■ヌキガキ(今週読んだ本の抜き書き)
1.『世に棲む日日』(司馬遼太郎、文春文庫)より
・吉田松陰は一日48キロ(12里)歩いている。はじめての旅(九州平戸)で、きおい立っていたからでもあるが、この当時東海道を旅する者は一日28キロ(7
里)というのが常識だったから、ほとんど無茶といっていいはげしさである。
<武沢註>歩幅を60センチとすると松陰は一日8万歩歩いている。彼の癖で、右肩を下げての独特のナンバ歩きだったろう。
当時の普通の人でも一日28キロということは5万歩近く歩いているわけで、旅人とはよく歩く人だった。
・「来てみれば 聞くより低し富士の山 釈迦も孔子もかくやありなん」(長州藩家老 村田清風)
<武沢註>当時のサムライは何かに圧倒されるのをおそれ、自分の気概を高めるためにあえてうそぶいたと思われる
・「われ酒食をこのまず、ただ朋友をもっていのちとなす」(松陰)
<武沢註>思わず手帳にメモした
・「動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし」(高杉晋作碑によせた伊藤博文の書)
<武沢註>こういう言葉がすらすら出てくることがかっこいい
・日ごろ行儀のわるい節斎(森田)が独りでいるくせにちゃんとすわっている。顔を伏せてなにか作業をしている。見ると小刀で肘関節の静脈を切り、血をはきだし、その血を膝の上に折りたたんだ手拭いに滴らせていた。節斎は年少のころ医を学んだから不器用でもこういうことはできる。血をとることによって体中に鬱してきた無用の精力をぬいているのである。女が欲しくなると血をぬく。
<武沢註>そういう技術って、今もあるのだろうか?
★世に棲む日日 → http://www.amazon.co.jp/dp/4167663066/
2.『強運の法則』(西田文郎著、JMCA)
運を味方につけよう。それには、脳の使い方をトレーニングするのだ。
「勝たなければ」と思うと重圧になり押しつぶされかねない。「勝てる」と断定できるまでトレーニングすることが大切。
もう重圧に負けないぞ。
★女子ソフトボール金メダルチームも指導したという著者の
『強運の法則』 → http://www.jmca.net/books/nishida/ad.php?&id=3
3.『小説道場』(森村誠一著、小学館)
30代後半から40代にかけては一日10数時間、月産で700枚(一枚400字)くらい書いたものであるが、今日ではそんなに量産する作家はいないようである。当時は松本清張が月産2300枚、食事に1分20秒、排泄に10数秒しかかけていないとコンピュータで計算されたという。
笹沢佐保は月産1000枚、座って書くと眠ってしまうので立って書いたとか。梶山李之は連載14本~15本、全誌制覇したとかいう伝説やエピソードが生まれたほどに各作家、執筆量を競い合っていた。
私自身の経験から、500枚ぐらいまでは多少余裕があるが、これを超えると、ほとんど社会生活はできなくなる。
<武沢註>私がメルマガ一本と号外一本で毎日7枚~8枚、月産200枚弱なので、もっともっと書けそうだ。
事実、わたしは今、本を執筆しているがメルマガと号外を書いた後なのでいつも夕方からになってしまう。それで編集者から、「遅い」「難しい」「文が固い」と連日ダメ出しをもらっている。もの書き一本でご飯を食べていくのは大変なようだ。
★『小説道場』 → http://www.amazon.co.jp/dp/4093877416
■徹子の部屋
もの書きと言えば、
「徹子の部屋」9月4日放映は、話題の女流作家・天野 節子さんが登場した。61才で小説家デビューし、自費出版の処女作『氷の華』が奇跡の大ヒット。
幻冬舎からメジャー出版しなおし、全テレビ局から放映のオファーが来るまでの話題作になった。
テレビ朝日開局50周年ドラマスペシャルとして、9月6日・7日のよる9時 2夜連続放送が決まっている。
彼女は保育園と教材開発の仕事で40年仕事をしてきた。今まで一度も書くことを仕事にしたことがない天野さんは、「老後も書く楽しみが持てて本当に幸せで
す」。
★徹子の部屋→ http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/html/080904.html
★氷の華 → http://www.amazon.co.jp/dp/4344411552/
■名古屋楽心会のご案内
二度の40日断食の経験から得た気づきをまとめた『繁栄の法則』などを著し、全国を巡って正しい生き方を説かれている北川八郎先生。
講演と瞑想の会「楽心会」の第二回名古屋開催が次のように決まりました。
前回は満席でパイプ椅子席まで出ましたので、今回は大きめの会場にしたそうです。もちろん私も参加します。ご一緒にいかがですか。
日 時:2008年9月27日(土)
受 付 14:30 ~
講 演 15:00 ~ 16:30
定 員 120名
場 所:愛知県スポーツ会館 大会議室
参加料:3,000円(事前振込制) 懇親会有 4,500円予定
申込み・問い合わせ:磯部昇一さん宛メール → nagoya.rakushinkai@gmail.com
■10月21日(火) 東京オープンオフィスサパー開催!
「がんばれ社長!」の読者なら誰でもノーアポでお越し頂ける「がんばれ社長!」東京オープンオフィスイベント。次回も夕食会です。
・10月21日(火)、午後6時30分開会、9時30分閉会、出入り自由
・東京都港区 西新橋3-15-8 虎ノ門デュープレックス リズ 1503号
有限会社がんばれ社長 東京オフィス 電話:03-3433-7681
・費用は無料ですが、自慢のワイン、シャンパン、酒、つまみ、珍味、特産品のいずれか一品持参でご参加ください。
当方では紙コップだけ用意してお待ちしています。
前回7月18日開催のときは、13名(女性1名、初対面3名)の熱い方々が南は福岡から、北は福島県から集まっていただきました。
問い合せ:がんばれ社長事務局 森本知佳 morimoto@e-comon.co.jp