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夢の前では・・

●「本場アメリカのディズニーランドで働きたい。そしてスプラッシュマウンテンのキャストになるんだ!」

と心に強く決めた青年・加賀屋克美にとって、現地で採用されるか不採用になるかという心配や、そもそも英語が覚えられるかどうかの不安などみじんもなかった。そんなこと些事にすぎない、と言っても良いくらいだった。

●いくら東京ディズニーランドで勤務しているとは言え、米国のディズニーで働くためには、採用試験やトレーニングプログラムにパスしなければならない。しかもそれらはすべて英語だ。それらにパスしたとしても、スプラッシュマウンテンのスタッフになれる確率は、一割に満たない。英語などこれっぽっちも出来ない加賀屋青年の前には、厚い壁が幾重にも立ちふさがっていたのだ。

●くよくよ考えるのは嫌いな加賀屋青年は、ともかく渡米した。東京ディズニーランドの記念グッズを体中に装備して、誰からも目立つようにした。電飾パレードを見るために席を確保していた加賀屋の横に、加賀屋と同じように変なアメリカ人が座った。

●「お前、変わったグッズ持っているな。」語りかけてきたのはスコットという青年で加賀屋と同世代だ。必死になって単語を組合せ、
「これは東京ディズニーのグッズなんだ。キミが持っているグッズと交換しないかい?」と返答した。
そしてついには、「僕はアメリカで働きたいんだ。良かったら友達になってくれないか?」と頼んだ。スコット青年は米国ディズニーのスタッフだった。

●加賀屋のメールマガジン『趣味+仕事+こだわり=ワールド・オブ・ディズニー』に次のような一節がある。

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この20年間で一番こだわった事・・・それは英語です。私と同じ趣味を持っているScottとShani夫妻に会わなければ私の人生は変わっていたかもしれません。

ScottとShani夫妻と以前、最初に出会ったディズニーランドでの話を振り返って私の印象を聞いてみた事がありました。

Scottからの話
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Katsumiと初めてディズニーランドで出会った時、英語もカタコトしか話が出来ないのに彼は私達に一所懸命東京ディズニーランドの話をしてくれました。

話を聞くと私とKATSUMIはお互いの共通の趣味(ディズニーアトラクシ
ョンに乗る事や音楽収集)をもっていて、KATSUMIはその日に会ったばっかりなのに、東京ディズニーランドのCDをプレゼントするから住所を教えてって言ってきたので、私は親切な人と言う反面、その場だけの話相手と思っていたのですが、私を驚かせる事になるのです。

何と!!1週間もしない間にKATSUMIからCDが届いたではないですか!!CDと同時に一生懸命書いた英語の手紙も同封してあって私は彼の行動に感動し友達として心を開き彼を迎え入れる事にしたのです。

KATSUMIはその後も東京ディズニーランドの園内をビデオに録音して送
ってくれたり、日本から電話してきたりして積極的でした。

Katsumiは私達と交流を深める為に英語を勉強し、英語の勉強はビジネスの世界まで広げ、ディズニーワールドでの勤務を実現したんです。KATSUMIとは今でも私達とメールの交換や電話で話したり、年に1回は会っている家族のような存在です。

KATSUMIに会えた事を嬉しくおもいます。
Scott&Shnai
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自分でもアメリカのディズニーワールドで勤務するまで英語が出来るようになったのは驚いています。

英語を勉強したのは全て独学!!Scottと国際電話で話してたり、手紙の文通をしたり、テレビの英会話で勉強したり、中学生で使った3年間の教科書を全て振り返って基礎英語を勉強したりしました。

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●その加賀屋克美さんと先週末、渋谷でお会いした。『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』の作者・香取貴信さんと親友であり、香取さんと一緒に表れた。青年というよりは少年に近い目の輝きと、純真なお話しの仕方に夢の前に不可能はないという生き方を再確認したものである。

★『趣味+仕事+こだわり=ワールド・オブ・ディズニー』
 http://www.mag2.com/m/0000092338.htm

明日につづく予定