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ウィークリー雑感

■訪中レポート、昨日号のつづき。

●3/7(日)午後 梨哥荘(りかしょう)→煙台(えんたい)

梨哥荘から車で3時間半、煙台に到着。渤海を挟んで大連と向き合う形のこの街は人口約650万人。大連よりわずかに大きい。だが、その割に日本でなじみが薄いのは、交通アクセスの問題だろうか。
航空便がようやく関空から週二便飛ぶようになっただけというのが起因しているような気がする。
韓国ソウルからは週14便出ており、「デウ」「LG」といった韓国企業の進出が目立つ。国家級の開発区をもち、ビジネスの街、製造の街、農業・漁業の街、リゾートの街、すべてをあわせ持っている魅力的な都市がここ煙台だ。

●夕方 煙台市役所投資促進局 訪問
劉部長(女性)のプレゼンとビデオを見たあと、質疑応答。徐福の蓬莱伝説の町でもあり、実は日本と深い関係があるようだ。過去5年で3回もAPECの博覧会があり、APECの町としても有名だという。

●3/8(月)午前 欣和(しんわ)企業訪問

この会社は山東省最大の醤油メーカーである。中国国内では第八位で、酢や蜜なども製造販売する。販路は、日本向け3割、米国向け3割、国内向け4割。醤油のサンプルボトルを頂戴したが、充分日本でも通用する味だった。

●午前 煙台開発区 訪問
副会長による説明とビデオを見たあと、時間切れですぐにおいとま。彼らの自信に充ちた態度と口調が印象的だった。

●正午 煙台→大連へ船で移動

普段は片道3時間の高速船が走っているが、この日は天候不良で欠航。やむなく大型客船に乗る。こちらは高速船の二倍(6時間)かかるが、揺れなくて済む。
2005年には鉄道フェリーが開通する予定で、この両都市間の移動は、グーンと楽になろう。

●夜 大連で反省会
いよいよ明日の朝に帰国する。今回の旅の収穫を整理し、お互いの労をねぎらいながら和食レストラン「横浜港」で打ち上げ。


■訪中 こぼれ話

1.いつまでも旅行者をだましてはいけない

旅順でのこと。二〇三高地を見学し、ストーブのある売店に戻ってきました。乃木将軍の物語を蕩々と語ってくれたあのおじいさんが、私の近くに来てささやきました。

「実は、この近くの民家から5枚だけ出てきたのですが、明治初期の一園銀貨があります。よかったら一枚450元でお分けします」と言うのです。この人はウソを言う人ではなさそうだ、と私は思いました。でも、古銭を集める趣味はないので渋っていると、「これは大変価値がある本物です。ちなみにこちらは町で出回っている偽物です」と言って、見るからに偽造品とわかる品質のものを見せてくれました。結局、私は250元で一枚購入。帰国して古銭ショップへ持ち込んだところ、3秒で偽物と指摘されました。

私は言いたい!

偽物なら偽物と堂々と売ってほしい。それならそれで、シャレで買う人もいるのだから。本物といつわって偽物を売るような行為は、自らの信用と品位を落とすことなのです。史跡:二〇三高地にたった一軒しかない売店で、老紳士がこんなことをしていてはいけません。


2.中国サッカー・・人脈社会の弊害

中国ではサッカーのテレビ放送が盛んです。24時間、おもにヨーロッパの試合を放映している局もあるほど。大連など一部の都市では、子供に最も人気があるスポーツがサッカーなのですが、なぜ中国のナショナルチームが弱いのか、中国サッカーファンなら知っています。それは、ナショナルチームに選ばれる選手の多くがコネによるからです。口の悪いファンは、「ナショナルチームよりもクラブチームの方が強い」と言っています。そのあたりを是正してきたとき、中国は日本サッカーにとって、本当の良きライバルになるでしょう。

3.人脈社会を表現することば

人脈社会の中国では、キーマンとどれだけ親しくなれるかが勝負だと言います。友人との親しさを表現する言葉として次のようなものがあります。

第一段階:朋友(ポンヨウ) 友だち
第二段階:好朋友(ハオポンヨウ) 仲のよい友だち
第三段階:老朋友(ラオポンヨウ) 親友
第四段階:自己人(ツーチーレン) 義兄弟
 
