ウィークリー雑感

ウィークリー雑感

各県の経営自立化塾

今、長野県上田市のホテルでこの原稿を書いています。
昨日、JR名古屋駅から「ワイドビューしなの」に乗って篠ノ井まで。
さらに篠ノ井からしなの鉄道に乗りかえて上田駅まで、合計3時間強の旅をしました。
晩秋の長野の山々は、赤や黄色に色づいて本当に鮮やか。
錦織りなす山々とはこのことでしょう。色の鮮明さが全然違うのです。

上田に来た目的は、真田昌幸・幸村親子の上田城見物ではなく、長野県に招かれて地元企業の経営者に経営講座を開催するため。
(もちろん上田城は見に行きましたが)

経済産業省の支援により、各都道府県にある中小企業振興センターなどの組織が、企業の経営自立化セミナーを推進しています。
今のところ、10都道府県程度で行われているそうですが、数年前から始まったこの事業、初年度に埼玉県からオファーをいただいて講座を担当して以来、毎年各県から講師依頼が入るようになりました。

「企業の自立化計画の立案と成文化」というテーマですから、私はアンカー役として講座の最終日に登場しています。
今年は岐阜県、長野県、山形県で行うわけですが、今週はそのうちのふたつ、岐阜県と長野県で行われたわけです。

この二つの県で主に製造業を営む中小企業が抱えている課題をいくつかご紹介しておきましょう。

・売上のすべてが下請け仕事であり、価格も納期もほとんどお客の言いなりになっている。

・古参営業マンが定年退職し、営業力の低下が著しい。若手営業部隊に期待しているが結果が出ていない。

・主力顧客が海外に拠点を移したため、受注が激減したため、自社で国内外の顧客を開拓しなければならない。

・自動車業界を中心に安定した受注があるが、半年ごとに定期値下げがあり、利益を増やすことが困難である。

・従業員の高齢化が目立ち、世代交代がスムーズにできそうもない。

・低付加価値の長時間労働という構造が続いていて、活路が見いだせないでいる。

・社員が自分の今のことしか考えていない。会社のことや自分の将来のことを考えさせてやりたいのだが。

その他、多数の真剣なご意見をうけたまわりました。

私が用意したアンケートの結果では、中小企業経営者が自信をもっている分野は「自らの仕事ぶり」、自信がない分野は「組織力」と「企業文化」という結果がでました。
「営業力」が弱いと認識している会社がもっと多いと思っていたのですが、「組織力」の方を問題視しておられるのが印象的でした。
では、今日も引き続き上田での講座をがんばってきます。

読者メール

1.岐阜県 Sさん(会社経営 男性)

武沢さん、こんにちは。以前にあなたの講演を聞いて自分もブログを始める決意をしました。ところが長続きしません。
早起きも同時に決意したのですが、それも出来ていません。こんな意志薄弱な自分と訣別するにはどうすべきか、悩んでいます。
もうすぐ50になるのに、なにも立派にできない、こんな私に何かメッセージがあれば、ひと言お願いします。

<武沢より>
Sさん、こんにちは。悩む必要はないと思います。皆、大同小異ですから。上手にできることに集中すればよいと思います。
意味のない決意、意義が薄い決心は潜在意識がそれを察知して、あなたを本気にさせません。
逆にいうと、ブログと早起きがあなたの人生やビジネスの中でどれだけ意味と価値があるかを紙に書き出して、その重みを十分感じることができれば、とりあえず明日の早起きと今日のブログは書けるはずです。
早起きのチャンスは明日一日しかない、と思うのです。明後日はない。明日だけ早起きすればよいのです。そして毎日その決心を新たにするといつのまにか、いや、一週間もすれば早起きが気持ちよい習慣になっているはずです。

2.東京都 Gさん(管理職 男性)

