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お金と仕事の関係

●読売ジャイアンツが7年ぶりの日本一に輝いた。

7年前といえば、松井秀、清原、高橋由、仁志、二岡、江藤、上原、桑田、岡島など、まるでオールスターのような顔ぶれだった。

●今年は、坂本、松本、亀井、阿部、小笠原、ラミレス、谷、内海、高橋、グライシンガー、ゴンザレス、オビスポ、山口、越智、豊田、クルーンなど、ネームバリューでは7年前より劣るように思う。

だが、選手層の厚みとチームとしてのまとまりに富む今年の方が明らかに強かったのではないだろうか。
他の11チームを応援している方々には申し訳ないが、自分のひいきのチームが日本一になるということは、非常に気分が良いものだ。

バンザイ!

●それと似た感情だが、自分が取引している会社や個人が勝者になると気分がよいものである。

たとえば、いつもお世話になっているコンサルタントの先生がやがてビッグネームになり、書いた本もベストセラーになっていくということは、我がことのように気持ちがよいものだ。

●だれもが行列ができる店でラーメンを食べたいとは思うが、店内に誰もいないお店には行きたくない。お客は勝者と取引したがるものであって、できれば敗者には近づきたくないのだ。

●ということは、勝者になるまでの間は、敗者のように振る舞うのではなく、勝者のように振る舞わねばならないということだ。

「振る舞う」とは、ミエや虚勢を張るということではなく、誇りと信念をもって見込客と接するということである。

●敗者は「お金のためにその仕事がほしい」というオーラを全身から発している。その結果、お客に不審がられて仕事はもらえなくなる。

「当社と取引すればあなたはきっと満足する」という誇りと信念があれば、自分のお金のためではなく、相手のゴリヤクのために仕事を提案することができる。

●「お金のためにその仕事がほしい」という人は、オーラで分かるだけでなく、価格設定のポリシーもない。必要以上に高い値付けをして、過剰なまでに「あれもできる、これもできる」とオーバートークをする。ホームページの売り込みも延々と縦長スクロールで顧客や第三者の著名人の推薦文を載せている。

その逆に、必要以上に安い値を付けて受注することもある。後から、「こんな値段では貧乏ヒマなしだ」などと愚痴をいう人がそうだ。

●その仕事で得た売上げが自分の生活費になるとか、社員の給料や仕入れの支払代金に回るなどのアテをもって営業に出むいてはならない。

あくまでも純粋にお客のゴリヤクを願って誇りと信念をもって仕事をプレゼンすべきである。

トップの経営理念や営業方針が問われる場面である。

がんばれ社長!