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ウィークリー雑感

インドレポート

「皆さん、これでいよいよお別れですが最後に私にプレゼントをオネガイシタイデス」とインド人ガイドのパタックさん。
インド人にとって日本語が話せる旅行ガイドは希少価値があり、良い生活ができるそうだ。そのパタックさんの最後のお願いとは何か。

「ソレハ、日本に帰ってからもインドの悪口を言わず、良いことばかりを言ってくださいというオネガイです。キタナイとかマズシイとかオカネヲセビラレタなどとは言わないで、スバラシカッタところだけをアピールしてほしいのです。それが私へのプレゼントなのですが、いかがでしょうか?けっしてウソを言ってほしいのではナイ、良いところだけを言ってほしいというおねがいです。もちろん、インドの良くないところはインドの問題として理解しているつもりです」

私はいかなる場所においてもこのようなお願いをされたことはありませんでした。パタックさん個人の願いなのか、はたまたインド人の多くが彼のように国を愛しているのか定かではありませんが、感動しました。

成田から往路10時間、帰路6.5時間というインドのデリー。時差は3.5時間なので、ほとんど時差ぼけを感じずに済みます。
2月という寒い時期なのに昼間の気温は30度を超えます。しかし、湿度が低いせいか、とても爽やかで、日中も少し汗ばむ程度です。朝もTシャツで過ごせるほどで、寒さも感じませんでした。

・食事
 もちろん毎食のようにカレーがでます。カレー以外の料理もおいしく、タンドリーチキンもビールもうまい。意外だったのがインドワインが結構いけること です。
 オレンジ、バナナ、マンゴーなどのフルーツや野菜もふんだんに取れて、食事環境の面ではまったく不自由しませんでした。
 しかし、毎回の香辛料がボディブローのように効いたのか、はたまた何かに含まれる水が良くなかったのか、ツアー参加者のほとんどがお腹をやられていた ようです。
 うっかり水割りを飲んでしまった方などは、三日間何も食べられないほど苦しんでおられました。

・水とコーラ
 移動用のバス内に用意されたペットボトルのミネラルウォーターで水分を補給します。また、レストランや屋台ではコーラもたくさん売られていますので、 ドリンクの心配もいりませんでした。
 
・通貨
 インドの通貨はルピーで、紙幣は1ルピーから500ルピーまであります。ルピーの下にパイサという単位の硬貨があり、いつもパイサと10ルピーをポケッ トにしのばせて必要なタイミングでチップや施しできるようにしてきました。
 1ルピーは約2.5円で、水のペットボトルが10ルピー、コーラが30~50ルピー(場所によって違う)、コロッケパンのようなスナックが10ルピーでした。
 ただし、紙幣も硬貨もかなり汚いのには参りました。特に頻度が高い10ルピーなどは真っ黒に汚れ、脂で紙幣がドッシリ重くなっているのが多いのです。古 くなった紙幣を中央銀行が回収交換しないのでしょうか。旅の後半はその汚れにも慣れましたが、最初に紙幣を受け取ったときは爪先で触ってしまいまし  た。

・牛
 インドでははやり牛がたくさんいました。最高神の一人シヴァの乗り物が牛であり、食べることは恐れ多いとされています。また、インドの牛は、乳牛用  に、農耕に、運搬にと生活になくてはならない存在だけに殺して食べるという概念はないのでしょう。
 その結果、レストランにはビーフ・カレーなど存在しません。一番標準的なカレーはマトン・カレーで、最高級品はチキン・カレーです。
 牛以外にも、猪、馬、驢馬、山羊、羊、豚、駱駝、犬、などありとあらゆる動物が人間と一緒になって生活していました。
 さすがに都心部では動物をそれほど見かけなくなりますが、デリーのメイン通りで牛が横断していたため、交通渋滞しているのを見ました。
 
<インドレポートの続きは来週に>


一大事発生!?

西郷隆盛が自宅で書見していると、桐野利秋が「西郷ど~ん、一大事でおわ~す。いちだい~じ!」と、縁側になだれ込み肩で息する桐野。

しかし西郷どんは書見台から目を離さない。もう一度桐野が、「せごどん、一大事!」と言うと、西郷はこのときも書から目を離すことなく、「一大事と申すは、本日ただ今の心なり」と言ったとか。

西郷さんのこの言葉、ネタ元は臨済禅の中興の祖と言われる白隠禅師の更にその師、正受老人である。
この老師は、「一大事と申すは今日ただ今の心なり、それを疎かにして翌日あることなし」と説いている。

本日、ただ今の心。つまりこの一瞬一瞬の心よりも大切なものは何もないという禅の教えは、心と体がいつも遊離しがちな現代人にとっても忘れずにいたいものです。

昔、パソコンがMS-DOSで動いていたころ、仕事はシングルタスクでした。つまり、一度にひとつのパソコンソフトしか開くことができず、不便な操作環境でした。
Windowsが登場してからというもの、メールソフトに表計算、ワープロにブラウザと同時にいくつもののソフトを立ち上げることが可能となり、ダブルタスク、トリプルタスクが常識になりました。間違いなく便利になったのですが、目の前にあるひとつの仕事に集中するという点では、むしろ昔のほうが自然にそれが出来て良かったのかもしれません。
瞬間瞬間の我が心を大切にしたくて、私も来月一週間、こちらを訪問して井上老師のもとで座禅を組んできます。東京では一日座禅会も定期的にあるようです。

少林窟 http://www.geocities.jp/shorinkutu/ 


稲盛氏、五木氏の『何のために生きるのか』トークショー

私は1月に開かれた京都でのトークショーに参加しましたが、本当に楽しく奥深い一日でした。いよいよ、3/21(祝)東京で行われます。 
おすすめします。詳細ならびにチケット購入はこちらから↓
http://www.seminars.jp/user/seminar_d.php?sCD=2435 

非凡会情報・・・3月は西日本を回ります

  ・廣島ファイナル非凡会 3月3日(金)過去の講師が集結
        → http://www.nextren.com/hibonkai/ 

  ・神戸非凡会 3月17日(金) 栢野さんとご一緒します
        → http://www.4142.biz/kobe/index2.html 

  ・岡山非凡会 3月25日(土) サイト準備中

  ・京都お花見非凡会 4月1日(土)夜開催 サイト準備中

  ・ホンコン非凡会 4月20日(木)詳細未定

「非凡会」は、メルマガ読者の方であればどなたもが参加可能な気軽な交流会です。各地の地元幹事さんが準備や集客、運営などを手弁当でやっていただいています。あなたのご参加をお待ちしています。