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経営の力量

経営には力量というものがあり、今の現実そのものが経営力量であ
る。目標を持つということは、今の現実よりも上を目指すことをいう。
よって、経営力量は、永遠に目標を下回る傾向にあるものだ。

また、現実と目標との誤差のことを「問題」という。
従って、すべての企業では、固有の「問題」が存在するはずだ。

問題にも二種類ある。ひとつは、目標を明確に設定したおかげで表面化した問題だ。

たとえば、健康に自信をもっている人がいる。いままで健康診断をやってきて一度も問題がなかった。あるとき彼が、ホノルルマラソンに参加し、6時間以内に完走する目標をたてた。
するとにわかに、今の体力では問題がある、ということになる。
この場合は、目標設定がもたらした「問題」だ。

あとのひとつは、状況がもたらす問題だ。
たとえば、健康に問題がある人がいる。高血圧で無理がきかない体力であるとすれば、それは目標いかんに関わらず、「問題」だろう。

どちらの種類の問題であるかはこの際、問わないことにしよう。大切なことは、問題を放置しないことだ。

経営力量とは何か、それは、

目標設定とその達成
問題発見とその解決
上記のふたつをシステマチックに行うこと

それが経営力量である。それがマネジメント力であり、それがリーダーシップだ。

こうしたテーマを専門に扱う『マネジメントコーチ』という存在がある。
アメリカで開発された手法で、「それなしではあり得なかった最大のパフォーマンスを組織にもたらすこと」を専門に扱うコーチだ。

問題をネガティブにとらえるのでなく、積極的で肯定的な目標設定へと置き換え、チームメンバー全体の活力を引き出し、リーダーの経営力量を引き上げる。

日本では大橋禅太郎さんがこの夏からサービスを開始した。大手企業からの引き合いが多いそうで、すでにフル回転でサービスを提供しているという。

昨夜、東京で三和銀行さん主催の勉強会があり、そこで大橋さんの「体験セッション」があった。私も参加してきたが、二重丸だと思う。

気になるのは、サービスメニューと料金設定だが、大橋さんに確認がとれ次第ご紹介するつもりだ。本国アメリカでは、AOLやアップルなどでも導入され、基本パッケージは5万ドルだというが・・・。

また、「がんばれ社長!」読者対象の体験セッションも計画してみたい。これだけでも頭がガツーンとくるはずだ。