名言

「『太陽の季節』なる小説でこの世に出た私も今年の九月の誕生日には七十歳となります。誰しも年はとりたくはない。誰しも老いたくはない。しかし誰しも年をとり老いていくのだ。そんな当たり前のことがらを前にしてなんでくよくよしたり、怯えたり、腰が引けたりすることがあるのだろう。正面きって向かい合いこちらから仕掛けていけば、こんなにやり甲斐生き甲斐のある人生の時は他にあるものではないのです」(石原慎太郎著 『老いてこそ人生』より)