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華南、香港旅を終えた雑感

昨夜、日本に帰国しました。名古屋での荷ほどきもそこそこに、今東京へ来ていますが、今日は、今回の訪中雑感をお届けしたいと思います。
まず訂正二件。

香港非凡会の幹事をしてくださる森さんのお名前を間違ってご紹介しました。
正しくは、森可奈子さんです。お詫びして訂正いたします。

また、香港非凡会当日に開かれていたのはラグビー世界選手権ではなく、7人制による「セヴンズ・ラグビー」のワールドカップでした。
4年に一回開催される15人制のラグビーワールドカップの中間年に開催される大会です。
今回は4万人の観衆の前で、太平洋の小国フィジーがラグビー王国ニュージーランドを下してみごと優勝しています。そのせいもあって、香港の夜は外国人で異常な盛り上がりでした。

フランスのスーパーマーケット「カルフール」が日本から撤退するという報道を見て私は、「小売業が外国で成功するのは難しいのだろうなぁ」と勝手に思っていました。カルフールの経営力をひそかに疑ったりもした。
だが、答えはそんなに簡単なものではないようです。中国でのスーパーマーケット売上高の上位御三家は、

1位:カルフール(仏)、2位:ウォルマート(米)、3位メトロ(独)となっています。現時点では、もっとも上手に現地適応している会社なのです。所変われば経営も変わるという見本のようです。

世界の工場と言われる中国。なかでも華南地区が群を抜いて製造業の誘致に熱心です。来料加工(らいりょうかこう)に対する免税や、外資に対する土地建物の優遇など、行政をあげて企業にサービスするという姿勢が強いようです。
25年前は貧村に道路が一本走っているにすぎない村だった深センが、今では人口700万近くにまで大発展。1時間離れた広州もほぼその同数の人口をほこるなど、あまりにも急速な発展を遂げたゆえに今と将来に問題をかかえることになりました。

そのひとつが深刻な求人難。慢性的にこの地区は200万の人手不足と言われています。かつては、東北地方(中国の)からも労働者が流れ込んでいましたが、ハルピンや天津など北部でも労働力の需要が著しくなったあおりを受けています。当然労働者の賃金は急上昇。
深センでも、最低賃金が近々20~30%上がりそう。トヨタの広州進出によってますます売り手市場になることが予想されています。そんな中中国で製造業を営み成功するためには、単純加工製品ではなく高付加価値製品で勝負していく必要が生まれてきています。

低賃金と膨大な労働力を売りにしてきた中国が、高付加価値を売りにしていかざるを得ない時代が意外に早く来るかもしれません。すでに企業側は、良質な労働者の安定採用と定着が重要な経営戦略だと認識しています。従って、福利厚生や社員教育に力を注ぐ経営者が増えています。かつて日本であって「女工哀史」のような厳しい労働環境は、今後、徐々に減っていくでしょう。
とはいえ、中国大陸の西部地区にはまだまだ無尽蔵に土地と人はいます。低賃金、低価格の物づくりはドンドン内陸部の方へ向かっていくことでしょう。


「景気のほうはどうですか」
マカオのタクシーでそう質問すると、へへへ、嬉しそうに笑みをこぼしながら、「おかげさまで調子良いです」との返答がありました。景気の良い話しは、こちらも嬉しくなります。
昨年12月に中国返還5周年を迎えたマカオが好景気にわいているのです。
昨年は、9月までの9ヶ月だけの集計で、観光客が前年比50%アップしました。
中国本土からもカジノへ遊びに来られるようになり、カジノ収入は急拡大中。前年比3倍の2,000億程度の税収があり、今年中にもラスベガスを抜くのではないかとささやかれています。

なかでも、ラスベガス資本のカジノ「ラスベガス・サンズ」が絶好調。
近々、複数のラスベガスカジノがオープンする予定で、中国本土と香港それぞれから陸橋もかかることから、大変貌を遂げることでしょう。
さらに今年9月に香港島でディズニーランドがオープンします。すでに建物部分や交通アクセス面はほぼ完了しており、今や遅しと開業が待たれます。
華南地区&香港マカオ、今後ますます要チェックでしょう。