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SRR速読教室

「一日6時間のトレーニングを三日連続×2回(計6日間)かけて行えば、99.5%の可能性で速読法が身につきますよ」と寺田さん(後述)に聞いたときには、にわかに信じることができなかった。

私自身、過去に何度速読にチャレンジし、挫折してきたことか。そのほとんどが本だけを頼りにした独学だったので、挫折やむなしとはいえ、99.5%も成功する速読法があるとは・・・。

今回、福岡非凡会での出会いが縁となってSRR速読教室の代表、寺田昌嗣さん(福岡)に個人レッスンをお願いした。特別に名古屋までお越しいただき、マンツーマン指導してくださるという。この栄誉を利用しない手はないではないか。

まず、寺田さんが開発したSRR速読法の基本スタンスは明快なのでそれをご紹介しておこう。

・超能力のような才能や、一冊を1分で読破、というような夢のような技術は追わない。ごく普通の人が、合理的・効果的に学べる速読技術を教え る。
・それでも今までの読書スピードと比べて何倍にもなることが期待でき、その結果、ビジネスのあり方や学業の成果を根本から変える可能性をもっ た速読法である。
・まずは、単行本や新書を1ページ10秒(8~12秒)でしっかりと読める質の高い読書術が得られる。200ページ程度の単行本なら30分ほどで読め て、理解度は充分実用的。
・さらに、情報収集目的でサラッと本に目を通すときや、再読などの場合には、さらにスピードアップして、一冊を15分程度でも読めてしまう。
 
 そんな2種類の読み方を自在に使いこなせる技術の習得を目指すのがSRR流実践・活用型速読術。

以上が、寺田さんのスタンスだ。お人柄だけでなく、狙いもなかなか地に足がついていて、好感がもてた。

本の内容によっては、寺田さん本人でも何時間もかかるような本はあるらしい。例えば『7つの習慣』や『GMとともに』など文字数が多くて、ページ数も数百に及ぶ本や、なにかの専門書(この日、寺田さんは「靖国問題」の専門書をもっていた)などだ。

だが、これらの本にはまた別の速読法があると教わった。
まず高速で通読しておく。この段階では理解度は重要ではない。最後まで見渡しておくことの方が重要らしい。
こうして本全体に”あたり”をつけておいてから、もう一度、今度はゆっくりめのスピードで再読する。
そうすれば、トータルの読書時間を短縮しつつ読破しやすくなるという。もしこうした大部の著作を、私のように最初から最後まで同じペースで読破しようとしていると、途中で挫折してしまいやすいのだ。

さて、トレーニング初日の朝を迎えた。
寺田さんがトレーニング用の本、ノートパソコン、メトロノームとスピーカーなどを持って表れた。

6日間のレッスンカリキュラム表をみると、

・文字追いかけトレーニング
・ページ見渡しトレーニング
・スムーズ追跡トレーニング
・擬似的速読トレーニング
・複数行把握トレーニング
・書店立ち読み実践OJTトレーニング

いろいろありそうで楽しみだ。

寺田さんの概要説明が終わり、レッスン開始。まずは現状把握テストだ。今、一分間で何文字の活字を読めているかを調査するところからスタートした。

果たして、私は99.5%の仲間入りができるのか・・・!?

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