さて、昨日のメルマガにはたくさんの反響をいただきました。胸にしみるものや、考えさせられるもの、参考になるものなどたくさんありましたが、一部をご紹介します。
「メルマガ拝見いたしまして、涙が出ました。ご無事で何よりです。ご本人様だけだと、心細く対応も大変だったでしょう。自分も重度の食中毒で運ばれたときにあまりの対応に意気消沈しましたので、救急病院のコネクションを持っておくと安心かもしれません。医師不足でノウハウやスキルも落ちていると思います。ベテラン看護師さんのほうが頼りになりますね」
「無事手術成功で、よかったです。ほんと手術となれば心配しますよね。子供のことは、いつまでも心配をしますね」
「息子の立場での経験を思い出しました。両親はこんなふうに思っていてくれたのかも~としみじみ思いました」
「息子さん、痛みにたえてがんばったね。。。ママが不在で、大変でしたね…ママも、近くにいないからハラハラだったでしょうね…病院は救急車優先なんですよ…個人病院なら特に。患者さんを診て、判断してくれればいいのにね。タクシーなど救急車以外だと、緊急じゃない!って判断されるんだって。おかしいよね…(知り合いがね、仕事で手を機械にはさまれ、指がちぎれ、つぶれた状態なのに、会社の車だったために緊急とみなされず、4時間ぐらい放置..。出血と痛みで半狂乱に(>_<)その間、救急車が何台も入り後回し…。おかげで、手術をしたが間に合わず、指を接合することができずに指 4本切断…)それからね、119に要請するときに、『近所では音はならさないで下さい!』ってお願いすると、大通りから住宅街に入ると、音を消してくれるよ!救急車の中で、応急処置や患者さんの状況を診てくれるから、状況によって早く診察してもらえるし…母が何度も、緊急搬送されたんで教えてもらった雑学(?)です。おつかれさまでした。そして、お大に。。。」
「メルマガを読みながらはらはらしました。ご無事でよかったです。お大事に!」
「ドラマ見ているようでした。いい看護師さんで良かったですね。入院はナースの質のいいところに限りますよ。毎日接しますから。経験者より!」
「私も動物病院を経営していて、病院の対応に関しては考えさせられました。看護師が支えているというのは、人の病院も動物病院も同じです。また、当町は、赤字の町立病院の存続か廃止かで大もめにもめており、先日、町長から「1年間考え抜いて存続を決めました」と発表され、またもめています。大学(?)に頼んで派遣してもらう医者の人件費が高すぎることと、その医者たちが無能なのに態度が悪すぎることが、廃止論の大きな理由の一つになっています。「誰も町立にかからないのに、不要だ」というわけです。私も娘が夜中に熱を出した際に、町立に連れて行きましたが、医者は若造で何も分からない風で不安でしたが、看護士さんはたいへん親切で助かったことをよく覚えています。良い医者と良い看護師の組み合わせがあれば繁盛する病院になるはずです。自省もこめて。お大事に」
「それは、大変なことでしたね。救急搬送されて来ないと、その病院では、単なる夜間対応と単なるのでしょうかね。それで、もし、仮に命にかかわる場合、どう言い訳するんでしょうかね。人手の問題もあるでしょうが、ちょっと問題ですね」
「お疲れさまでした。なんか武沢先生の安堵感が伝わってきて、涙が出ました。お大事にして下さい」
「息子さん、ご無事で何よりです(*_*)緊迫感が伝わってきて読みながらドキドキしてました。。」
「中国で病気になったらと、自分の事に置き換えて考えたら寒気がしました。中国ではまず金を払わないと問診さえしてもらえません。医術は仁術と言いますが、中国では通じない様です。ご近所に迷惑をかけたくないと言う、日本人的な気持ちも良く理解出来ますが、時には「お互い様」と言う気持ちも必要かも知れません。
先日定例Skype会議で家内から報告がありましたが、近所の一人暮らしの老人宅に救急車が来たそうです。サークル仲間が、最近顔を見ないねぇと心配して自宅を訪ねて、異変を感じ救急車を呼びましたが、施錠してある為扉が開かない。救急隊員はドアを開ける事が出来ない為、110番に連絡し、パトカーも来て倒れている老人を救出したそうです。熱中症かなにかで倒れた様ですが、命に別状はなかった様です。これで、万が一のことがあれば大変な騒ぎになっていたと思います。こういう場合は、まず110番、次に119番なんでしょうね。この件も自分の事に置き換えると、背筋が寒くなります」
