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続・イタリア旅行を終えて

さて昨夜は、名古屋非凡会を開催しました。40名の皆さんが参加され、私のイタリア報告と2006マニフェストの作り方に関して聞いていただきました。
偶然、同じ会場で講演がある石原明さん(営業マンは断ることを覚えなさい)も見学に来てくれました。

さて、昨日に続いてイタリア報告を行います。


思い出に残る出来事ベスト5

5位:青の洞窟
4位:ヨーロッパ&イタリア旅行について
3位:中高年の男たちがかっこいい
2位:歴史と芸術に囲まれたイタリア
1位:ボーノ(おいしい)連発!食べ物とワインがたまらなく良い


・5位:青の洞窟・・・看板に偽りなし

テレビで見た青色に輝く洞窟内の海面をみて、「生で見たい」と思い続けてきたのがとうとう実現しました。
名所名跡の中には、「え、こんな程度なの」と拍子抜けするような場所もありますが、青の洞窟に関しては申し分なし。ただし、実際に洞窟内に入っている時間が2~3分しかなく、せめて10分はそこにいたかった。また行くしかないか。

・4位:ヨーロッパ&イタリア旅行全般について

私にとって初のヨーロッパでした。とくにイタリア語の国なので、切符を一枚買うのでも大変だ、と勝手に想像していましたが、あに図らんや。至る所で英語が通用し、観光名所では相手から日本語で話しかけられることも少なくありませんでした。
とくに、相方の田口さんが英語堪能なせいもあって、旅行を楽しむうえではほとんど困ることがありませんでした。

意外だったのは、トラベラーズチェック(以下 T/C)について。現地ではあまり普及していないようです。米国ではほとんどどこでも使えるT/Cなのですが、イタリアでは使えないところが多く、使えても10~15ユーロの手数料を請求されました。それにかわって、現金&ワールドキャッシュカードが活躍してくれました。

また、田口さんから「武沢さん、持ち物に気をつけて」と毎日数回注意された”名物”スリ対策。今回おとづれた各都市では、テロ対策の警備にあたる警察官が多かったせいか、スリも仕事がやりにくかったのでしょう。危険を感じる場面はありませんでしたが、ローマの地下鉄ホームで私服警備員と思われる人が、スリの常連を足蹴りしながら追い出している光景を目撃しました。やっぱりいるんだ。

・3位:中高年の男たちがかっこいい、そして細身の人が良い??

最近の男性ファッション誌などでイタリアのおやじ達が特集されることが多くなりました。フォーマルもカジュアルもバチッと着こなすイタリアおやじ、雑誌でみると本当にかっこいいのですが、そんなの一部の人だけだろう、と思っていました。ところが、イタリアではそんな人ばかりなのです。どこを向いても男たちがかっこいい。
イタリアへ旅行するときには、こっちも決めていかないと気合負けします。
もちろん、女性がすてきなのは言うまでもありません。男女問わず、日本との大きな違いは、太っていることに罪の意識はまったく持っていなさそう、という点です。
無理してでも細くなろうという努力は、独身者の一部にこそあれ、基本的には体型をそんなに気にしないというのです。むしろ、体型を上手に利用したオシャレをすることが大切なのでしょう。

・2位:歴史と芸術に囲まれたイタリア

こちらでは、多少「保守的過ぎじゃないのかなぁ」と思えるほど、歴史と文化、伝統を重んじて生きているようです。それはイタリアだけでなく、ヨーロッパ全体に言える特徴ではないでしょうか。
建築物がレンガや石などで造られ、地震や台風が少ないせいもあって、築年数が異常に古い。建物の中はリフォームされてオシャレなのですが、外観は非常に古いのです。したがって、新しさやハイカラさを売りにしている米国の大都市とはイメージが全然違って見えるのでしょう。
 
フィレンツェでダビデ像を見ました。毎日長蛇の列ができるので、日本から予約を入れておいて正解でした。
本物のダビデ像をみたとき、我々二人はその場で「オーッ」と、立ちつくしていました。それがきっかけとなって、芸術鑑賞モード全開。ウフィッツ美術館やバチカン博物館、サンピエトロ寺院など、ほんものの芸術に触れる時間を大切にしました。
 
・1位:ボーノ(おいしい)連発!食べ物とワインがたまらなく良い

食べ物が一位とは我ながら情けない気もしましたが、どう考えても一位の座は食べ物とワインしかないでしょう。
イタリアでは18回食事をしましたが、ボーノという声が出せなかったNGの食事は2回(ファミレス店と観光ツアーに付属のランチ)だけ。あとは朝から夜まで何を食べてもうまかった。
たかがピザとパスタとあなどるなかれ、改めてイタリアンフード、恐るべし。エノテカというワインバーで飲み比べたイタリア各地のワインにも恍惚となりました。
 
