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自社を復興させよ

●「15キロ減量した」と書いたところ、たくさんの反響が届いた。
友人のOZさんからは今朝電話が入り、「やせる気持ちをキープできている理由はなに?」と聞かれた。

私は「ホットヨガの先生が気に入っているから」とジョークで答えたのだが、彼は、「なるほど!それは大切です。さっそく僕も今日からホットヨガに行きます」と言っていた。

●昨日、東京のセミナー会場でお会いしたある方には、「やせすぎで武沢さんらしくない。もっとコロコロしていたほうがいい」と言われた。太ってもやせても人はその都度、いろんなことを言う。

「武沢さんはやせることが何より大事です。その調子でこれからも!」と激励し続けてくれるのは親友の元ちゃんだけか。

●さて今日の本題。

「どうすればいいんだろう。今年の売上げのメドが立たない」と、関西にある住宅会社の社長がこぼす。

震災の影響で住宅部材の生産が追いつかず、今着工している住宅の完成引き渡しが来年になってしまうという。

極端な話、給湯器ひとつ間に合わないだけでも家は完成しない。だから今年はお金が入ってこないかもしれない。過去のどんな不況でもここまでひどくはなかったと表情が硬い。ある意味で、日本中が被災地の様相だ。

●「戦後の焼け野原から復興したときも、きっとこんな状態から始まったのでしょうね」と住宅の社長。

どうやって売上を作っていけばよいのだろう。それに、当面の資金繰りが不安で夜も安眠できない状況だろう。

●そんな時は二正面作戦が必要となる。

一つは短期的な資金手当。しばらくの間はこれでやっていけるという安心感をもちたい。銀行や公的機関にアプローチし、必要な資金調達をしておこう。

●もし銀行や公的機関から借りられなくなったらどうするか。
商工会議所などにある経営相談窓口に行って相談しよう。あるいは、事業再生の専門家に会いにいって、まずは無料相談にのってもらおう。

事業再生家の出番は、倒産直前なのではない。
銀行からお金が借りられなくなったり、社会保険や税金の支払いが滞るようになったときが彼らの出番なのである。早めに相談して、まず気持ちだけでも軽くなることが肝心だ。

●もう一つの作戦は黒字体質づくりである。キャッシュアウト、つまり資金流出を止めて、資金流入の流れに引き戻すのだ。

まず、今日一日のコストを把握しておこう。月間経費を22日で割れば一日の経費がでる。
それを上回る粗利益を今日稼ぐことができているか?毎日それをチェックし、日計表に記録を付けていこう。週合計で勝ち越し(3勝2敗)を目指すのだ。

●確実に黒字がでる状態になるまで、社長みずから毎日日計表をつけてから帰る。その日課は、仕事を作って売上げを作るんだという決意を日々新たにするためである。そうすれば、自ずと知恵もわいてくるし、情熱もたぎってくるものだ。