この週末、鳥取県米子で「三大巨匠セミナー」が開催されました。主催者は米子の看護師・橋原喜代さんとそのお仲間です。彼女は「魔法の質問」(マツダミヒロさん)に出会って認定講師となり、その縁でマンダラ(松村 寧雄先生)に出会って認定講師になり、さらにその縁で「がんばれ!社長」に出会いました。そして橋原さんは彼女自身の Wish-List に「私にとっての三大巨匠を米子に招いて講演会を開催したい」と書きました。それが初めて実現したのが三年前の1月です。
全国から人を集め、会を準備・運営するのは大変でしたが、地元や全国に頼もしい仲間たちが何人もいて、彼女をサポートしてくれました。そのおかげで会は大成功。あれよあれよと三年連続で開催することができました。今年でファイナルとなります。私も実はこの山陰でのイベントを楽しみにしています。電車旅が好きなのと、この会でしか山陰に行く機会がないこと、さらには冬の山陰は松葉ガニがとても美味しいことなどが理由です。いや、それよりももっと楽しみなのは、普段私の勉強会では少数派である女性起業家が来場者の九割ほどを占めるイベントであること。女性起業家の時代であることをヒシヒシと感じる会なのです。
天気予報では山陰地方は雪マーク。当日の朝になって名古屋発の新幹線を一本早めることにしました。途中、岡山と鳥取の県境が吹雪いていましたが、列車は定刻通りに米子駅に到着。駅でぐうぜんに鉢合わせした岡山の池本さんと割子そばを構内で食し、お出迎え下さった和田社長のワゴン車に乗り込んで会場の皆生(かいけ)温泉に向かいました。
温泉旅館の大宴会場が今回のセミナー会場です。約60人の参加メンバーは畳に敷かれた座布団に座り、会席料理用のミニテーブルを机がわりにして講師の話を聞きます。講師は前方の演芸ステージで講演するという設営。なかなか経験できないシチュエーションです。
三人の講師は順番に自分の流儀で講演します。マンダラの松村 寧雄先生はパワーポイントと指示棒をつかい「空と唯識の智慧」を分かりやすく解説されました。マンダラの本質が空と唯識にあるという奥深い話をまるで漫談を聞かせるように楽しく説かれるのは松村先生ならではの芸当です。
「魔法の質問」のマツダミヒロさんはステージ上の椅子に腰かけ、自宅のリビングでくつろぎながら話すように「私の開発7大戦略」を語りました。ご自身の開発舞台裏を語るのはたいへん珍しいことだと思います。多くの受講者にとっても私にとっても新鮮な内容でした。
私はいつものようにホワイトボードをメモがわりにスピーチしました。自営業の女性が圧倒的に多いことから、当初の予定を少し変更して「コンビニエンスニーズ充足型サービスからスペシャリティニーズ充足型サービスへの移行プロセス」について私の体験を交えてお話ししました。
各講師の持ち時間は50分。3人で約3時間の講演が終わると、休憩をはさんで2時間のワークショップを行いました。出席者が二班に分かれます。人生計画グループ(人生八分野の年間目標を作成する)と、ビジネス計画グループ(今年の売上や収入を上げる計画づくり)で、マンダラチャートの作成作業と中味の吟味がじっくりと行われました。
ここまでたっぷり5時間の研修。それでいて受講料はわずか5,000円というのは、再現不能なプライス設定ではないでしょうか。18時からは懇親会。こちらも5,000円の会費で松葉ガニなど山陰の珍味をいただき、ドリンクも飲み放題という豪勢な企画です。出席者は、北は札幌から南は九州大分まで、もじどおり全国から米子に集結。互いに交流を計りました。さらに何人かは閉宴後もホテルのバーへ移動し、夜遅くまで語らいました。
二日目は朝湯に浸かったあとは地のもの中心のヘルシーな朝食を済ませ、出雲大社ツアーに出かけました。ツアー参加希望者が19人と多く、今年はバスをチャーターしました。まず美保神社(えびす社の総本山)もお参りするというダブル参拝です。
月の満ち欠けによる「月立ち」が転じて「ついたち」と呼ぶようになったそうで、毎月1日に神社に参拝することを「おついたちまいり」と呼んでゴリヤクが多いといいます。奇しくもこの日は1日で、最高のタイミングでの参拝です。
これで米子での「三大巨匠セミナー」はファイナルとなりました。橋原さんをはじめ、現地スタッフの皆様のご尽力のおかげで三年間の思い出と素晴らしい出会いができました。ひょっとすると、またいつか「帰ってきた三大巨匠」が実現する日がくるかもしれないと考えながら家路につきました。関係者の皆さま、集まって下さった全国の皆さま、おつかれさまでした。学びと気づきを実践する本当の勝負は今日から始まっています。
三大巨匠セミナー in 米子 FB アルバム
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