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非凡会余話

今年2月の岡山非凡会。参加者のお一人の税理士の方が名刺交換しながらこんなことを話された。

「武沢さん、私はどうしても出版社から本を出したいと思ってきた。それで原稿を書いて四社ほどの出版社に企画書を添えて送ったのだが、なしのつぶて。きっとボツになったのだろうが、どうすれば良いだろうか?」

優しそうな顔つきをもつ彼のことだから、「きっとこのまま返事を待っているのがマナー」とでも思っていたのだろう。
だが、私は即答でこう申し上げた。

「返事が遅い出版社とは付き合わない方がよい。たった四社から反応がないくらいであれこれ考えてはいけないと思う。出版社を決めるのはあなただ。向こうではない。私がもし最初に本を出すとしたら、少なくともその10倍の40社位に原稿を送って反応を待ちますよ」

その翌日から彼は新規に出版社のリストアップを開始。ガンガン原稿を送り出す。そして17社目にして反応を返してくれたのがPHP研究所だった。
その後、とんとん拍子に企画が進み、何と3月中旬には書店に並んだ。

元amazonのカリスマバイヤー、土井さんのメルマガ「ビジネスブックマラソン」でも取り上げられたことなども手伝ってついにamazonの書籍ランキングでは15位までいった。

それがこの本だ。

戦略マップ バランス・スコアカード実践活用法(澤根 哲郎 著、PHP)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569642241/

おめでとう、澤根さん。

あきらめるのが早すぎる、いや、あきらめてはいけない。