未分類

テレビに出るとき

アイデアがヒットした。セミナーはいつも満員になった。地方の雑誌や新聞にも出まくった。そして、とうとうテレビ局からも取材依頼がきたのだ。取材は三日後だ。

これは広島県の八納建築研究所の代表、八納啓造(やのうけいぞう)氏の実話である。以下、敬称略。

八納のアイデアはこうだ。

普通、家を建てローンを組むとそれは資産にはならない。むしろ負債の方が大きい。だが、あるアイデアを加味すれば、ローンで家を建てても資産価値を生む。
そのやり方を地域の皆さんにお教えしてゆけば、おのずと設計の受注にも困ることはなくなる。

それが、「しあわせたてものづくり実践会」となって地域に根を生やし、着実に勉強会への参加者も増えてきた。地域のマスコミの目にも止まった。

テレビへの出演にあたり、八納は思った。

「テレビに出ることくらいで浮かれていてはだめだ。テレビに出るこ
とがゴールなのではなく、これをスタートにしよう。」

そして取材日が来た。収録が順調にすすみ、後半に差しかかったところで、八納は、おもむろにカバンから小冊子を取り出した。

「実は、私が今日お話しした内容を更に掘りさげたノウハウブックがあります。私のホームページから購入することが出来ます。これがそのブックです。関心のある方は今すぐ、いますぐ、私のサイトにアクセスしてください。」

このとき、実はまだ冊子の中味は出来ていなかった。今回のテレビ取材を引き受けたのを契機に作ろうと決意した。急いで表紙だけをテレビ用に間に合わせた。

アクセスと注文が殺到した。慌てて作ったノウハウブックだが、もともと八納には、メルマガやセミナー資料というコンテンツがある。これがまたまた、大反響を呼ぶブックになった。

テレビや雑誌に出るときの一つのやり方だ。

八納氏のノウハウブック(おすすめです)

『今まで知らなかった! 資産になる家づくり』
http://siawasetatemono.com/index.htm