■反響多数
昨日号でフェイス総研グループさんの事例をご紹介しました。社員に再三再四にわたり日報提出をもとめても出なくて困っていた小倉社長が、窮余の一策を講じました。
それは、日報を集めるための『日報担当者』を一名置いて、日報が出なかった社員に毎日内線電話で「取材」して日報を代筆させる。その結果、担当者のことを可愛そうに思った社員たちが反省し、全員から日報が出るようになった、というお話しです。
私は「これこそが約束を守らせるリーダー」の仕事だ、と賛辞をおくりました。
それに対して、「お見事ですね」「その一体感がすでにすばらしい」など肯定派の意見が寄せられたのは想定通りでしたが、ほぼ同数の否定派・懐疑派の意見も届いて、私をビックリさせてくれました。
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中国で経営コンサルタントをやっていますHと申します。今日の小倉社長の会社の事例を読んで、「他人に迷惑をかけない」という企業風土がまず出来上がっているから成立する話なのだろうと思いました。
そうした組織風土を作る前にこちらの中国企業でそれをそのまま真似しようものなら、絶対うまく行きません。次の日から日報担当者が全員の日報を書くことになったりします(苦笑)。
「他人に迷惑をかけない」という組織風土を作るために中国企業の一部でどうしているかをご紹介します。
工場の作業員(内陸から出稼ぎに来ている中卒の女性です)は、5人くらいのグループになり毎日仕事後に10分程度当日の仕事について話し合います。
これをきちんと継続させるため、一人の女性を専属で用意し次の日の10時までに2000人程度の作業員が前の日に話した議事録を集計しています。従業員の素質として「素直であること」「向上心があること」「他人に迷惑をかけないこと」を要求しているので、どの班も朝の8時までにはちゃんと議事録を提出します。
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IT企業を経営していますMと申します。
日報担当者を置くというお話ですが、もし全国の会社の社長がそれと同じ事を真似し始めたら大変だと思ってメールしました。
当社でもかつて同様なことを行って、担当者が困っていたからです。
でも、日報を集めるのは重要な仕事であることにはかわりないですから、日報が集まるシステムを独自に構築することにしました。
もともと、当社の場合は、書かせることが大変だったというよりも、紙で集めたり編集したりするのが大変でした。毎日やっているとかなりのストレスになります。やらないと帰れませんし。
出してくれない、書いてくれない人がいると、その人は他の仕事も手に付かないし帰れません。だから、紙で集める仕組みはそもそもダメなんです。
「嫌でもやるのが仕事」というより、空しい仕事に人を貼り付けることのほうが罪だと思います。
そこで当社ではウェブで日報を登録できるようにしました。これを社内管理システムに付け加えました。このシステムには毎日ログインするのですが、もし日報を書いていないと「書いてない日数」がカウントアップされます。そして、それは全員が見ることができます。
なので、書いてない日があっても注意しません。書くように促すこともほとんどありません。自己責任ですし、どうせ書かないならたいしたことがないのでしょう。それもまた評価されます。
むしろ、これにより劇的に効率化されましたし、基本的にみんな書きますし、誰が何を書いたのかも全部見れます。見て欲しいから書くという人もたくさんいます。現在のところ、この自主性をベースとしたやり方で困ったことは一度もありませんし、不満もありません。
「システム化できないならアナログでやりなさい」といえなくもないのですが、個人的にはシステム化できないならやらないほうがいいんじゃないかというのが私の意見です。自分がそんな担当をやらされることになったらとぞっとしますから(笑)。
フェイス総研さんの中でやられて成果を上げたお話しは参考になりますが、それを鵜呑みにして真似される会社が出ると危険だと思いメールしました。
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<武沢より>
Hさん、Mさん、ご意見参考になりました。
私の気持ちの中に、「嫌でも何でもやらせ切るのが社長の力仕事」というのがあり、その点においてフェイス総研さんの事例は素晴らしいと思って紹介しまし
た。しかし、それを受け入れる組織風土が前提に必要ですね。こうした豪腕な力業も信長の奇襲作戦のように一生に一度だから功を奏するのかもしれません。
賢明な小倉社長は、すでにそうしたことを承知の上とは思いますが真摯なご意見ありがとうございました。
■沖縄の方、集まれ! 久しぶりに沖縄で講演します。
「沖縄和僑会セミナー」 日時:1月22日(金) 19:00~
演題:今こそ力強く顧客創造を!顧客創造計画書の作りかた
講師:武沢 信行 (有限会社がんばれ社長 代表取締役)
場所:株式会社海邦総研会議室
会費:3,000円(一般参加者)
※沖縄和僑会の会員は、セミナー無料、懇親会費:1,000円
<レジメ>
1.顧客創造の必要性
2.会社経営の中における顧客創造活動の位置づけ
3.中小企業は思いっきり『偉大ゾーン』で勝負せよ!
