●人気図書『the wish list』を書いたのは女性作家バーバラ・アンさん。彼女の最近の作品『14,000 things to be happy about.』がなんと100万部セールスを記録している。
●バーバラさんは幾つもの博士号をもつインテリ女性で、本職は辞書編集者。辞書を編集するようにコツコツと人生で幸せを感じると思うできごとを20年間にわたって綴ってきた本である。
最初は彼女が小学校6年生のとき一冊のノートにむかって書き始めたのがきっかけ。やがて願望のノートは2冊めになり、3冊めになり、パソコンのファイルになり、ついにこの一冊の本になった。どなたかこの本を訳してほしいものだ。
★「14,000 things to be happy about.」
→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=2623
●こちらの「the wish list」には訳本「4001の願い」があるが、残念ながらすでに絶版となっている。もしネットで中古本が1000円以下で売っていたら入手されることをおすすめしたいし、出版社には是非、増刷をお願いしたいものだ。
★英語版「the wish list」 → http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=2622
★翻訳版「4001の願い」→ http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=2624
●余談ながら、13年前に『the wish list』を発表した時には独身だった彼女だが、今はどうなのだろう?
念のために調べてみたら、彼女の画像がWEBにアップされており、その美人ぶりに驚いた。「お金目当てに結婚する」「いびきを直したい」というお茶目なWishがある人とは思えない美貌である。
★バーバラさん→ http://www.thingstobehappyabout.com/bungalow.php
●夢を書くことの大切さを説く人はたくさんいるが、実際に14,000項目もの具体的な夢を書き出している人は彼女以外に私は知らない。
そういう意味ではギネス級の存在といえるだろう。まずは、彼女を見習って自分自身の夢をたくさん書き出すことを始めよう。
●書き尽くしてしまった夢を自分自身で客観的に見つめなおし、それを分類・整理するという至福の作業をやった人が何人いるだろうか?
面倒になって途中でリスト作りをやめてしまう人が多いのは、先々の夢を書き出すより、目先の問題を片づけるほうが大切だと思ってしまうからだろうが、それでは木を見て森を見ない結果になりはしまいか。
●私は29歳のときから【Wish List】を書き始めた。その頃の私の夢はその年代として至極当然のものだったと思う。
・豪邸に住みたい
・高級外車を乗りまわしたい
・ヘリコプターで日本中移動したい
・会社を作って大会社にする
・美人秘書を雇う
・ファーストクラス、グリーン車に乗りたい
・億万長者になりたい
・幸せな家庭をつくりたい
・一人でも寿司屋に入れる大人になる
・竜馬のように日本中を飛び回る
・・・etc.
●今まで書きためてきた【Wish List】の総数は2400個あるが、かなり重複しているので、正確には2000個程度だろうか。
最近の10年間は毎年、その年限定の【Wish List】も作るようにしている。つまり、【マスターWish List】と【20__年度 Wish List】の二つのファイルが存在する。何か思いついたらとにかく【マスター】の方に入力する。その際、一年以内にやりたいと思ったものは20__年度版のファイルにも入力する。この作業を今年年末からiPadで管理しようと思っている。
●ひらたくいえば、【Wish List】の成長がその人の成長である。
10代、20代のころの【Wish List】と比べてみて、今の方が充実していれば良いが、リストのクォリティが全然変わっていないとしたら成長していない証だ。
●では何をもって【Wish List】の成長と言うか?
何をもって【Wish List】のクォリティと言うか?
そこが問題である。それを解く鍵は日本にあると私は思う。
<来週につづく>