それ以外にも、「一家人」(家族同様の付き合い)というのもありますが、これも第四段階に入るでしょう。老朋友や自己人の存在が中国を身近にしてくれるでしょう。

4.正攻法で充分・・ある設計事務所の中国ビジネス成功

人脈社会とはいっても、実力がなければなりません。
東京都内のある設計デザイン事務所は、中国での事業がメインとなるほどに中国で成功していますが、ここは実力で勝負というスタイル。
ある大都市の水族館や、上海のワイタン周辺の大型マンションなどを手がけています。しかも、中国国内には、オフィスや人材をまったく置かずに、東京からの出張ベースだけで仕事をしているのです。
どうやって受注活動しているか? それは、こうです。

最初のうちは、コンペに何度も応募していたそうです。あるとき、コンペで勝利し、高いレベルの仕事をしてから以降は、オファーが中国側からくるようになったのです。
そんな簡単なことなのですが、そうした実例を聞くと、「正攻法でも充分勝機がある」とうれしくなるではありませんか。中国からオファーが来る状態をめざしましょう。

5.最後に、ある中国人女性経営者のこと

青島非凡会でのこと。私は、こんなお話しをしました。

「ビジネスで成功して利益を上げることだけが私たちの目的ではなく、良い会社を作ること、立派な経営者になること、良い社会を作ることが経営者の役割です」と。

すると、二次会で肌着製品の輸出を手がける女性経営者が近寄ってきて、「あなたのお話しは私が普段から考えていることとまったく同じです。お金だけが事業の目的ではないと私も思うのです」

こうした意識の経営者も少なくないことが中国非凡会を通して分かってきました。

以上、昨日・今日と二日にわけてお届けした訪中レポートの画像日記を公開しました。 http://www.e-comon.co.jp/photo_show_list.php からご覧下さい。


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■各地の非凡会情報

●第一回小倉娘娘組イベント

 初の女性非凡会が小倉で発足。日時:2004年3月17日(水)
   19:00~受付開始 20~21:30~講演会
   21:30~参加者自己PR 22:00終了
場所:小倉興産(株)KMMビル 「JR小倉駅北口すぐそば」
テーマ:インターネットによるビジネスチャンス!
講師:がんばれ社長 代表取締役 武沢信行
参加料:3,000円(男性4,000円)
参加者:20~40代の北九州市内で働いている方
申込みはこちらまでメールにて: ranmarukun28@jcom.home.ne.jp 
 
●第一回博多非凡会:3月18日(木)夜

テーマ:Keep Changing(キープ・チェンジング)
    自分を変える・会社を変える

・講師:がんばれ社長!“武沢信行”氏に加え、な、なんと
・ランチェスター経営(株)代表取締役 “竹田陽一”氏の講演も決定
さらに、東京からは
・「メルマガ成功のルール」「ファンが増えるメルマガ消えるメルマガ」
 でお馴染みティーキューブ代表取締役 “高橋浩子”さんが福岡初上陸
一粒で3度おいしい「博多非凡会」

限定60名。チラシでの発表後すでにたくさんの参加意思表明があります。
詳細はコチラ http://www.kana.to/hakatahibon/_hibonkai_20040318/ 
↓参加お申込みはコチラから
http://www.kana.to/hakatahibon/ 

東北非凡会 IN 岩手

地元の熱き経営者、南部美人の久慈浩介氏の講演、
武沢さんの絶対達成する習慣を東北にて聞けるのは非凡会だけ!
・日時:3月19日(金)19:00より
  ・地元経営者講演
  (株)南部美人 五代目蔵元(製造部長) 久慈浩介氏
  ・武沢信行氏講演
  「絶対達成する習慣」 
・場所:国際交流プラザ 会議室
・料金:4,000円 
 *翌日武沢さんと行くわんこそば&平泉ツアーもあります。
詳細&お申し込み: http://www.allfounders.jp/hibonkai/