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続続・中国顛末記

メールマガジン「がんばれ社長!今日のポイント」を中国語で発刊します。私の友人でもある「eチャイナ」と「eジャパン」の李洲社長が、こんなページを作ってくれました。
http://www.e-japan.cn/drumbeating.htm 

メルマガの翻訳ページはこんな感じです。
 http://www.e-japan.cn/ecomon_1.htm 

まだこのサイトは、デザインやシステムの面でテスト段階ではありますが、これからも本腰を入れて継続発刊していく予定。
また、バックナンバーをご覧になればわかる通り、広告主のスペースも可能なかぎり翻訳してまいります。

さて、昨日ご紹介した杉浦憲臣さんの訪中レポートのむすびをお届けします。
杉浦さんは、来年一月には独立して名古屋で会社を作り、日本と中国をつなぐコンサルタントをされます。きっと「がんばれ社長!」ともジョイントして、中国進出を目指す皆様を支援してくれる存在になるでしょう。

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<昨日のつづき>

今回の学びや気づきの中で、今後のビジネスに結び付けられる事は多い。日本企業向けサービスと中国企業向けサービスの両面から、幾つかのビジネスアイデアを整理してみた。

<日本企業向け>

1.ブース誘致及び運営手伝い

中国国内でブースを持ち、現地で何かをアピールしたい日本企業は多い。今回の展示会の経験から、いろいろな準備や運営面でサポートできることが多い。また、企業代行としてブースの運営を行い、企業に報告をすることも可能。

2.両国の企業紹介

常州市など、政府とのパイプを使って、中国企業と日本企業とのビジネスマッチングを行う。
お互いの商売形態を発表でき認識できる場所を提供し、実際の商内に結びつけるような機会を作る。ハイアールや青島ビールなど著名企業の訪問視察ツアーは現在多く行われているが、実際に中国企業と商売を始めるにあたり、具体的なきっかけをもてる場所はあまり提供されていないのが現状。充分ビジネスとなる。

3.ビジネスモデルの提案

適合した企業間のビジネスを構築するアウトソーシングを行う。運輸・貿易・通信・金融・保険・広告・旅行・ホームページ作成・設備紹介等テクニカルかつ専門的な部分での支援が行える体制・モデルを提案できるようにする。

4.情報・広告・エンターテイメント企業の育成

第三次産業分野は今でも遥かに日本が先進国である。レストランと買い物以外で娯楽できるところが少ない。また、中国では国をあげてアニメの育成にも力を入れている。そうしたエンターテイメント分野のほか、情報や広告分野においても日本側からの進出余力は大きい。


<中国企業向け>

1.日本企業的概念の講演会

日本企業の考え方を講演により伝えていく。会費は通常より高めに設定し一日四時間程度で500元程度とするのが望ましい。中国企業の大半はビジネスに対する理念、また日本企業の考え方を学習できる機会や書籍は殆ど無く、ニーズはある。
中国企業は興味をもっており会費を払うと思われる。
私が精通している青島という地方都市では、企業家向け講演は100~200元程度が目安。しかし、それ以上の価値を付けることで、経営者は500元程度の値段に抵抗はなかろう。

2.日本企業の紹介

日本企業と貿易を模索している優良中小企業は常州でも多く、紹介できるようなHPサイト設立や事務所を常州・日本双方に作る。常州と日本にそのような拠点をつくる事で、現実的な商内を作成できることとなる。


杉浦さん、貴重なレポートを公表させていただき、ありがとうございました。
ちなみに、今回の常州博覧会に共同出展された企業は次の四社。

  太陽商事 http://www.jcdirect21.net/ 
  ニューズ・ツー・ユー http://www.news2u.net/ 
  神原汽船 http://www.kambara-kisen.co.jp/ 
  eチャイナhttp://www.e-china.co.jp 
(それ以外に、ラスベガスのネバダ観光櫻井社長も同行されました。)

ケミカル・リサーチ株式会社の吉田社長

同社が常州市の博覧会に出展されたときの画像が同社サイトで公開されています。「がんばれ社長!」も紹介されていて光栄です。http://www.copstalk.co.jp/changzhou/changzhou.html