●つい数年前は、本を書きたくてもゴーストライターの仕事しかなかった。
「ランチェスター経営戦略で有名な竹田陽一先生のゴーストなら書いてもOK」と出版社から電話をもらった。
●ゴーストライターだから自分の名前は一切、表にでない。しかし、本の売上げ次第では何十万円かの収入にはなるだろう。
「引き受けるべきか、断るべきか」とためらっていたら、背後から奥さんが「やりなさい、うちにはお金がないんだから」と言った。
●その声に押されて「やります」と言ってしまった。
その人の名は栢野克美(かやの かつみ)。今では彼の名は全国的に有名になったが、わずか6年前までは、九州の栢野、いや、博多の栢野だった。
●幸い、著者の竹田陽一先生が気を利かせて「共著にしないか」と言ってくれた。
出版社のフォレスト出版もしぶしぶそれに了解を出した。その本が期待以上に売れた。印税収入は栢野家の家計を潤し、奥さんを充分安心させた。
●その出版が契機になって弾みがついた。
あれから6年、今では栢野の名前の冠つき本の方が売れる。最新著も冠付きで、『栢野克美の 弱者の戦略』(経済界)という。
私も読ませてもらったが、タイトルの通り「弱者の戦略」の事例集のような本で一気に読める。ところどころにゴーストではないがライターが書いた箇所があり、ついに栢野がゴーストを雇う側になった。
これが栢野流「大逆転」だ。
●10数年におよぶ九州ベンチャー大学開催(福岡にて)や年間百回にもおよぶ講演、過激なブログやメルマガ、著書のヒットなどの影響で、ゴーストの話しかなかった栢野克美が完全にメジャーになった。
なぜ彼がメジャーになれたのかもこの一冊に詳しい。
●「弱者の戦略」とはランチェスター戦略のなかでつかわれる用語。
トップシェアの者を強者というのに対し、それ以外の者は皆、弱者だ。
弱者の戦略は、徹底してしぼりこむこと。
商品をしぼり、地域をしぼり、客層をしぼることである。
●個人でも会社でも、特色ある活動をしているところは皆、弱者の戦略をとっている。意識してそうしている場合もあるし、無意識の場合もあるだろう。
●この本は現代版『西国立志編』(スマイルズ著)のような本だ。
明治の初期に多くの若者がむさぼり読んだ名著で、現代語訳では『自助論』と訳されているあの啓蒙書のテイストに似ている。
ご一読あれ!
★弱者の戦略?人生を逆転する「夢・戦略・感謝」の成功法則
栢野 克己 (著) http://www.amazon.co.jp/dp/4766784359/
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