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起業への情熱

「がんばれ社長!はいつまで続けるのですか」と聞かれることがある。そんなときは、「う~ん、少なくとも今年いっぱいは続けます」などと曖昧な返答しかしてこなかったが、反省せねばなるまい。

なぜなら、「この先20年は続ける」という勇ましいメルマガ作者がいるからだ。彼の名は、増永寛之 (ますながひろゆき)さん。言わずと知れた人気メルマガ「プレジデントビジョン」(読者数13万人)の作者であり、(株)ライブレボリューションを率いる若き総帥でもある。

2003年5月創刊なので、メルマガ読者が増えにくい時代での創刊でありながら、二年で13万人突破とは快挙だ。氏の決意とその持続がそれを可能にしたといえよう。

日本経済再生や企業収益の回復と成長のためには、明確なビジョンが必要だ。そこで、実際に会社を創業し成功させてきた社長に直接会ってインタビューし、そのあたりを徹底的に聞き出したいという増永さんの夢と使命がメルマガ発行を思いいたらせた。

「プレジデントビジョンを自らの手で生み出す」という強い信念と決意によって、増永さんは自らプログラムも学んだ。しかも今まで疎遠だった読書にも励むことにしたという。

そうした氏の変化と成長が、「プレジデントビジョン」の成長そのものだった。同時にメルマガの成長が、毎回の登場人物にも反映されていった。人脈が尽きない、というか、ますます”大物社長”が登場するようになってきた。そうした今までの貴重なコンテンツが本になったのだ。

本のタイトルは『プレジデントビジョン 起業への情熱』(アーク出版)という。
初の書籍化ということで、100名を越すインタビュー記事の中から誰を選ぶか注目していたが、今回は次の8名の社長が登場する。いずれも、業界を代表する経営者ばかりだ。

1.西川 潔(ネットエイジグループ代表取締役)
 ・・既成の枠に縛れずとことん背伸びしてこの10年を生きてほしい

2.熊谷正寿(GMOインターネット代表取締役)
 ・・夢や目標を決めて細分化し、紙に書いたものを繰り返し繰り返し見て潜在意識に叩き込む

3.宇野康秀(USEN代表取締役)
 ・・「事業家の存在そのものに価値がある」と考え頑張って欲しい

4.牧野正幸(ワークスアプリケーションズ代表取締役)
 ・・人生の中でどれだけたくさん苦労するか、頭を使うかがすごく大事なこと

5.松井道夫(松井証券代表取締役)
 ・・一番大事なのはアナログの感性。美しいな、良いなという気持ちに対して人はお金を払うことになる

6.高島勇二(MCJ代表取締役社長)
 ・・人任せではなく、世の中を自分の力で変えてやるという若者が出てきて欲しい

7.宋 文洲(ソフトブレーン代表取締役)
 ・・できるだけ早く人間として“自立し”組織と対等な関係を築いてほしい

8.木村育生(インボイス代表取締役)
 ・・会社を大きくして世の中で光る会社にしたいと思うなら自分が成長していく以外に道はない

さて、この本。

増永さんから直接サインしていただいた本を正月休みに読んだが、刺激に満ちあふれている。
経営者をインタビューした記事を雑誌や新聞などでも見かけることが多いが、ひと味もふた味も違うのだ。実際にベンチャー企業を興した経営者が取材し書いている、というのがこの本が放つ異彩の理由かも知れない。あなたにもおすすめしたい。

amazon『プレジデントビジョン 起業への情熱』(増永寛之 著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860590392/ 

メルマガ「プレジデントビジョン」
http://www.president-vision.com/