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常州レポート

皆さん、こんにちは!がんばれ社長の武沢です。

先週、中国・常州市に行っていました。前回は上海APECの頃の訪問でしたので、8か月ぶりになります。上海から高速道路を北上して2時間。この街は観光ガイドブックにもめったに登場しませんが、何と人口350万人を擁する大・工業都市なのです。それでも中国国内では中堅都市になるそうです。

この常州は豊穣な長江デルタ地帯にあり、古くから米と魚の街と言われてきました。海には面していませんが揚子江からほど近くにあって、おいしい淡水魚が沢山とれるのです。この常州も1992年、国務院に許可された国家クラスのハイテク産業開発区となってからは劇的な大変貌を遂げつつあるのです。

常州開発区は、政治的な理由によって他の開発区より大きくスタートが遅れたそうです。それだけに、外国企業(特に日本企業)の誘致に対する情熱と支援策に対する力の入れ方はものすごいものがあると聞きました。同時に、開発区の立ち上げが遅れたことが幸いし、地価や人件費もさほど高騰しておらず、投資しやすいというメリットもあります。

この3日間でお会いした各部門の責任者は次の方々です。

・常州市科学技術局  局長 呉鐵岳氏
・   〃     副局長 張跌氏
・   〃    国際合作所 副所長 史建氏
・常州市人民政府 新区管理委員会 副主任 曹建新氏
・常州市新区招商局 副局長 王華峰氏
・   〃    三所項目経理 遠小峰氏
・常州市民間企業協会 会長 陳易平氏
・常州工学院(工業大学と高専を足した存在)院長 馬樫杉氏
・常州市生産力促進センター 主任 朱向東氏
・常州市科学技術情報センター 主任 劉海峰氏

※ (主任)とは責任者を意味します。
※ お名前の漢字がどうしても変換できないものが一部あります。

その他にも、国家レベルのプロジェクトも担当される経営コンサルタントの胡克栄氏や、某・日本企業の常州法人の社長・封氏など、民間人とも多数交流し、今後の合作について意見交換しました。

常州市科学技術情報センターは、日本でいえば商工会議所的なサービスを提供しておられます。その公式サイトはまだ日本語には対応していませんが、雰囲気はここでみることが出来ます。
http://www.cticz.com.cn/index.html

そして、何と、「がんばれ社長!」がこのサイトで中国語になって中国経営者に読まれるようになります。また、同センターからは、「がんばれ社長!」に対して定期的に、中国最新ニュースを日本経営者に向けて流していただくことになりました。謝謝!

本当は現地からマガジンを配信する予定で出かけましたが、それが出来なくてゴメンナサイ。その間のマガジン広告主の方にもご迷惑をおかけしました。現地では、朝早くから夜遅くまでビッシリとメニューを組んで下さり、本当に眠るためだけにホテルに戻るほどの充実した時間を過ごしました。

今回の視察の第一目的は、この9月に予定している訪中ツアーを成功させるための事前準備でした。数々の現地要人とミーティングを持ち、日本の経営者やビジネスマンをお連れするにふさわしい受け入れ態勢にあることを確認して参りました。

ただいま、たくさんのビデオ映像と面談記録をもとに情報を整理していますが、結論から先に申し上げます。

日本の皆さん、中国への足がかりを作っておくべきでしょう。中国情報を「がんばれ社長!」の視点から随時お届けしてみたいと思っています。