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一度でいいからノーベル賞

俳句は「ひねる」、川柳は「吐く」という。
先日、松山の正岡子規記念博物館に行ったせいか、その後、ひねった
り、吐いたりすることが多くなった。
「もらいたい 一度でいいから ノーベル賞」
家族の前で吐いたところ、「ノーベル賞は一度しかもらえないの」と
ツッコミを入れられた。
そうかな?と疑問に思い、その場でWikipediaにアクセスしてみると、
案の定、二度はおろか三度した受章した人(団体)までいるではない
か。(以下、Wikipediaより抜粋)

・・・・・
<ノーベル賞を2度受賞した人・団体>
・マリ・キュリー(1903年に物理学賞、1911年に化学賞)
・ジョン・バーディーン(1956年と1972年に物理学賞)
・フレデリック・サンガー(1958年と1980年に化学賞)
・ライナス・ポーリング(1954年に化学賞、1962年に平和賞)
・国際連合難民高等弁務官事務所(1954年と1981年)
<ノーベル平和賞を3度受賞した団体>
・赤十字国際委員会(1917年と1944年、および1963年)
<夫婦でノーベル賞を受賞した組>
・ピエール・キュリーとマリ・キュリー など5組
<親子でノーベル賞を受賞した組>
・ピエール・キュリー、マリ・キュリーとイレーヌ・ジョリオ=キュ
 リーの親子など7組
<兄弟でのノーベル賞を受賞した組>
・ヤン・ティンバーゲンとニコ・ティンバーゲンの兄弟 1組
<叔父-甥の関係でノーベル賞受賞>
チャンドラセカール・ラマンとスブラマニアン・チャンドラセカール
<夫婦で共同受賞した組>
・ピエール・キュリーとマリ・キュリーなど4組
<親子で共同受賞した組>
ヘンリー・ブラッグとローレンス・ブラッグ 1組
<最年少ノーベル賞受賞者>
・マララ・ユスフザイ(2014年に17歳で平和賞受賞)
<最年長ノーベル賞受賞者>
・アーサー・アシュキン(2018年に96歳で物理学賞受賞)
・・・・・

受賞者にはノーベル金メダルのほかに賞金(約1億1,300万円)が授与
される。夫婦やグループでの受賞は均等割または貢献度割になるらし
い。

ノーベル賞といえばこの映画。
『天才作家の妻 40年目の真実』を昨日みてきた。予告編で映画のあら
すじはだいたい分かっていたのでストーリーの意外性を期待していたわ
けではないが、それでも意外な結末だった。
ノーベル賞に選ばれるとストックホルムでの受賞式典前後でどのよう
な歓待が待ちうけているのかもわかって、「一度はとってみたい」と
思う気持ちが強くなった。

小説家であるご主人がノーベル文学賞に選ばれた。夫婦と長男(小
説家)がスウェーデンのストックホルムでの式典に招待された。
ちなみに平和賞だけはノルウェーのオスロで受賞される。
もっとも華やかで、誇るべき夫婦旅行・家族旅行になるはずのストッ
クホルムで「事件」がおきる。

ご覧になる方のためにこれ以上は書かない。
シンプルなストーリーを重厚感あふれる作品に仕上げた監督や脚本家、
俳優、スタッフのチームワークがすばらしい。はやくも今年のMy最優
秀作品の候補になった。

いままで私はノーベル賞ネタをジョーク川柳にしてきたが、この映
画を見終わって、「ノーベル賞を受賞する」とWish-Listに書き加えた。
問題は文学賞か平和賞か、何賞を狙うかだが、文学賞の場合は妻だけ
はゴーストライターにしないよう注意したい。

★天才作家の妻 40年目の真実 http://ten-tsuma.jp/