●「私にはそれが出来ない」と言う人がいる。
たとえば、
・私には早起きができない
・私は日記が続かない
・私は禁煙ができない
・私は酒がやめられない
・私は人前でうまく話せない
という具合。本人がそう決めつけてしまっているのだ。
●それは他人事ではない。
私も出来ないことがたくさんある。特に次の二つに関しては、「たぶんずっと出来ない!」と信じてきた。
一つは、1冊の手帳を一年間使い続けるということ。マンダラ手帳の松村先生に叱られそうなので黙っていたが、実は一度も通年で使い続けたことがない。
一年のどこか途中で集中力が途切れ、手帳をしばらく使わなくなる。
もちろんスケジュール帳として最低限の利用はするものの、ほとんど見ないから誰かとの約束を忘れていたこともある。
その結果、無目標のような状態になり、メルマガや号外原稿など最小限の仕事をこなして安心してしまう。そこからが明日のための仕事なのに。
●もう一つは前もって決めた時間割に沿って一日を過ごすことが出来なかった。
起きる時間、出社する時間、仕事の時間割、夜の過ごし方、寝る時間など、時間割を決めてそれに従うことが苦手だったのだ。
我ながら「なぜ守れないのだろう?」とあきれる。そんなとき言い訳めいているがこう自分に答えた。
・・・以前に決めたことはすでに古い。今の私が一番新しいので、今の私の気持ちに従う。それが最善だ。
・・・
そうして、約束や目標を平気で反故にした。だから、次に何かの約束や目標を決めても心のどこかで「またどうせやらないだろう」と思っていた。だから、できなかった。
●「私には自信がある。だが、私は自分が決めたことは守れない。それでも私は成功する」と思ってきたのだがそんな都合のよい話はない。
それこそ、最も自信のない人の考え方である。
今の私の考えはこうだ。
「私は自信がある。自分で決めたことは何でも守ることができる」。
●「トップ本来の仕事は、昨日と違う明日を創りだすこと」とドラッカー。社長が日常業務だけやって仕事をやった気になっている会社には未来がない。
自信の有無は人生のすべての面に影響をおよぼす。
食事や飲酒、運動、読書、金銭管理、ひいては会社の業績にまで社長の自信が影響する。
●だから克己心を養おう。
それは、弱い自分(自信のない自分)を克服し、真の自信を身につけることだ。
それには新しくクリエイティブなルーティンが必要だろう。ツールもあれば便利だ。
私はツールとしてマンダラ手帳を選び、それを自信強化に役立てている。できれば、それは辛く苦しい方法ではなく、楽しく明るく美しいやり方が良い。コンセプトは「ウキウキと克己心を養う」でいきたい。
<手帳術については明日につづく>