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初めての沖縄にて

いま沖縄に来ている。私にとっては初めての沖縄。

「男の一人くらい養っていけずに女とは言えない」という風土が沖縄にはあるそうだが、何とすばらしい精神ではないか。強い女性がそうして陰で支え、励ましてくれるからこそ男は冒険できる。私もここに住んでみたくなった。

邦洋建販の梶原さん、サンキーの山城さんのご尽力で実現した沖縄での「がんばれ社長!」講演会は大盛況であった。

7/5付日本経済新聞によると、ネット利用率ランキングで首位が東京で、31.9%もの人がネットを使っている、あるいは過去一ヶ月以内にネットを使ったことがあると答えている。
続いて神奈川、大阪、奈良、埼玉となっている。市町村別でみると、横浜市青葉区がトップで44.8%に達する。
そして、半年前の調査結果と比較した伸び率のトップは、ここ沖縄だ。

おしなべてみると、九州沖縄地区と東北地区はネットの普及が立ちおくれている。
地元の人が「沖縄ネット」と皮肉るほどに、知人をたどっていくとすべての用事が事足りる。それほどに人のつながりが強い。こうした地域ではネットの普及率が遅れているようだ。だがこれも時間の問題で地域格差は是正され、全国津々浦々に高速ネット回線が行きわたることだろう。

沖縄の北谷(ちゃたん)という地区では、その名前にちなんで「ノースバレー」というベンチャーフォーラムが立ち上がっている。その勢いと可能性には大手資本も注目しているという。沖縄がベンチャー王国になる日がやってくるかも知れないと予感させるものがある。

ネット社会の進行は、大都市集中型経済構造を破壊し、すべての国々と地域、それに個人を活性化させ、人間本来がもつ可能性とチャンスの扉を開放するものだ。インフラの整備を阻害するものは何者も許されない。

また、訪れて初めて気づいたことだが、沖縄の人々には郷土愛や文化的誇り、それに人々の一体感が強く感じられる。それはどこから来るものなのか。
沖縄は迫害を受けてきたも歴史をもち、そうした外圧に立ち向かう中からはぐくまれてきた自然な感情ではないだろうか。

私たちも受け身での迫害を待つ必要はない。戦後の日本の中小企業が世界に飛び立ち、無謀な挑戦をしたように、大きな目標にアタックすることで、迫害と同じ内部環境を作り出すことができるはずだ。

(沖縄シティコートホテルにて)
昨夜の、郷土料理と泡盛の味が忘れられません。絶品でした。