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タイ旅行記

●この週末はチェンマイで過ごした。

バンコクから飛行機で北へ1時間飛ぶ。夏は暑く冬は寒い盆地だが自然が豊かで空気もきれいな観光地としても人気の街。
その魅力はいくつかあるが、物価の安さや、ビルマとの国境に近いことから文化が入り交じり特有の街なみが形成されていること、渋滞がないのでイライラしないこと、色白美人が多いことなど、魅力は尽きない。

●タイは「微笑みの国」といわれるが、最近バンコクでは笑顔が減りつつあるという。だがここチェンマイに来ると、自然な微笑みがたくさん残っていて、目が合えば微笑んでくれるのでこちらも自然に笑顔になる。
現地のガイドさんいわく、バンコクよりチェンマイの人の方が5倍優しいそうだ。それに美人の産地として有名なチェンマイだが、美女コンテスト「ミスタイランド」40年の歴史のうち半分がチェンマイとチェンライといったタイ北部出身者がグランプリを取っているという。

●さて、私は今、バンコク郊外にある水上マーケットに向けて移動している。
市内はタクシン派・赤シャツ軍団の抗議行動のせいで交通規制が入り、月曜日の朝だというのに渋滞がほとんどなかった。
郊外へ向かう片道3~5車線のラマ二世通りは国道。エビなどの海産物を運ぶため、塩水をふくんだ粘りけが出て雨が降ったらよく滑り、トラックの横転事故が多い道らしい。その道を時速110キロでかっ飛ばす。

トヨタ12人乗りのコミューターに櫻井さん(ネバダ観光)とガイドさんと運転手と私の4人。道路は舗装してあるが、やたら車がバウンドしてノートパソコンの画面が激しく上下に揺れる。

●水上マーケット見物4時間のオプショナルツアーは、車の貸し切り代や日本語ガイド費用をあわせて3000バーツくらい。1バーツが約3円なので、9000円ということになる。
ガイドさんは日本でも仕事をしていた経験がある50才くらいの男性のAさん。車内では様々なタイ事情が聞くことができた。

●小乗仏教がしっかり残っているタイでは、国民の95%くらいが仏教徒。
出家する人も多いが、日本の出家と少し違うようで、かつてタイの男性は、結婚するまでに一度はお坊さんにならなければならない決まりがあったという。今もそれを守る人が多く、秋の収穫が終わってから3ヶ月程度が出家ラッシュになるそうだ。

●小乗仏教は戒律が厳しく、出家に際しては剃髪するのはもちろんのこと、227個の戒律を守る。
異性の体に触れることはできないし、食事は朝と昼の二回。午後からは何も食べないし、酒を飲むなど論外だとか。夜はかたい布団で眠る。
出家して尼さんになる女性も少しはいるようで、その場合は310個の戒律を守ることになる。

●1ヶ月出家、1週間出家、3日出家など期間も自由で、中には悪習間を経つために出家する人までいるそうだ。それが正しい出家なのかどうかは別にして、仏教と生活が密接な関係にある。

あ、では水上マーケットへの船乗り場に到着したのでここで筆を置く。

<お詫びと訂正>

先週の金曜日号でバンコク在住の岡範子さんが経営されるカルチャーセンターの名称を間違ってお伝えしました。
正しくは、「ボイスホビークラブ」です。
ちなみに法人名『VOICE (Thiland) CO;LTD』です。お詫びして訂正させていただきます。

余談ながら金曜日の午後、岡さんがパーソナリティをつとめるラジオ番組のゲストとして収録に参加してきました。
少々緊張しましたがバンコク在住の日本人の方に「がんばれ社長!」と「和僑会」をアピールしてきました。