「初めてお便りさせて頂きます。海外で働く日本人駐在員です。日本人は私のみで、普段から日本語に飢えている環境下、毎日、武沢様のメルマガを楽しみにしております。病院の緊急対応に就いて、私も不満、不合理に感じる経験が御座います。私の弟は先天性の難病を抱えております。幸運にも弟は掛かりつけの総合病院に就職した為、体調に悪化が認められる場合は、退社前にそのまま入院させてもらえるよう医師に頼むのですが、その医師の対応が非常に不条理・不合理で憤りを感じている次第です。その医師は、まずは自宅に帰れ、と必ず指示します。20年以上同じ症状に苦しんで、自宅待機しても回復しないことは明白です。しかし必ず自宅に帰れと命令し、入院したいなら救急車で運ばれて来いと言うのです。救急車をタクシー代わりに使う輩が増えているという許しがたいニュースが増える中、本当に救急車が必要な人に救急車が利用されるよう、また近隣住民にも迷惑を掛けたくないと、再三このまま入院させてくれとお願いするのですが、毎回無下に却下されてしまいます。そして已む無く自宅に戻るのですが、やはり症状は回復せず、小一時間もすれば苦痛に耐え切れなくなって救急車を呼び、勤務先の病院に搬送され、そして入院となります。これをもう何度も繰り返しています。弟も不必要に救急車を使ってしまっている、無駄に税金を使っている、という自責の念もあり、何故この医師がこうも不条理な要求をするのか、理解に苦しんでいます。以前の担当医は、そのまま入院することを了承(寧ろ推奨)していたので、尚更理不尽に感じます。オチのない話を書き連ねて恐縮ですが、一つ言えることは、病院も一般企業同様、ガバナンスを強化するべきということです。一個人の裁量で、白になったり黒になったりしては、顧客(患者)からの信用を失うと思います。然し乍ら、病院ビジネスは売り手市場になりがちなので、必ずしも患者にとって望ましいガバナンス体制になるとは限りませんが。乱文、失礼致しました」
「ここ数年、私も家族や私自身のことで、救急も含めて、何度か病院のお世話になりました。それらの経験から、病院というところは『医師』『看護士』『事務職員』のいずれかの優秀さ(技術・気働きなど)に支えられていると感じました。未だに、この三者ともに満たされた院に巡り合えません(^^;) 何はともあれ、息子さんが大事に至らず、一安心。(これで、息子さんはますますオヤジに頭が上がらない>^_^<)」
その他にもたくさんの激励、情報提供、ありがとうございました。
昨日、息子の様子を見舞ったところ、ベッドの上で冗談が言えるほどに快復していました。おそらく昨夜は二日ぶりの食事にありついたはずです。幸い、結果はオーライでしたし X 病院の医師や看護師には御礼を申し上げたい。ただ、今回の私の判断はこれで良かったのかどうかは疑問です。とくに病院選びと、病院への行き方の問題です。
あわてていたので、紹介された X 病院を無条件で選んだのですが、それが唯一の選択肢だったか。二つ三つ紹介してもらい、気心を通じている病院を選ぶべきではなかったか。また、今回はタクシーを呼んだのですが、救急車で行くべきだったかもしれません。(その後の息子の苦しみかたや血圧などをみると特にそう思いました)
できれば、レストラン選びの「食べログ」や「ぐるなび」のような感覚でスマホで病院選びができるようにならないでしょうか。今、この時間に緊急(夜間)対応してくれている病院はどこか、その病院の評価やクチコミはどうか、といったことまで調べられるようになれば、夜間の病院も 119番対応も少しは落ち着くはずです。そうした情報サービスはもうすぐそこまで来ているようにも思います。たとえば、ほんの一例ですが、こうした病院のクチコミサイトがあるからです。
→ http://caloo.jp/
日本の医療は世界でも進んでいますし、健康保険制度も飛び抜けて優秀だと思いますが、ほかの先端サービス業とのギャップはまだまだ目立ちます。がんばれ!医療従事者。