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恐るべし安室、恐るべしオタク女子

『名探偵コナン』が初めて劇場公開されたのは1997年の「時計じかけの摩天楼」。
小さい子どもの手を引いてチケットの行列に並んだことを覚えている。
あれから21年、子どもはすでに社会人だが、コナン君は相変わらず小学一年生のままである。

コナンの年齢は変わらないが、子どもはいつしか映画に着いてこなくなった。
やむなく、この時期はひとりでコナンを観るのだが、最近、劇場で驚くべき変化が起きている。
21年前は親子映画だったが、最近は若い女性が観る映画に変わったのだ。
部屋を間違ったかと思うほどである。
Yahoo!映画の評価も毎作「4.0」以上(5点満点)の高評価を得ているし、6作連続過去最高収入の記録を更新中なのである。

作品としての魅力がそんなにあるかといえば疑問だが、人気の秘訣は若い女性ファンの心をつかんで離さないキャラクターの存在。
謎の男性・「安室透」(あむろとおる、29歳)の人気がすさまじい。
正体は警察庁警備局警備企画課、通称「公安警察」に勤務する。
本名は降谷零(ふるやれい)という。
イケメンで優れた推理力を持つ。
声優は、古谷徹。
ガンダムのアムロ役で有名で、氏がコナンファンであったことから声優出演が決まった。

『週刊少年サンデー』24号(5/9発売)から安室のスピンオフ作品『ゼロの日常(ティータイム)』の連載がスタートした。
女性を中心にファンが書店に殺到し、完売・品薄状態が相次いだ。
完全に脇役が主役を食う勢いだ。

それだけではない。
「降谷」のシャチハタがバカ売れなのだそうだ。
最初にその異変に気づいたのは高知市の「印鑑・はんこの吉本三星堂」。
全国でも珍しい『降谷』というハンコにいきなり注文が入り始めたという。
苗字検索サイトで調べてみたら、全国におよそ30人しかいない苗字。
なのに、降谷のシャチハタ印が毎日5~6個売れるので恐ろしくなったそうだ。
全国ランキング1位の「佐藤」、2位の「鈴木」よりも売れるのはなぜだ?

調べてみたら降谷零の存在にいきあたった。
同店は機敏に「降谷専用シャチハタ送料無料」でネットでアピールした。
するとどうだろう、
1日数件の注文が500件近くにまで爆発的に伸びたそうだ。
注文を受けてからの手作りなので、夜通しレーザー加工で「降谷」を彫り続ける日々だそうだ。

それにしても、なぜシャチハタなのか。
上司である降谷さんに決済してもらった書類のようにハンコを押し、やる気を高めたり、To-Do リストを完了したら「降谷」のハンコを押すというブームを誰かがネットで広めたのが原因らしい。
「降谷さんの部下だったら、それだけでどんな仕事もこなせる気がする」「時には降谷さんに厳しく叱ってもらいたい」とシャチハタを買い求めるのだそうだ。

オタク男子が AKB を育てたように、オタク女子がコナン映画を盛り上げている。

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