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戦争

「今日の言葉」は、マキャベリから引用した。500年前のヨーロッパの話なので、そのまま今の社会にあてはめるわけにはいかないだろう。500年前といえば、日本でも室町の戦国時代だ。

現代流にアレンジすれば、次のようになる。

「社長が社員から衆望を集めるには、なによりも大事業をおこない、みずからが類いまれな手本を示して業績を上げることである」

戦争を行うとは、旗色を鮮明にすることである。誰が敵で、誰が味方なのかはっきりと決めることだ。
経営にとって「味方」とは、理念や目標だ。経営にとって「敵」とは現状を指す。
現状に満足しきった気持ちの上には、戦争の勇気も必要性も生まれない。

ジャック・ウェルチがゼネラル・エレクトリック社(GE)の経営革命に取りかかった頃、GEは必ずしも、悪くない会社だった。財務的にも技術的にもピンチだったわけではない。
しかし当時の日本企業と比べてはるかに生産性や収益性で劣っていた。
にもかかわらず歴代のGEの経営者は、過去の成功にあぐらをかき、成長の覇気に欠ける官僚化した経営を行ってきたのだ。

ウエルチが同社の会長に就任して早々、ウェルチは、社内に危機感を注ぎ込んだ。

参画している事業分野でナンバーワン、もしくはナンバーツーでない事業は、撤退するか売却するという基準を発表。即刻実施に取りかかる。そして、17万人のGE社員から仕事を奪うこととなった。
「中性子ジャック」というあだ名のゆえんだ。

バランスだけが経営ではない。馴致することだけが社員教育の目的でもない。「知的な野性」(ノーブル・バーバリアン)という言葉があるが、魅力的な企業には、ある種の野蛮性や危険性がある。

・「思想を維持する精神は、狂気でなければならない」(吉田松陰)
・「正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論(へきろん)である」(西郷隆盛)

戦う精神は人間の本性であることを忘れてはならない。