ムラッ気の直し方ってありますか。自分の場合、やる時には狂ったように仕事するので、徹夜だろうが早朝出勤だろうがお構いなしにやる。でも気分が乗らなくなると、出社もしたくない。
武沢さんの場合、テンションの高い低いとか調子がいい、わるいとかの調整はどのようにされてますか。

<武沢より>
「連敗しない」、これが優勝するチームの共通点だそうです。
その話を一昨年聞いてから「連敗しない」ことを自分に言い聞かせています。連敗すると気分も低調になるからです。
何をもって負けとするかは、私の場合、「決めたことをやれなかった時」です。

札幌のマンダラ百年ゼミの案内

人生とビジネスの百年計画を作ってしまおう!という札幌合宿があります。私も参加しますが、あなたもいかがですか?
講師はあの「マンダラ手帳」の松村先生です。
→ http://www.vivoplaza.jp/event.html

今月もおもしろそうな本ばかり

「月刊トークス」 http://www.talksnet.co.jp/

どうしても偏りがちな読書傾向に歯止めをかけ、読むべき本をダイジェストCDで教えてくれるサービスが「月刊トークス」です。
編集長の岡田さん自らが毎月数十冊のビジネス新刊書を読み、その中から四冊だけを厳選ピックアップ。その内容を要約して一枚のCDにおさめられています。最新12月号は次の4冊が収録されています。

「執念」が人と仕事を動かす
『キヤノンの仕事術』
酒巻 久(キヤノン電子社長)著 祥伝社刊 1,600円(税別)

トヨタ勤続40年以上の元現場リーダーたちが証言!
トヨタで語り継がれている人を育てることば
『トヨタの口ぐせ』
OJTソリューションズ(トヨタとリクルートの共同出資会社)編著
中経出版刊 1,300円(税別)

この質問だけが顧客の本音を引き出せる!
『顧客ロイヤルティを知る「究極の質問」』
フレッド・ライクヘルド(戦略コンサルティング会社、ベイン・アンド・カンパニー名誉ディレクター)著
ランダムハウス講談社刊 2,400円(税別)

現代最重要キーワードの生みの親が語る
「非ヒット商品」を宝の山に変える新戦略
『ロングテール』
クリス・アンダーソン(ワイアード誌編集長)著
早川書房刊 1,700円(税別)

非凡会情報

1.札幌非凡会 12月1日(金)

2.長州非凡会(山口) 12月6日 With 大橋禅太郎さん
http://www.beam-creation.jp/hibonkai/

3.東京非凡会 12月14日(木) 致知出版社の柳澤編集部長とのダブル講演決定
https://secure.chat-jp.com/users/katsumi28/information/

★以下、2007年

4.越後 新潟非凡会 1月17日(水)

武沢講演:2007年を行動と収穫の年にする「四半期マニフェスト」の作り方、使い方

5.東京ディズニー・シークリニック非凡会 加賀屋さん引率
1月20日、21日(一泊二日研修 於ディズニー・シー)
テーマパークに隠されたディズニーの願いと思い、細部へのこだわり

メルマガ読者であればどなたでもご参加いただけます。お近くの非凡会にどうぞ。

「がんばれ社長!」 『クリスマス!冬の広告キャンペーン』
期限まであと二週間です!

12月11日(月)お申し込み分まで

1.号外特割セット
号外広告は通常の3回セット割引き価格 425,250円(税込)のところ、
401,625円(税込)とします。

2.号外+α
号外広告をお申し込みいただいた広告主様にはもれなく記事中広告枠を
1つプレゼント。

3.ヘッダー+α
ヘッダー広告をお申し込みいただいた広告主様にはもれなくフッター広告枠を1つプレゼントします。

広告枠に限りあり → http://www.e-comon.co.jp/ad_show_list.php

初めての方はまず武沢までメール( take@e-comon.co.jp )で、広告したい商品とそURLをご連絡ください。武沢よりご返事さしあげます。

【広告掲載についての詳細HP】 http://www.e-comon.co.jp/koukoku/