昨日も今日も空を見上げながら会社に来た。太陽や雲に興味があるのではなく「鳥」を見たいからだ。この時期は渡り鳥が渡来しているが、その一団が群れをなして飛んでいく様子を見ようと空を見ている。どうして?と思われるだろうが、渡り鳥の習性に興味が湧いたからである。
その理由は、渡り鳥に関する二つの習性を知ったからだ。
1.彼らはジェット気流に乗る。
オーストラリアやロシアなどからノンストップで日本にやってくる彼らはジェット気流に乗ってやって来る。
風速25メートルから最大で100キロ以上の風速に身を任せるそうだ。そして一週間ほどの期間、絶食で飛ぶ。
絶食で一週間飛ぶ体力がない鳥もいるそうで、可哀相だが海に落ちていく。
2.彼らは V 字編隊を組んで飛ぶ。
そうすることで上昇気流を生み出し、体力を温存することができるからだ。マラソン選手が途中まで集団の先頭に
立とうとしないのもそのためで、どの程度の体力温存ができるかをロンドン大学などでは真剣に調査している
ほどである。
<関連 HP>
→ http://gigazine.net/news/20140120-birds-v-formation/
→ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1296337532
このエピソードの注目点はいくつかある。
1.ジェット気流に乗るまでは、体力の限りを尽くして上昇する。
鳥たちはヘトヘトになるが、上昇してしまえば楽になることを体験的にも本能的にも知っている。
私たちのビジネスでも人生でも上にはすごいジェット気流が流れている。
そこに行くまでは厳しいが、乗ればあとはハングライダー状態になれるだろう。
2.V 字編隊は先頭がきつい。だから時々交代する。
ひとりビジネスは交代できない。そのせいだろうか、出来るパートナーと組みたがる。
会社は社長ひとりが先頭に立っているようではいつかバテる。
時々先頭を変わってもらえばバテることはない。
今日の結論:個人も会社も渡り鳥を見習おう。