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ウィークリー雑感

連勝の秘訣

アメリカで連戦連勝する組織のメカニズムを研究している経営コンサルタントがいます。ハーバード・ビジネススクール最初の女性終身教授、カンター女史がその人です。彼女の講演をダイヤモンド社主催の「リビングリーダーシップ」で聞きましたが、彼女が見つけた真理はいたってシンプルなものでした。それは、連敗しないことに全力を注いでいる、というのです。やや拍子抜けするような結論に思えましたが、味のある答えだと思います。連勝をめざすならば、連敗しないこと。かつて50才で将棋名人に輝いた米長邦雄さんも、「勝利の女神に愛されたければ、負けたあとの態度が重要」と言っていました。
朝寝坊してしまった、目標が未達成で終わった、気分が乗らずに今月は進歩がなかった・・・、
今月の負けを来月に持ち越してしまい連敗するようなことを避けること。目先の勝ち負けそのものより、負けたあとそれを引きずらないことが大切なのです。

中国在住の読者からメール

1.中国 桂林在住の日本人ビジネスマンIさんより

“がんばれ社長2月10日号”
中国経営、わが闘争・・日本人はなぜだまされやすいのか?について

・・・武沢先生、こんにちは。私は現在中国駐在中の一読者です。
文中の武沢さんの言葉
『そうかなぁと私(武沢)は疑問に思った。
私はそうは思わない。
だまされるような力関係しか作れなかった当方の落ち度を充分認識すべきだと思う』に、すごく共感しました。

私が始めて中国に赴任したのは1993年ですから今から12年前のことです。その間、北京、上海、桂林と赴任地は変わりましたが一貫して中国内で仕事してまいりました。
ご指摘の小島氏による小論文を自分の目で見ていないので、それに対する意見は控えさせていただきますが、武沢さんの言葉には100%賛成です。
私は、この12年間、中国の方に騙されて、ひどい目にあったというような体験は私には全くありません。
もちろん意見の違いによる対立や、言い争いは数知れずありますが、(現在進行形)これは日本人社会にいても同じこと。(でしょう?)反対に自分の意見を真っ向からぶつけてくる姿勢の方が私には単純に理解しやすいほどです。
しょせんは私は外国人、しかも過去に暗い歴史関係がある日本人ですから、本当に中国の方が胸襟をひらいてくれているかどうかは解りませんが、私自身は中国の方と十分信頼関係を築いていると思っています。
(後略)


メルマガ「残念と手抜き」に寄せられたメール

二日間で29通のメールを頂戴しました。メルマガで講演参加者の態度を批判したことについて、賛否両論です。メールの数だけをみれば、

・否定意見  3通
・賛成意見 16通
・中立意見 10通(どちらともとれる意見含む)
となっています。その一部をご紹介します。

否定意見

1.多くの読者や聴衆がいるので、いろいろなことを感じると思いますが、実際に意見を言う人はほんの一握りだと思います。
なかには、良く考えたすえに勇気をもって言う方もいると思います。故に、的外れな失礼な意見でも貴重な客観的な意見として受け止める姿勢も必要だと思います。
また、一見矛盾するのですが、注目される人(上に立つ人、管理する人)は意味も無く、悪意から批評される場合も多々あると思います。そういった言葉に対しては、耳を閉ざすなり、流すなりしてすぐに忘れるのが良いと思います。嫌な悪意に満ちた言葉は思い起こすだけで、また嫌な気持ちになりますし、またそれに対して反駁することは、かえって自分を傷つけることになります。
  (後略) (Tさん、男性)

2.こんな輩の有り様わざわざこんな貴重なメルマガを割いて記す必要は全く無いと思います。こんな輩は相手にして欲しくないです。
  逆に取り上げる事自体先生の●価値が下がる●
    (Cさん)

