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社長が考えていること

「考える」ことと「悩む」ことには、はっきりとした違いがある。
考えるという行為は生産的、悩むという行為は非生産的なのだ。
具体的に言えば、生産しようという気持ちがあって、紙と鉛筆(またはパソコン)が手元にある状態で考えることが大切。書いて書いて書きまくることを本当の「考える」という。

とにかく頭に浮かんだことは書きながら考えると、やがて指先に頭脳が乗りうつってきたかのように、どんどん発想に広がりと深まりが生まれてくる。それを蓄積したものが、あなたのアイデアデータベースとなる。

近くに紙と鉛筆がない状態で考えると思考は堂々巡りにおちいり、やがて腕組みして「悩む」ことになりかねない。
このように、「考える」ことと「悩む」こととは似て非なるものなのだ。

中小企業の経営者が今なにを考えているか。

「悩み」ではなく、文字通り考えていただいたものを何人かのご協力を得て提出いただいた。
その一部を今日ご紹介したい。特定の業界や企業だけに通用するものは除外し、普遍的と思われるものを80項目ほど選んだ。

設問は、「あなたは今、何を望んでいますか?」
今日はその前編をお届けする。何かのヒントがになれば幸いだ。


理念・ビジョン関係

・きっちりと成文化した経営理念を作りたい
・理念を組織内に浸透させるノウハウを学習し、実践したい
・会社の将来に対して明るい希望がもてるようなビジョンを作りたい
・T社のような改善指向の強い組織にしたい

業績と財務関係

・売上高を増やしたい(χ年でy倍にしたい)
・利益率が高い会社にしたい
・花王のように、長期にわたって増収増益を続ける会社にしたい
・無借金企業にしたい
・自己資本比率をχ%以上にしたい
・ROA(総資本利益率)をχ%以上にしたい
・売上高の成長率が毎年χ%以上ある会社にしたい
・株式公開できる会社になりたい

社員関係

・社員の平均年収を業界平均のχ%アップでキープしたい
・社員が指示待ちではなく、自分で率先して仕事を創ってほしい
・年収1,000万円プレーヤーを社員の中から出してやりたい
・社員とその家族から我社で働いてきて良かったと言われたい
・社員の愛社精神が高い会社員したい
・報告・連絡・相談がきっちりできる人材ばかりにしたい
・時間や納期に対してシビアな社風を作り上げたい
・社員ひとりひとりに人生ビジョンを作らせたい
・社員から毎年最低一人、新規事業部門の社長を育てたい
・10年計画くらいのスパンで複数の若手後継者を育成・選抜する
・有給休暇が堂々と取れ、完全消化できる会社になる
・優秀な若者が毎年入社してくるような会社にしたい
・高齢者でも働ける会社、高齢者が入社してくる会社にしたい
・社員旅行を年二回開催し、一回は国外旅行にしたい
・社員教育の体系を整備したい
・女性人材が入社し、定着し活躍できる会社にしたい
・福利厚生の一環として、プロ野球のシーズン券を確保したい

営業関係

・手形を切らない、もらわない
・新規開拓力の強い営業部隊を作りたい
・営業が営業の仕事をしていないので、営業活動に専念させたい
・全国の主要都市に営業拠点網を完成させたい
・中国やアジア諸国との貿易を開始したい
・自社開発のオリジナル商品の比率を高め、下請け依存度を下げたい
・口コミでお客が広がる状態を作りたい
・無事故無災害の会社になる
・会社案内を始めとした営業ツールを毎年アップデートしたい
・毎朝朝礼前の10分間を読書時間とし、読書の習慣を全員がもつ


<後編は明日。あなたも作ってみよう!>