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タイ訪問をあすにして

明日からタイ&ミャンマーツアーを開催します。
主催は、私と筒井修さん(WAOJEファウンダー)、白川博司さん(海外
進出コンサル)の3名で作っている「多幸の会」(たこのかい)。

海外進出コンサルやキーマンマッチング、販路開拓セミナーなどを
う「多幸の会」では年に2回、こうした海外ツアーを行っています。今
春はベトナム(ハノイ&ホーチミン)を視察しましたが、この晩秋
こんな日程で行います。

11/20~11/25 多幸の会ツアー

・11/20(水)午後バンコク現地集合
夜、バンコク市内で結団夕食会。
・11/21(木)午後 武沢経営講座(13名受講)
夜  バンコク異業種交流会「WAOJE」例会参加。
数十名の経営者と会食
・11/22(金)午前 ミャンマーへ移動 ヤンゴン入り
午後 ヤンゴン企業訪問(日本人起業家の会社)
夜  多幸の会講演inヤンゴン (数十名参加予定)
・11/23(土)終日 ヤンゴン企業訪問、会食
・11/24(日)終日 ヤンゴン自由行動、解団式
・11/25(月)日本へ移動

二日目のバンコク経営講座に参加される方々はバンコクで活躍中
起業家ばかりで、リピーターが多いのも特徴です。しかも半数が女
なのです。

1.桜井さん(不動産)
2.弘畠さん(税務コンサルタント)
3.幸長さん(製造業)
4.小田原さん(人材紹介)
5.阿部さん(バンコク進出支援)
6.栗原さん(小売り)
7.山本さん(人材)
8.松本さん(サービス)
9.杉山さん(製造)
10.萬さん(小売り)
11.櫻井さん(旅行)
12.服巻さん(獣医)
13.小松さん(IT)

バンコク経済は今、堅調ではあるものの長期で見たら大きな曲が
角にきています。
経済発展の主要因ともいわれる「人口ボーナス」の恩恵がもうすぐ
けられなくなるからです。人口ボーナスについて近日号に譲るとして、
今日はタイの未来を考えてみましょう。

タイ米の在庫が底をつき、長崎のべっこう細工が消えかねないこ
や、今後3~4年で「トゥクトゥク」(三輪車)がすべてEV(電気自動
車)になることや、タイで急速に入浴文化や温泉文化が普及してい
ことや、18歳のタイ人の平均身長が5センチから8センチも高くなるこ
と、(でもどうして?)くらいで驚くのは早いのです。

タイはいま、音を立てて変わりつつあります。

以下のデータは「生活総研 未来年表」にあるものから武沢が任意に
ピックアップしたもの。明後日の武沢講座で使うものですが、先に
なたにだけこっそりお教えします。

データ参照元→ https://seikatsusoken.jp/futuretimeline/

2020人口
少子高齢化が急速に進むタイの平均寿命が75歳に達する
2020交通
中国、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの6カ国が共
同で、メコン川流域に鉄道網を建設する(流域人口は3億人)
2020人口
タイの生産年齢人口がピークを迎える
2020通信
タイのブロードバンド普及率が95%に達する
(日本は今84%、タイは今53%)
2020人口
タイの高齢者人口(60歳以上)が、総人口の15.3%に達する
(2010年は11.9%)
2020経済
この年までに中国とタイの人口ボーナスがなくなる
2020交通
この年までにタイが高速鉄道4路線、在来線の複線化、高速道路網など、
2兆バーツ(約6兆7000億円)規模のインフラ整備を実施する
2020社会
タイ政府が、この年までに総額4兆2000億バーツ(約13兆円)の大規模
インフラ開発を実施する(2013-20年)
2020経済
タイ証券取引所(SET)の上場株式時価総額が25兆バーツ(約81兆4000
億円)に拡大する(2014年比で2倍の規模。2015年のシンガポール証取
に匹敵)
2020交通
タイ、バンコクの高架鉄道「レッドライン」(総延長40キロ)が運行
を開始する
2020交通
タイの廃車が、年間20万-30万台に増加する(リサイクル制度の構築が
急務)
2021交通
タイの鉄道、ノンカイ―マプタプト間737キロの高速化(最高時速160
キロ)が完成
タイの鉄道、チエンコン―バンパーチ間655キロの高速化(最高時速
160キロ)が完成
タイ南部の保養地プーケット島に全長60キロのライトレール(LRT)
が開業する
2021交通
バンコク―ノンカイ間の高速鉄道建設を進めるタイが、バンコク―
コンラチャシマ区間約250キロを完成する(中国の技術を導入)
2021経済
タイ、バンコク中心部のウィッタユ通りに、巨大複合施設「ワン・
ンコク」が誕生する(敷地面積16万7000平方メートル)
2021経済
デジタル化を進めるタイの銀行大手が、従業員数を約半分(1万5000人)
に削減する(現状は2万7000人)
デジタル化を勧めるタイの銀行大手が、支店数を約1/3(400店)に削
減する(現状は1153店)
2021交通
タイのスワンナプーム空港が、3本目の滑走路を完成する(発着能力は
5割増。総事業費は218億バーツ=約760億円)
2021経済
タイ、ピピ・レイ島の人気ビーチ「マヤビーチ」が、環境破壊でこ
年まで閉鎖する(2018-21年)
2022人口
タイの人口が減少に転じる(人口のピークは6500万人)
2022人口
このころタイの労働人口に変化が現われる(労働人口の減少)
2022交通
タイ、プーケット空港の年間旅客処理能力が、1800万人に高ま
2022交通
タイの三輪タクシー「トゥクトゥク」が、すべて電気自動車(EV)に
なる(約2万2000台)
2022経済
入浴文化が普及したタイで、日本の衛生設備大手が売上高倍増を達
する
タイのバンコク駅に直結する61階建ての複合ビル「ワンシティーセン
ター」が完成する
2023人口
タイの65歳以上人口が14%に達する(急速に高齢化)
2023医療
18歳タイ人の平均身長が男性175センチ、女性162センチになる
(現状は男性167.1センチ、女性157.4センチ)
2024経済
タイの老舗ホテル、デュシタニ・バンコク跡地に複合施設「デュシ
ト・セントラルパーク」がオープンする
(投資額は367億バーツ=約1248億円)
2025人口
ミャンマーの発展による出稼ぎ労働者の帰国で、タイ経済の労働力
500万人不足する
2025交通
タイの人口が、この年までに減少に転じる(2020年代前半)
2025経済
東南アジア主要4カ国の経済成長率が、中国と同じ水準(4.1%)に減
速する(タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン)
2025交通
タイ、プーケット空港の年間旅客処理能力が、2500万人に高ま
2025経済
日本、中国、韓国、タイを除いたアジア経済が人口ボーナス期を迎
る(2025-45年)
2025医療
バンコク―チェンマイ高速鉄道計画(約670キロ)のバンコク―ピサヌ
ローク間(380キロ)が開業する(同区間の事業費は約2800億バーツ=
約9704億円)
2026経済
資産3000億米ドル以上の富裕層が、タイで1050人に増える
(2016年は620人)
2029交通
タイ、バンコクの地下鉄、モノレールなどの総営業距離が508キロに達
する(現状は79キロ)
2030経済
タイマイの在庫が底をつき、長崎のべっこう細工が消える(養殖事
が進行中)

・・・

ちょっと長くなってきたので、続きはまた明日。
こうして見ていくとタイがどんな国になっていこうとしているのか
えてきますね。