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病室にて

こんにちは、武沢です。

「一寸先は闇」という言葉があります。一寸とは約 3cmですから、3cm先に待っているものが何なのか分からないという教えです。人生、決して油断してはならないぞ、ということを誇張して伝えているものだと思ってきました。しかし、誇張ではありませんでした。事故や事件によって人生が変わるということは、「一瞬」にして起こるのです。

金曜日、友人と夕食をとったあと、外を歩いていました。23時近かったと思います。信号待ちをしていると、急に気分が悪くなり、嘔吐感と一緒に立ちくらみのひどいのが襲ってきました。血の気が引いていくのも感じました。友人の肩につかまったのは覚えていますが、次に気づいたときは冷たい道路に顔面を打ちつけ、右顔面がひんやりしていました。

「武沢さん、大丈夫?」「たけぴ、救急車がもうすぐ来るから」と友人が懸命に話しかけています。通行人の声もすこし聞こえますが、私は何も話せませんでした。次に気づいたときは救急車のなかで、隊員が私の血圧に驚いていました。

「60に30だよ」「マジかよ」というやりとり。

「眠らずに意識をもってください」「気分はどう?」と話しかけてくれます。私は意識の奥はしっかりしていましたが、身体が言うことを聞かず、目を開けたり口を開いたりはできませんでした。

救急センターに運ばれ、診察と点滴を受けました。眼底骨折の疑いが濃厚で視神経が損傷しているか圧迫されて視力がほぼゼロでした。「当院にいま眼科ドクターがいませんので、明日一番に○○病院が診てくれるそうなので必ず行ってください」と言われ、体調が戻った私はタクシーで帰宅しました。友人は家族を呼んでくれていましたので皆で一緒に帰りました。

次の日(土曜日)から今の病院に入院しています。土曜日から今日までの三日間はステロイド点滴を打ちました。その後は投薬治療ですが、視力は 0.01と言われました。右目だけアイマスクをしたようにまっ暗なのですが、ところどころ穴があいていて、それがつながって連想して物をみています。左目は正常です。

月曜日の今日から診察も検査も本格化し、まず左手の小指付け根の骨折箇所をギブスで固定。脳の MRI も撮りおえました。右の肋骨は打撲で済んだ模様です。今後どうなるのか分かりませんが、「少なくとも二~三週間」の入院という所見がありましたので、今週と来週のアポイントはすべてキャンセルさせていただくつもりです。再来週の沖縄セミナーには間に合うのではないかとみています。

今朝のハングアウトを使っての「社長の朝礼」には顔をかくして参加しました。メルマガ発行もブログ更新も問題ありません。ほぼ右手人差し指の一本打ちですが何とかなります。

一寸先は闇といいますが、友人と一緒でなかったら危険でした。事実、神奈川の知人は飲酒後に自宅マンションの外階段で転倒し、翌朝発見されて亡くなりました。

すべての原因は高血圧と貧血を放置したことだと自分で思っています。それらのこともこの機会に是正して参ります。

今日のポイント:
1.健康上の不安データは放置せず改善を計る。
2.めまいがしたら我慢せず、すぐにしゃがむのが一番。