3.確かに初対面の方に対して失礼な言い回しだと思います。しかし、武沢さんも非難を覚悟でメルマガに書き込まれたとの事。大人げないのではないでしょうか?とても残念で   す。
  読者全員があなたのファンだとでも思っていらっしゃたのでしょうか?
  私は人の紹介で購読を始めましたが、毎日拝見させて頂いております。最近は自分の言葉で書かれてないし、殆ど人の言葉の引用ですよね。少数意見にこそ大きな問題点が隠さ  れていると思います。素直な心で非難を受け止めて逆に「ありがとう」と言える人でなければ人を指導する事などできないのではと生意気ではありますがそう思いました。
  武沢さんよりも知識が豊富で、年商数億以上の経営者の方は沢山いらっしゃいます。そういう経営者の方々の心を掴むという事がどれだけ大変だろうかとは思います。
  たったそれだけの事で愚痴をこぼす事は、今後はお控えください。
  せっかく築いてこられた信用と愛読者の期待を裏切らないでください。3万部達成、是非頑張ってください!応援しております。
  (Hさん、男性)

肯定的な意見

1.良くも悪しくも無料メルマガなのですから、作者は何を言おうと自由。読者もいつ解除しようとも自由。メリットがあれば感謝しつつ購読し、メリットが感じられなければサッサと読者を卒業するというただそれだけのこと。妙な信頼関係や師弟関係のような感情はお互いに期待してないはず。
よって、武沢さんを批判する資格はもともと読者側にない。その前に、良識人として武沢さんから今まで何を得られたか、そして何を返すことができたかをまず自分に問いなさい。そのうえで、どうしても作者に文句を言いたければ、幾ばくかの金額を振り込んでからにせよ、と私は言いたい。ネットオンチゆえ、人の本質が見えるおじさんの意見まで。
   (島根県、Oさん、男性)
  
2.しかし、「手を抜いてませんか?」は断じて許せない!!!お前は何を読んでいるんだ!お前の読解力はそんなレベルか?と、いってやりたいですね。これは武沢さんへの侮辱だけではなく「がんばれ社長」を真剣に読んでいる他の読者への暴言です。断じて許せない!!!!!最近、読者数が急激に上がっているのを嬉しく思います。去年の水平飛行と全然ちがいますよね。紙面からも、武沢さんの何らかの変化が伝わってきます。
  (Mさん、男性)

3.本日のメルメガにはっとしました。私も何気ないひとことで失言が多く今までにいろいろな方を傷つけてきたと思うのです。冗談のつもりでも相手に非常に失礼なことばってあると思うのです。
今回の件では武沢社長が非常に気分を害しているのですが、私はよく場を和ます意味で“つっこみ”をいれます。これがあとでしまったと思うことがよくあります。今回のメルマガで改めて不用意な発言はつつしみたいと思いました。
  (兵庫県、Wさん、男性)

4.私も起業して社長になるつもりでいますが、自分が社長になったときはこんな風にならないようにします。いい反面教師になりました。
メルマガをこれほど頻繁に内容も充実して発行していらっしゃる武沢様はすごいと思います。中学生の女の子の話はとても感動しました。これからもすばらしい社長さんたちの経営発展のために、がんばって皆さんを励ます講演を続けてください。
  (Mさん、女性)

5.いろいろ考えを巡らし、書くべきか書かざるべきか思い悩んだ末、書き終え、最終的に送信ボタンを押す瞬間の武沢さんの心持、自らのメルマガでの情報発信に対する信念に確信を抱く瞬間だったのではないかと勝手に想像しました。自分の書いたり発言したりすることが公になる瞬間のあの感覚、私にも「ある、ある」って感じです。
  (中略)
欲を申し上げるならば、メルマガの内容からは確認できなかったのですが、それぞれの対象者の方に、その場で直接指摘して差し上げた上で書かれていれば、なおカッコイイ!と思う次第でございます。(鹿児島 Mさん、男性)
  
6.(衝動的に書いたというより)賛否両論あることは承知の上で熟慮の上で書かれた内容ではないかという印象を受けました。私は、言いにくいことを素直に指摘してくださる諸先輩と、より多くお付き合いをさせていただけるような自分でいたいと思っています。面とむかって言いそびれたあとでも、ああやって書いていただくと、我がことのように思え、自己成長につながると思います。(東京、Mさん、男性)

