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Apple Watch を四日使って

昨日の Apple Watch 記事つづき。

5.通知機能

いろんなものを音や振動で知らせてくれる。おせっかいな秘書か見張り番が手首にいるようなものだが、それを手なずけていくのはご主人様である自分だ。

ご主人さま、メッセージが届きました、Line にメッセージが来ています、運動不足なので立ち上がってください、14時までの原稿まだ?、次の来客まであと10分ですよ、chatworkに書き込みが入りました、目的地へは次の信号を右に曲がってください…。

自分の仕事が遅いとこうした通知が鳴りやまないが、サクサク仕事をこなしているときはこちらが通知を待つ余裕が生まれる。

この「通知機能」は、いままでも iPhoneで同じことができた。しかしiPhone の場合、 たえず通知内容を確認していたわけではない。仕事に夢中になっているときに iPhoneがなにかの通知音をならしても画面を確認するようなことはしない。それどころか、カバンにしまっておいて通知に気づかないことすらある。ときには、かかってきている電話を取り損なうこともある。

その点、Apple Watch は腕にはめているので通知に気づかないということはまず起こりえない。充電中かなにかのときに時計を外すことも考えられるが、iPhone の何倍も気づく可能性が高い。その結果、いつも iPhoneをマナーモードにしてカバンにしまっている「あの人」へもほぼ100%連絡がつくようになった。

私は電話やメッセージで即答が欲しい相手には Apple Watch をプレゼントすべきだと思う。そんな思いから、昨夜、家内に Apple Watch を進呈した。最初は心の底から面倒くさそうにしていたが、「一ヶ月使って魅力がなければ、ヤフオクで売り飛ばす。そのお金を進呈するから」と約束し、今は腕にはめていただいている。

昨日・今日と Apple Watch を礼賛する記事を書いてきたが、全く新しいデバイスだけに、「グランス」や「ペアリング」など耳慣れない用語にちょっと戸惑うこともある。ときには、思ったように動かずに当惑する。こちらの設定ミスを棚にあげて「おい、音がでないぞ!」「初期不良じゃないのか」などと大騒ぎしてアップルストアに駆け込む可能性もある。

家内の Apple Watch の場合、こんな不具合があった。多くはソフトウエアの問題だが、Apple Watch 側か iPhone 側に次の
ような症状があらわれたものだ。

1.Apple Watch アプリの「メッセージ」が英語でしか返答できない。

→ いろいろ調べた結果、ペアリングをやり直すと良さそうだったので、3回やり直した。四度目に無事に表示が日本語に
なっていたとき「バンザーイ」と叫んでいた。(結局、原因は分からなかった)

2.iPhone 側に「アクティビティ」のアプリが表示されない。せっかく Apple Watch を腕にはめて運動しても、iPhone でその記録が確認できなければ意味がない。

→これこそ不具合だ、と AppleStore に持ち込んだら再起動されてすぐに直った。店員さんも「よくあることです」と笑
っていたが、これも原因は不明のまま解決された。

3.iPhone の「 Line」のトーク履歴が全部消えた。これは今回のApple Watch のペアリングとは別問題かもしれないが、PC で iTunes につないで復元したら直った。そのほかにも細かいことに10分、20分、ときには1時間と奪われていく。こうしたガジェットは最初からすんなり使えるとは限らない。そのとき余分なストレスを抱え込んだり想定外の時間が取られたりしてイライラすることもある。楽しいはずの体験がストレスに。

だが、それらのことを面倒くさがらずにやろう。そうすれば問題はすべて解決されるようになっている。もし本当に解決しないのであれば、イライラせず、笑顔でお店に持ち込むか詳しい人にお願いして手伝ってもらおう。そうしたことも含めて、新しい生活体験、ビジネス体験がそこにある。

Apple Watch に 興味のない方には迷惑な話だろうが、また何か特筆すべきことがあれば書いてみたい。