番外編

・マザコン多し、イタリア男

幾つになっても、うちのママを誇る。家族愛、郷土愛が強いことはすばらしいが、それが排他的な感情になるときも多いそうだ。

・クラブもカラオケもない、キャバクラなんてとんでもない。

イタリアでは早めに帰宅し、自宅で夕食。遊ぶときも友人とまじめに。それがイタリア流。「夜、どっか楽しいところに連れて行って下さい」と現地の人に水を向けた私が恥ずかしかった。

・いがらしさんと一柳さん
 
フィレンツェではいがらしさんが、ローマでは一柳さんがいろいろと面倒を見て下さいました。メルマガを通したご縁なのですが、とても楽しい時間をご一緒できて光栄でした。また、田口さんもローマ在住のアメリカ人の方と会食していました。こちらもメールでの紹介だそうですが、インターネットは良い意味で世界を狭くしてくれています。
 
 いがらしようこさんの「シークレットトスカーナ」
   http://www.secret-tuscany.com/jp/index.html 
 一柳さんの「レインボーネット」
   http://www.italia-net-travel.com/
 
・ユーロと円、ヨーロッパと日本

「日本円の為替は比較的堅調に推移している」という認識をもっていた私。しかし、それは対ドルでの話。対ユーロとなると、ユーロ誕生時よりもかなり円の価値が下がっているという現地の声。
なるほど、経済は世界規模でみないといけません。

・旅行客事情

どの街に行っても日本人のツアー客をたくさん見ることができました。一時期より相当減ったと言われる日本人ですが、それでもイタリアを訪れる観光客の上位5には入っている様子。
ちなみに、最近観光客がどんどん増えているのがアメリカと中国だそうです。

・インターネット事情

今回の訪欧にあたり、唯一の心配だったのがインターネット事情でした。毎日アクセスできるかどうかという不安だったのですが、心配無用でした。ヴェネチアでもフィレンツェでも、ローマでも街のいたるところにインターネットカフェがあり、ノートパソコンを持ち込み、LANケーブルをつなげばすぐに高速回線につながります。
  1時間あたりの料金は、
  
  ヴェネチア・・4ユーロ(560円)
  フィレンツェ・・2ユーロ(280円)
  ローマ・・5ユーロ(700円)
  
とまちまちでした。ちなみに、成田空港は、10分100円(1時間600円)でした。
だいたいそのあたりが世界の相場かと思いきや、北京にある五つ星ホテルは1分2元(30円)です。つまり、1時間1,800円取るところもあるということです。
  
・デジカメの優劣

田口さんが持っていたフジフィルムのデジカメは暗いところでの撮影に強みがありました。特にレストランで食事を撮影するときになると、私のパナソニックは歯が立ちません。
でも、外で遠い所をズームアップし、手ぶれなく撮影するときには、こちらが優位に立てたと思います。これからは、デジカメも複数使い分ける時代か?
 
・「旅の指さしイタリア語会話」

情報が少ない街、ナポリでの夕食。手元にガイドブックもなく街を歩いていたとき、「旅の指さしイタリア語会話」が大いに役立ってくれました。これ一冊あれば、何とかなります。いや、それどころか、言葉が通じなくてもすごく盛り上がれます。
詳しくは、田口さんの「イタリア旅行記」をご覧下さい。
 http://www.ideaxidea.com/archives/2005/11/post_45.html 


おまけ

・帰りはビジネスクラス

帰路は、JALさんのオーバーブッキングのおかげで、ビジネスクラスになりました。料金はエコノミーのままで。
快適なのは言うまでもありませんし、食事もワインも素晴らしかったです。今後、どうしようか悩ましいところです。
 
・イタリアでダイエット成功?

この9日間、朝から晩まで炭水化物を取りまくっていました。
「武沢さん、体重がやばいことになってませんか?」と相棒にも言われたものですが、この9日間だけは体重のことを忘れて食べ続けました。帰国後、測定してみてびっくり。体重が1キロ、体脂肪が2%も減っていました。
いきなりガツーンと炭水化物をとるから、食事時間が比較的短く終わり、ダラダラと食べることがなかったせいかも知れません。また、万歩計をつけて毎日1.5万~2万歩あるいていたのが良かったのかもしれません。とにかく減量できていたのにはビックリしました。