★テーマ別★

企業文化こそ最強の差別化戦略

私は、ストイックな生き方をしている人を見たら感動する。

しかもそれが、自分よりも年下の遊びたい盛りの若者であり、異性が気になる結婚適齢期なのにもかかわらず、会社経営だけに自分のすべてを打ち込んでいると聞くと尊敬の念すら覚える。

株式会社ライブレボリューションの増永寛之社長(33)とは、そんなストイックな独身社長だ。

『花嫁とパパ』のロケでも使われたという氏のお洒落なオフィスを訪問してきた。

イタリアのバール風カフェの奥に、宇宙空間のような応接室がある。
そこでの二時間にわたる午後のミーティングは、話題満載であっという間だった。

毎朝7時半に出社し、夜10時に退社する増永社長。夜のお付き合いや会合は一切ない。
月に一回程度、友人と夕食するときにお酒をたしなむくらいで、普段は家でもアルコール類を飲まない。特別な趣味もなく、全時間を会社経営にあてているという。

何というシンプルな生活態度。その代わり、ビジネスのアイデアは満載のようで、仕事が楽しくて楽しくて、それ以外のことに時間を使う事などもったいない、という心境なのだろう。

18万人を超えるメルマガを発行し、モバイル広告専門会社として急成長してきた同社。
2004年の年商3.8億円が2006年では17億円になった。3年で4倍強の伸びで、この先、倍倍ゲームのような成長がどこまで続くか興味深い。

そんな増永社長から、『宇宙一愛される経営』(総合法令、2007年10月発刊)をプレゼントしていただいた。

初めてタイトルを見たとき、何だかトレンディドラマのタイトルのようで少々違和感を覚えたものだが、ページをめくって、『はじめに』を読んだ瞬間、そんなヤワな気持ちは吹き飛んだ。

「どうなってるんだ、この会社は。くわしい運営方法を知りたい」と強い興味を覚える。

「ザ・リッツ・カールトン大阪」の人事部長直々にクレドカードのレクチャーを受け、一ヶ月以内にまとめあげたのが『LR HEART』(ライブレボリューション・ハート)。

紙質とサイズはリッツ・カールトンをまねたが、中味と分量はまったく独自に考案したという。

文化は真似できない。強烈な文化を作りあげるためには、その核となるメッセージを持たねばならない。それが『LR HEART』だ。

・メンバーへの約束
・経営理念
・基本原則
・宇宙一へのコンセプト

といった内容が、8つ折り名刺サイズになっている。
(全文の内容は氏の本にある)

「『LR HEART』を作ってからの三年で、年商が4倍になっただけでなく、会社の文化作りという面でも劇的な役割を果たしてくれました」と増永社長。

『LR HEART』を実践し、宇宙一の会社を作るためには、具体的にどんなことをしているのかが気になるだろう。ここでは目次的に項目だけをご紹介しよう。

・社員が付けたがるオシャレなプラチナ社章で連帯感と誇り
・妥協なき、メンバー(社員)第一主義
・サービス残業なし
・テレビドラマの舞台になったオフィス
・完全禁煙を実現するための「血断」、役員解任劇
・ノルマなし、社内の競争や順位付けなし
・辞める社員がいない会社を作るための新卒採用主義
・「客観とは主観の集合なり」・・『Six Members Valuatoion』という民主的給与制度の考案
・何をやるかよりも誰とやるか、100人面接して一人しか採用しない

『宇宙一愛される経営』を読もう。
amazonやお近くの書店でも買えるし、全文無料PDF(8MB)をダウンロードして読むことも可能。

アマゾン

無料全文PDF
http://adclr.jp/c/cwkkbfmk

ライブレボリューション http://www.live-revolution.co.jp/