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にわかファンだっていいじゃないか


昨夜は眠い目をこすりながら応援したが、セネガルとの死闘の結果、2-2で引き分けた。
専門家の予想は外れるもので、一番楽な相手とみられていたセネガルが H 組のなかでは一番イヤな相手だったかもしれない。
しかもポーランドが H 組1位候補といわれながら、真っ先に敗退が決まったのも皮肉なものである。

日本サッカーが世界との距離を縮めているのか、それとも差が広がっているのかまだ分からない。
だが、世界の一流クラブでプレイする日本選手が増え、戦う前から気持ちで負けてしまうようなことはなくなった。経験も充分に積んでいる。
日本人ならではの小回りと俊敏さと献身ぶりを活かし、さらにアグレッシブになれば、もっともっと相手が嫌がるチームになるだろう。
そのときには、W 杯での「優勝」だって叶わぬ夢ではない。

サッカー日本代表チームが W 杯で優勝するのを見たい。
あと、日本の男子ゴルファーがメジャー大会で優勝するところも見てみたい。どちらが先に叶うだろうか。

「武沢さんのメルマガは原則として経営かビジネスの話題に絞ってくださいませんか。少なくともサッカーや野球の話題は私に興味がありませんし、そういうことを書くメルマガではないはずです。そもそも武沢さんがサッカーや野球を語る資格はお持ちなのですか?」という主旨のメールをいただいた。

興味本位で好きなことを何でも書く、というのは読者の方に失礼だとはわかっている。だが、興味本位で終わらせないようにしているつもりだ。
「我以外皆我師」という言葉があるように、世界の出来事すべてが経営者にとって何らかの教材になり得ると思う。
特に自分が好きなスポーツに、そうした教訓が満ちている。だから4年に一度のこの時期は、サッカーの話題が増え、毎年春と秋には野球の話題が出てくる。決して年がら年中脱線しているのではないので、ご容赦願いたい。

メール投稿者がいう「サッカーや野球を語る資格」がある人とはどういう人なのだろう。ファンは語る資格がないのか。にわかファンは黙っていなければならないのだろうか。

私は野球(ソフトボールと軟式)を小学生になると同時に始め、社会人になっても草野球チームに所属し、4番で捕手だった。
24歳のある日の練習中に肩をこわし、選手をやめた。鉄砲肩を自慢しすぎて壊してしまったのだ。

サッカーのほうは高校のとき3年間、部活として打ち込んだ。
毎日水をガマンして何十キロも走り、その後、ボールを追いかけて練習し、雨の日は校舎内の階段をウサギ跳びして屋上まで何往復もした。
そうした先輩・吉田キャプテンの猛しごきと、松原監督の選手を見極める目でチームはぐんぐん成長し、学校始まって以来初となる県大会優勝をなし遂げ、大阪で開かれたインターハイにまで出ている。
(全国大会では初戦で負けたが)
私は足が遅いがキック力があることからディフェンダーだった。なぜかシュート練習が一番好きだったが。

以上、蛇足ではあるが、「にわかファン」として語っているのではないことだけ弁明させていただく。
仮ににわかファンだったとしても、いいじゃないか。誰かの受け売りではなく、自分で考えて語る資格は誰にだって平等にあると思う。