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結果オーライをどうする

「がんばれ社長!アンケート」昨日も回答がグーンと増えています。
取り急ぎ速報をお届けしますが、まだの方は是非ご回答ください。

・回答総数 172名(男性151名、女性21名、社長102名、非社長70名)

・あなたは一年で本を何冊読みますか?

1位:49冊以上・・・50名(29%)
2位:13冊~24冊・・38名(22%)

・あなたは速読できますか?

1位:いいえ 129名(75%)
2位:なんともいえない 24名(14%)

・自由記入欄に書き込みした社長 90名(52%)

・目立った少数回答

・一ヶ月の本代に4万円以上使う社長・・・・・・・ 7名(4%)
・読書は朝型だ、という社長 ・・・・・・・・・・ 9名(5%)
・一年に本は6冊以内しか読まない、という社長 ・・15名(9%)
・速読ができる、と答えた社長 ・・・・・・・・・19名(11%)

来週は「社長の夜と朝」についてお尋ねします。

あなたもアンケートに回答しよう
がんばれ社長!アンケート http://www.e-comon.co.jp/enquete/index.php
(1月27日まで、無記名可、再回答は不要)

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『結果オーライをどうする』

出荷梱包に付ける送付状を新しく作ろうということになったA社。

総務部で原案をつくり、さっそく明日から現場で使うことになった。
だが社長がそれに「待った」をかけた。
送付状のあいさつ文が気に入らないので直したい、というのだ。

総務部長は言った。

「社長は社長なのですから、こんな細かいことまで口出ししなくてもいいじゃないですか。こんなことは我々に任せてくださいよ」

「そうだね」と言いながらも社長は不服そうな顔。

この時私は黙って隣にいたが、あとから社長に進言した。

「細かいことをどんどん気にすべきです」と。

特に中小企業の経営者は、自らの理念や方針が現場の隅々にいたるまで周知徹底され、息づき、それが実践されることを求めねばならない。

つまり、社員の電話応対や接客態度、メールの文面からFAX送付状のメッセージにいたるまで、企業の姿勢や社長の方針が反映されたものであってほしいのだ。

部下に権限委譲すべきなのは当然なのだが、社長の意にそぐわないことが現場で行われることは容認すべきではない。たとえその結果が良くても。
遠慮せずに現場へ行って「待った」をかけ、なぜそのように行われているのかを聞き、どのようにして欲しいのかを伝え、話しあおう。

野球にたとえてみよう。

監督から出された送りバントのサインを見落として選手がホームランした。本当に彼は見落としたのか、あるいは故意に無視したのかは定かではない。

こんな時、監督は彼を褒めるべきか、あるいは、「しようがない」と苦笑いすべきか、それともサイン通りプレーしなかったことを厳しく叱責すべきか。

もし仮に、そのホームランが起死回生の逆転サヨナラホームランで、彼がお立ち台でヒーローインタビューを受けることになったとしても、監督は決して彼を褒めてはならない。

結果だけを重視する監督ならば笑って許すかもしれないが、手順を踏んで勝ちたいと思っている監督なら許さないはずだ。

しかも会社経営は監督と違って、勝てば良いというものではない。

勝ち続けねばならないのだ。巨人軍(今は中日)以上に常勝軍団でなければならない。結果オーライのヒットやホームランは不要であり、勝ち続けるための手順を踏んで勝たねばならないのだ。

「要するに結果を出せば良いのでしょ?」と部下に聞かれたら、こう答えてほしい。

「私が許可した手順、または、指示した手順を踏んで結果を出してほしい」と。

それは部下に「ロボットになれ」と要求しているのではない。手順を踏んで勝ちたい一心からくる社長の経営姿勢なのである。