4.顧客創造の考え方と顧客創造計画書の作り方
5.やる気の出し方・出させ方
・やる気(モティベーション)のみなもとはどこか
・相手が得られる利益に関心を集中する
・10年間のSMIビジネスで学んだこと
マイヤーズヒストリーと100万ドル成功計画
・すべての始まり、それはWish Listの書き出し
・大切なのは熱狂的状況をつくること(熱狂を支える名言の数々)
どなたでもゲスト参加可能です↓
http://www.oki-wakyo.com/event.html
■新春スペシャル「がんばれ!ナイト」開催決定!
☆★☆ 2010年1月27日(水) 東京・八重洲 ☆★☆
音楽を通してビジネスピープルをモティベートする感動のライブ!
ご家族や社員と一緒に、大きめのハンカチを持ってお越し下さい。
新春スペシャル「がんばれ!ナイト」
http://www.e-comon.co.jp/ganbare_Concerts.php
・日時:2010年1月27日(水)
・時間:18:00~20:00(受付開始:17:30)
・会場:東京建物八重洲ホール
http://www.tatemono.com/hall/index.html
東京都中央区八重洲1-9-8 ヤエス メッグビル地下
・対象者:1.生きる喜びとやる気を注入したい方
2.すこし疲れ気味の人
3.障がいをお持ちの方とそのご家族
・参加費用: 前売り:3,000円(税込み)
当 日:3,500円(税込み)
・定員:100名
※オリジナル曲『がんばれ社長!の歌』と『ブロガードリーマー』の二曲入りCDを会場にて1,050円で販売します。
★スペシャル「がんばれ!ナイト」詳細と申込みはこちらから
→ http://www.e-comon.co.jp/ganbare_Concerts.php
■2010年 東京オープンオフィスサパーの日程が決まりました
「がんばれ社長!」の読者ならどなたでもノーアポでお越しになれる
「がんばれ社長!」東京オープンオフィスイベント。
毎回夜開催で、2010年日程は次のようになりました。
・ 2月10日(水)
・ 6月 2日(水)
・11月16日(火)
いずれも午後6時30分開会、9時頃閉会、時間中の出入り自由
場所:東京都港区 西新橋3-15-8 虎ノ門デュープレックス リズ 1503号
有限会社がんばれ社長 東京オフィス 電話:03-3433-7681
・費用はもちろん無料です。
何か一品ご持参ください。特に歓迎したいのは、ワイン、シャンパン、ビール、総菜、珍味、寿司、スィーツのいずれか。
当方では紙コップと紙皿を用意してお待ちしています。
■マンダラ手帳&本革カバー
まだまだ売ってますよ!
http://ganbare.pk.shopserve.jp/SHOP/259101/list.html
来年は「がんばれ社長!」としてマンダラ手帳にはさんで使うリフィルを開発します。
第一弾製品は「Wish Listマネジメント」になる予定。新年早々、手帳メーカーの方と打ち合わせに入ります。
■2010年 「がんばれ!ナイト」日程決定!
今年から始まった「がんばれ!ナイト」。今年は東京で14回開催、名古屋、大阪、広島で各一回開催と合計17開催しました。来年は次のような予定です。
<2010年開催>
・1月15日(金)「一瞬で脳を変える伸びる化」
<ゲスト講師> 株式会社ライフマート 苗木邦王会長
・・・新著に込めた思いを90分で語ります
・1月27日(水) 新春スペシャル「がんばれ!ナイト」
「がんばれ社長!」渡辺知子音楽一座コンサート
・2月24日(水) 「目指せ!認定企業」
<ゲスト講師> 株式会社目標管理トレーニング 加藤社長
・・・保証協会枠の保証枠を増やす
・4月09日(金) 輪読会 課題図書 未定
<講師> 武沢 信行
以下、日程のみ決定で内容は未定
・5月18日(火)・6月26日(土)・8月19日(木)・9月15日(水)
・10月05日(火)・12月21日(火)
【東京以外での開催】
・3月18日(木) 「がんばれ!ナイト」in 名古屋
・5月13日(木) 「がんばれ!ナイト」in 静岡
・6月21日(月) 「がんばれ!ナイト」in 福岡(日程変更しました)
・・・栢野(かやの)さんとのコラボナイト
・7月14日(水) 「がんばれ!ナイト」in 札幌
・9月09日(木) 「がんばれ!ナイト」in 大阪
※対象者:「がんばれ社長!」読者であればどなたでも。
来年もがんばって3,150円で一年通します!
熱くて濃くて 二次会より安い「がんばれ!ナイト」
申込みはこちら → http://www.e-comon.co.jp/training_show2010.php