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コンサル日誌 vol.1

新企画を考えてみた。

「コンサル日誌」という。いまのところ不定期になりそうだ。日々のコンサルティング活動を通して気づいたことをお届けするのが「がんばれ社長!」の役割だが、そのなかでたまには、「コンサル日誌」として記録と独り言をつづったものをお届けしようという企画。

充電よりも放電が多い日々が続くと、わたしの場合、必ずネタに尽きる。きっと私でなくても尽きるはずだ。放電しつつも充電しているときもあるが、それでも尽きるときは尽きる。
また、過密日程をすごすときや、国内外の旅先にあっても休刊することなく“コンビニ発行”できないか、という自問に対する自答でもある。

まずは一度やってみて、悪評が殺到したらその時、再考しよう。一部、恥ずかしいがさっそく以下本番。

<はじめに>・・・この「コンサル日誌」は、一部表現を変えてはありますが、本物の私の日誌より引用しました。創作ではありません。ただし、言うまでもなく、企業名や個人名は基本的に仮名です。

011008(月) 今日のテーマ・・・気を充溢させよう!

私は無駄なことさえしなければ基本的にすごくヒマなはずだ。本来、時間はたっぷりあり、セコセコと時間管理などする必要すらないはずだ。だが、この慢性的時間不足はいったい何だ?

しかも売上にスライドしていないぞ。いや、逆スライドの傾向すらみえる。これは、無駄なことをしていると言うべきか。そう思いたくはないが・・・。要するに気が多いのだろう。この浮気性的な気の多さを何とかコントロールし、マネジメントしてゆくことが肝要だ。

今の私には、時間管理ではなく目標管理をもっとうまくやる必要がある。TO-DOリスト管理ではなく、プロジェクト管理と言うべきか。目標から逆算して今日があるという生き方に戻さなければならない。今は、目の前の仕事に追われながら、締め切り順にクリアしているに過ぎない。これでは、いつ、どこにたどり着くかは自分でもわからない。おかしいぞ、計画経営の信奉者がこれでは。

011010(水) 雨  「陸奥宗光」

「歴史が動いたその時」(NHK)で陸奥宗光をやっていた。赤ワインを傾けながら見入る。40歳で獄中生活を送る。その中で猛勉強。妻あての手紙で、読みたい本を200冊指示。すべて読む。とりわけ英国の議会制度についての勉強を中心にした。特赦のあと、英国にわたり、ここでも猛勉強。ノート7冊が残っているが、まるで印刷したようにきれいな文字でビックリした。それにくらべて、私の字はなんだ!
あの勤勉な学習態度はまさしく尊敬に値する。次回はアインシュタインをやるらしいので、必ず見ること。

野依(のより)良治さん(名古屋大学)がノーベル化学賞を受賞した。昨年の白川氏の化学賞に次いで2年連続の日本人受賞。合計で10人目になる。がんばれ日本!

011022(月) 「奈良原さん」

先週末、八角製作所(仮)さんで集団離職騒ぎがあったもよう。社長からの電話によれば、どうやら奈良原工場長(仮)に対して社員とパートをあわせた9名が辞表をたたきつけたという。
このままでは、工場の半分がいなくなる。しかも、その9名のなかに、なんと富田君まで入っていたというので、さすがに私も驚いた。よほどの何かがあったに違いない。

あの奈良原さん、もともと狭量なところがある。器の小さい上司をもつ部下の立場は痛いほどわかる。私が昔つとめていたあのG部長がそうだったから。
仕事以前の問題だ。顔もみたくない、生理的に合わない、という状態があるはずで、これは日本のサラリーマン・OLにとって深刻なはず。

部下は上司を選べない、というがそれではマズイのではないか。こうした職場の上下関係、とくに人間関係を解決するシステムを作れば、国のGDPを10%上げることくらい、簡単ではないか。問題のかげにチャンスあり、だ。