、明日香出版社)によれば「読書家」の定義はこうだ。

・年間100冊以上の本を読んでいること
・名著、古典、ベストセラーなどに一家言あること
・読書家としての自覚をもつ
・本を理解する。本の中味はもちろん、著者がなぜこういうことを言うのか、自分なりにわかろうと努力する

そして、自分は読書家だと公言してはばからないことだという。
こうした「読書家」の条件を満たしていくことがあなたを読書好きにし、人生を彩り豊かなものにしていくと著者は語る。

読書が習慣にならない方におすすめの一冊である。

★『読書習慣のルール』
→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=2957

●私はもっと本好きになりたいとは思うが「読書家」を公言するつもりはない。なによりもまず、上記のハードルに遠くおよばない。
読書量は半分程度(年間50冊ほど)。それに名著・古典に一家言もっていないし、ベストセラーの類はめったに読まない。

そんな私が「読書家」を公言して、むずかしい質問をされてタジタジになるくらいなら、「読書家」を友にもって毎月一回酒に誘うほうが幸せだ。

●そこで、今日の提案。「読書家」を友にもとう。

あなたの回りにいる「読書家」をみつけだそう。仮に上記基準に満たなくとも、あなたよりたくさん読んでいたら「読書家」と認定しよう。

●また、「オタク読書家」と酒を飲むのも楽しい。

先日は「北方謙三」オタクと出会った。彼は北方の全著作を所有し、もちろんすべて読んでいるという。北方作品のベスト3は何かと聞いてみたら、5タイトル以上も出てきて困った。

そのなかで上位にあった『抱影』(比較的最近の作品)を帰り道に購入した。まだ未読なので『抱影』がどういう作品か分からないが、書友との出会いは本との出会い。人生を変える可能性がある。

●余談ながら、私のなかで北方といえば、開高健と並ぶ人生相談の名士である。いかにもハードボイルドな珍?回答が若者に受けているのだ。

★北方の人生相談(たしかに個性的なアドバイスばかりだ)

→ http://media.excite.co.jp/book/news/topics/059/p01.html

●先週は、札幌で強烈な「オタク読書家」とお会いした。

その人は佐藤等さんで、佐藤等公認会計士事務所の所長であり、札幌屈指のビジネスネットワーク・「ナレッジプラザ」の代表でもある。

★佐藤等公認会計士事務所 http://www.satou-cpa.jp/
★ナレッジプラザ http://knowledge-plaza.biz/index.html

●極端なことをいえば、佐藤さんはドラッカーしか読まない。

もちろん本業の会計に関する専門書や話題の著作には目を通されるはずだが、今なおドラッカーから学びつづけておられる。あえて他のビジネス書を遠ざけるのは「混じるから」だという。ドラッカーの言葉に誰よりも忠実たらんとする覚悟がうかがえる。

●その結果、「ドラッカー学会」(代表:上田 惇生氏)のイベントやセミナー講師として全国で活躍されるようになり、最近、立てつづけに三冊の著書をものにされた。

それは、『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)思考編・行動編・チーム編の三部作で、合計18万部を売って今なおセールスを伸ばしている。

●そのきっかけになったのは10年前。
友人7人とドラッカーの『経営者の条件』の輪読会をしたことがきっかけだった。
ドラッカーに魅了された佐藤さんは、その本にある「成果を上げる能力5つの条件」に目をつけた。

それは次の5つだった。

1.時間を管理する
2.貢献を重視する
3.強味を生かす
4.重要なことに集中する
5.成果のあがる意志決定をする

●特に4番目の「重要なことに集中する」に注目した佐藤さんは、自分にとって何が重要なことなのか懸命に考えた。そして導き出した結論が、「ドラッカー」だった。ドラッカーに集中しようと思ったという。

<あすにつづく>