2007年最後の「がんばれ社長!」発行となりました。今年も一年間ご愛読ありがとうございました。
来年もバージョンアップした「がんばれ社長!」をお届けできるようZ旗(ゼットき)掲げてがんばります。
Z旗(ゼットき)とは
Z旗(ゼットき)とは、黄・青・赤・黒の四色で染められた信号旗のことです。信号旗とは、船同士の意思疎通に使われるもので、アルファベットや数字など、万国共通のデザインになり、Z旗は「タグボート(曳船)がほしい」という意味で現在も使用されています。
しかし、Zがアルファベットの最後の文字であることから、この戦いに敗れれば後がないという意味で、海戦の時に用いられるようになりました。
イギリスのネルソン提督が、トラファルガー海戦の時、に初めて用いたと云われています。
その100年後、日露戦争の日本海海戦で東郷平八郎率いる日本海軍がロシア・バルチック艦隊を撃滅したときにもこのZ旗を掲げて奮戦し、勝利しました。
詳しくはこちら↓のサイトに情報があります。
http://www.z-flag.jp/main/information.html
先月、東京非凡会で横須賀市を訪れ、軍艦三笠を見学したのち売店で購入したのが「Z旗シール」。私は愛用のマンダラ手帳のトップページにこれを貼って2008年を大切な年にしたいと思っています。
人をもって 本となす
事業を大きくしていこうとしたら、それを支える人(社員)を大切にしなければなりません。人の心は、強制力や財力で買うことはできません。意気に感ずるところが不可欠です。
あなたの理想やビジョンや理念に対して共感・共鳴し、意気に感じて仕事をしてくれる人が何人いるかが事業の将来を決めます。
「そんな人がいてくれたらなぁ」となげく必要はありません。なぜなら、そうした人がいるかいないか、いるのなら何人いるのかは、あなた自身の鏡なのですから。
「三国志」で劉備(りゅうび)が曹操(そうそう)に攻められ、いよいよ危うくなったとき、家臣たちが劉備だけでも脱出させようとしました。そのとき、劉備はこう言いました。
「大事を済す(なす)には 必ず 人を以(も)って本(ほん)と為(な)す」
もし自分だけ助かっても皆を失えばなにもできない。だから、だれ一人見捨てない、という意味で使った言葉です。
武田信玄は、「人は石垣 人は城」と言いましたが、支えてくれる人たちが組織の基本であることは、古今東西いかなる組織においても当てはまる真理のようです。
今年をふりかえり、あなたをそうした気持ちで支えてくれる人が何人増えたか、あるいは減ったかを冷静に考え、我があり方に改めるべ点がないかどうかに思いを巡らせましょう。
今週の本
今週はおもしろそうな本を何冊か手に入れました。お正月休みに読むのが楽しみです。次回のこのコーナーでご紹介できる本があればうれしいです。