7.色々な意見にも、逆境にも、意見をしっかり添えていて、何だかたのもしく見ています。人間同士、色々なことを感じて当然な中で、そのままをしっかり書いているところが私は好きです。だって人間ですものね!その人間らしさを持っていて、そして隠さないところが、とっても魅力だし素敵だと思っています。カッコつけているメルマガやブログは誰でも書けるし、上辺っぽいし、親しめないと思います。(東京、Mさん、女性)

8.今回のお話は、<ひょっとして私のこと?>って感じるくらいにドキッとしました。内容こそ違え似たようなことを人に言っていたことがあります。まずい言動については、後で自分で気がついたり、気心の知れた人から指摘してもらったりと様々です。どうしても経営者は、立場的に自分を指摘してもらえることが減ってきやすいです。指摘してもらえる人を作っておくことが大切なように思います。がんばって下さい。負けずに私もがんばります。(大阪、Yさん、男性)

9.武沢さんの熱い気持ちが伝わってきました。今までの武沢さんのイメージは、「そんな小さい事・・・」くらいで、今回のいくつかの話は流すような方と思っていましたが、そんな事はないようですね。私も今日の内容については、同感です。非常識にも程があると思います!私も似たような経験がありますが、言われた瞬間には言い返せないんですよね。(兵庫県、Kさん、男性)

10.武沢さんが指摘するまでもなく、現代人は失礼というよりも無礼もしくは、礼儀しらずという大人が増えているように思います。個人としてならそれでいいかもしれませんが、経営者や公人としては問題があるのではないでしょうか!そして、こういう話しが本人もしくは読者の気づきの機会になると思うので、良いのではないかと思います。
(Nさん、男性)

11.私は、武沢さんのメルマガ内容の通りだと感じます。学ぶことは、尊いですが、学んだ証は、自分が変わる事しかないわけです。そして、批判というのは大いに結構と思います。何故なら、批判は相手に対する愛情を前提にしているものであるからです。批判を受ける人は、幸せ者です。ただ、残念ながら批判を非難や批評と同類と勘違いしておられる方が多いなぁと感じます。経営者なのに、評論家が多いなぁと感じる方もいらっしゃいますね。
  (愛知、Pさん、男性)

中立的意見

1.現在の方が以前より増して読んで為になる話題が多いと思っております。武沢様の苦悩の変遷、人柄がありありと伝わって来ます。
また、人との出会いを大切にされる所などは、お会いしたことはありませんが人物の潔さを感じます。
読者より、メルマガの手抜きを指摘されたとのことですが、その方は読み方を少し工夫されると良いのではないかと思いました。文章の登場人物を自分に置き換えてみたり、武沢様の考えと違う考え方はないのか?など、少しの疑問を持ったりするのも良いと思います。  (石川県、高橋さん、男性)

2.今日のメルマガはかなりショックな内容でした。
  残念と言った人も手抜きと言った人も真意は別のことを言いたかったのではないかと思います。前者の方は組織のあり方について武沢先生の意見を講演で聞きたかったけど、武沢様は別のポイントで講演された。そこで名刺交換をして「今日の講演どうもありがとうございました。今日の講演ではお触れになりませんでしたが、武沢先生は大人数の会社の組織の要諦についてどのようなお考えなのか別の機会にでもお聞かせいただきましたら幸いです。」と言いたかったのに批判がつい先に出てしまったのではないでしょうか?
後者の手抜きと言った人は最初武沢先生のメルマガに衝撃を受けたと思われます。そしてメルマガに対する要求度が自分勝手に幾何学的に上がってきて先生のメルマガに過度な妄想的期待をし過ぎてしまったのではないでしょうか?
私がメールしたかったのはお二人の弁護をするためではありません。自分が意図していないことを言ったがために相手が傷つき、かつそのことを自分が認識していないことが多々ありそうな気がしたからです。(茨城県、Kさん、男性)

3.「残念」発言の方について、批評家になってしまう人は残念でもありますが損をしてると思います。同じ情報を得ても当事者として感銘するか、知っている・分かりきってることとして処理してしまうかどちらが得でしょうか。色々な情報を当事者として反応することはとても楽しかったり辛かったりします。いずれも自分のこやしになりますから私は常にびっくりしていたいですし、そうしていると周りの方は色んなことをお話してくださいます。私は年齢が若いため自然に出来るのかもしれませんが、年をとっても心掛けていたいことのひとつです。
  (東京、Nさん、女性)

