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ある実験

●ある減量指導者がテレビに登場した。メディアにはめったに出ない人のようで、聞き慣れない名前と顔だった。
しかし彼の指導実績がすごい。一回一時間のトレーニングを週2回やるだけ。たったそれだけでダイエット成功率100%、リバウンド率ゼロだという。減量に成功した人たちの写真が次々に紹介されたが、いずれも別人のように肉体改造していた。

●お笑い芸人が氏のトレーニングを大げさな表情でこなし、笑いを取っていた。
翌朝、氏のホームページにアクセスしようとしたら、サーバーがダウンしていた。Yahoo!検索急上昇ランキングでも総合一位になっていた。
月間指導料40万円超という氏の個人レッスンにも注文が殺到したことだろう。

●「中部和僑会」の幹事会でその話題をしたところ、横におられた通販指導日本一の白川博司先生がこう言われた。

「機を見て敏であらねば通販では成功しない。マスメディアとネットとは相互に依存しあっている。マスメディアが次に何を取り上げるかという情報を先回りしてネットで待ち構えていないといけない」

●そこで私は、集まっていた10数人のメンバーにこう問いかけた。

「1月17日(月)の夜、NHKの『クローズアップ現代』で和僑会が紹介される。 “チャイナドリームを追いかけて” という副題で中国ビジネスでがんばっている起業家たちが紹介され、その後半で和僑会が取り上げられる。昨年11月の沖縄アジア大会の様子も放映されるそうだ。それを先回りするとしたら何ができるだろう?」

●「・・・」 皆、押し黙っている。
白川先生が業を煮やして発言した。

「テレビ放映の最中から『和僑会』や『チャイナドリーム』といった言葉でネット検索されるでしょう。検索結果が出るページの一番上にあなたの会社が出るようにして、あなたのホームページに誘導すればよい。広告が表示された数と、実際にクリックされた数はリアルタイムで分かるので予算に応じた広告管理もできる」

●「・・・」 中部和僑会の幹事にはあまり興味のない話題だったのか話に乗ってくる人がいない。

だが、私はピーンときた。

一番良いのは、和僑会本部(和僑総会という名称)が広告主になってグーグルアドワーズに出稿することである。和僑会のホームページのトップに「和僑会情報メルマガ」を持ってきて、そこに登録させるように誘導すれば、興味がある人の多くがメルマガ登録するはずだ。

●だが、広告費用が発生する。効果は不確定であり、事務局長が一存で決められる問題ではあるまい。三日しか猶予がないので、今回は私なりに小さく実験してみようと思った。

「白川先生、そのアイデアをいただきます。さっそく1月17日から5日間だけそのやり方で『がんばれ社長!』が広告出稿いたします」

●翌朝、私は朝一番でグーグルアドワーズへの出稿手続きを終えた。
初めての経験だったが意外に簡単にできた。

一日の広告予算の上限額は3万円にした。掲載期間は5日間。つまり、最大で15万円を投じて、メルマガ読者を増やそうというわけだ。

その時の広告原稿がこちら。
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和僑会情報 メルマガ
『がんばれ社長!今日のポイント』 起業家や経営者が読む日刊メルマガ
http://www.e-comon.co.jp/magazine/index.html
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登録した検索キーワードは

・和僑会
・和僑
・チャイナドリーム
・宋文洲(番組に登場する経営コンサルタント)
・海外起業
・海外進出

とした。

その日の番組内容がこちら。

★「クローズアップ現代」 チャイナドリームを追いかけて
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2986

果たして結果がどうなるか、1月17日の夜が待ち遠しい。

●さて、ここで質問。

この日に集まったアクセス数及びクリック数、メルマガ読者増加数は何名か?あなたなりの予想をしてみてほしい。正解は明日。