4.批判は悪いものではないけれど、どうせ批判するのなら、「ほら、ここ、前と違うよ。あの時はこうで良かったのに、最近どうしたの」など、言ったほうも言われたほうも萎えた向日葵のような気分になるモノより、「そこは違う。こうみるとホラ広がるだろ?」「なるほど。それは新しい!」というお互い太陽の如き笑顔でグングン伸びていけるような粋な性質の批判がいい。
  (中略)
「手抜き」と誰かにもの申す前に、まずは、ゆっくり、ご自分の姿を客観視されることから始めたほうがよろしいのではないでしょうか。「手抜き」と思って誰かに手抜きといっている段階からして既に次元が異なっている事に気がついたほうが良いと思います。(後略 沖縄、友利さん、男性)
  
5.「メールに手抜きをしていませんか?」
  これは発刊者にとって、非常に憤りを感じる言葉ですよね。
  配信はせず、購読だけされる方にとっては分からない事なのですね。実は私もメルマガ配信者の一人です。メルマガを配信開始して1年が経過しましたが、いつも「配信開始」  のボタンを押す時は緊張します。
  誤字は無いか、自分の想いは相手に伝わるか、相手は今回のメールをどう捉えるかなどなど。不安は尽きません。
  配信する人間全てが、そうだと思っています。
  「他人へ自分自身を伝える」という事はそれだけSensitiveな事ですし。
  武沢先生はこのような評価を受けるだけマシです。私などは、2回しかメルマガ購読者からの評価を頂いた事がありません。(笑)武沢先生頑張りましょう!
  今後のご活躍、期待していますし、今後も「がんばれ社長!」は購読させて頂きます。私も頑張ります。
  (Mさん、男性)

<この件に関する武沢の総括と気づき>

いろいろな視点からのご意見があり、参考になりました。
私は今回、二人の講演参加者(一名は読者)の発言を批判したわけですが、正直言って、今回も「我慢しておこう」と最初は思っていました。今まででも、同じようなことやもっとヒドイことを我慢してきたからです。でも、やっぱり今回はだまっておられなかった。

今までは、私一人に対する非礼や無礼だと思えたから私一人が我慢してこれば良かったのです。しかし、今回は私個人に対する批判の部分はまったく平気に我慢できるのです。武沢信行を誰に何と批判され、否定されようと平気です。むしろ、彼ら経営者本人が知らず知らずにこうしたお客さん的態度をとっていると、部下や関係者がどれだけ迷惑かを感じたから黙っておけなかったのです。
どなたかの意見にもあったように、一番良いのは、その場で本人に申し上げることなのでしょうが、トッサに言葉にならず、あとになって「あれはないよなぁ」と思えることがあるのです。ましてや私の場合、思ったことが言葉になるのに随分時間がかかりますから。
ただし、このような出来事をご紹介することは、メルマガコンテンツとしての価値という点から有益かどうかは疑問があるのは事実でしょう。どうしてもまた言いたくなることがあれば、それは日記ブログのほうでやります。


「月刊トークス」 http://www.talksnet.co.jp/ 

あなたも読書ブレーンを雇いませんか。
編集長の岡田さん自らが毎月数十冊のビジネス新刊書を読み、その中から四冊だけを厳選ピックアップ。その内容を要約して一枚のCDに録音し、毎月届けてくれるサービスです。
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「岡山非凡会」がいよいよ来週に迫る!

 国宝の講堂で論語を学びます・・・岡山非凡会 いよいよ募集開始!
 2500年前の哲人の智慧と現代の『志』が融合する!
 武沢講演:【最後に笑う社長の条件(勝ち抜く経営者の絶対法則)】
 一般者は入室できない【国宝講堂】での、講話体験ができます
http://www.heart-i.net/hibon/harenokuni.htm 

遅ればせながら、私もブログを始めました

「がんばれ社長!」ブログ http://www.blog.e-comon.co.jp/