Best of がんばれ!社長  武沢 信行

ベストオブがんばれ社長!社長・経営者を応援する「がんばれ!社長」ベストメッセージ(メルマガ「がんばれ社長!今日のポイント」バックナンバーより選抜公開)

次進塾14期生がスタート

   

人気コンサルタントの石原明さんが立ち上げ、松本殊和さんが社長をつとめる究和エンタープライズコンコード株式会社(東京・神保町)。
同社が手がける次世代経営者育成塾が『経営次進塾』で、その14期生が先週スタートした。

石原さんや松本さんとは旧知の仲ということもあり、前期(13期)から私は三代目のメイン講師を引き受けている。
次進塾の目的は、経営を体系的に学びながら、自社の経営計画書を完成させること。
単なる勉強会ではない。期間中に経営計画発表会を初開催される受講者もおみえになるほどの実践的な塾だ。

また、メイン講師は私(武沢)だが、ゲスト講師陣がとても充実している。塾長という立場で石原明さんが隔回程度で講義されるほか、防衛大学でも教鞭をとられた元陸上自衛隊北部方面総監の千葉徳次郎氏や、クラウド評価システムの開発者、ステップマーケティングの指導者なども折々のテーマのときに馳せ参じてくれる。
人の命を預かって決断をくだしてこられた千葉氏の講義は古武士の話をライブで聞いている感があり、ふつうの経営講義では体験できない学びだろう。

先週の金曜日・土曜日の二日間、14期生のメンバーは熱海の温泉旅館「小嵐亭」に集まった。
今回は奇しくも経営入門者に近い方々が揃った。
H さんの会社は愛知県にあるコンピュータソフトの会社。主に自動車開発用のソフトに強みをもち、業績も堅調だ。H さんを見込んだ社長が、「次進塾で学んでほしい」と H さんを送り出してくれた。
技術と営業だけを歩んできた H さんにとって、経営を学ぶ講座は初めての経験。かつてないほどの緊張感で小嵐亭の門をくぐったそうだ。

S さんは大手自動車会社の営業マンとして成績優秀で、何度も会社から表彰されてきた。40歳を少し回った今年、コンサルティングと講師業を営む奥様の会社にヘッドハンティングされ転職を決意されたばかり。
大企業からの引き合いが殺到し、奥様は今、時の人。業績の面では申し分ないが、経営や数字のことがわかり、マネジメントできる人材が必要と、ご主人の S さんに「次進塾」受講を推薦されたとか。
「経営数字のことは全く疎いので、ついていけるかどうか心配ですが、精一杯がんばります!」と挨拶された。

東京から参加された N さんは起業準備中の30代女性。書くことをキラースキルとして中小企業経営者を支援するビジネスを起ち上げたい。しかし、そのメニュー作りや値決め、数字予算などの部分で未知のことが多く、6ヶ月という次進塾の受講期間中にすべての計画を完成させるつもりで受講申し込みを決心された。
N さんが今考えているビジネスアイデアが現実問題として、どのように市場で判断されるのかを確かめる意味でも次進塾を利用していただきたいと思う。

愛知県から参加された H さんは環境分析の会社を二社経営されている34歳の男性。目先の業績は好調だが、今後、かなりの設備投資をする予定があり、それらの計画を完成させるのが受講目的のひとつ。
もうひとつは、新事業参入アイデアがいくつかあるが、やってよい新事業とよくない新事業の見極めポイントを学ぶことも大きな目的だという。

さて第一講義のテーマは『経営理念/経営方針の完成』。
まず、会社経営とは何か、事業とは何かについて『現代の経営』(ドラッカー)などのエッセンスから共通認識をつくりあげた。
顧客を創造し、必要な利益をあげ、経営理念実現にむけて成長し続けることが経営である。
そのために経営者は、マーケティングとイノベーションに強くならなければならない。マーケティングとは「顧客を創造すること。財やサービスを市場で売ること」であり、イノベーションとは、「より優れた、より経済的な財やサービスを創造すること」と定義した。

初日の夜は温泉につかった後、浴衣に着替えて小嵐亭自慢の料理に舌鼓を打ち、その後別室で懇親会。懇親会では各自、自慢のお酒やつまみを持ち寄る企画もあって、合計2時間半におよぶ夕食会&懇親会は大盛り上がり。22時半におひらきとなり、各自、自分の部屋に戻っていったが、男性陣受講者は24時まで部屋飲みしたらしい。
私はもう一度シャワーを浴びて23時過ぎに就寝した。

二日目の朝、主催者の石原明さんが激励講義に駆けつけてくれた。
前日、香港出張から戻ったばかりというハードスケジュールのなか、90分にわたって世界の経営トレンドを語った。
人口減少社会がすでに始まっているが、今後、本格的な企業減少社会が日本では始まるだろう。そのとき、あなたの会社が淘汰される側にならないために必要なことのひとつにアカウンタビリティがある。
つまり、たしかな経営理念があることや、それに裏打ちされた明快な企業姿勢がある会社だけが生き残る。同様に、一時猛威をふるった株主資本主義が是正され、ステークホルダー理論(ものをいう第三者)を経営に取り入れるなどして経営の社会性や健全性を高められる会社が生き残ることになる、というくだりは私も強く共鳴した。
私はそれこそが「理念資本主義」だと思っている。

こうして始まった二日目の様子は明日につづく。

★小嵐亭  http://www.koarashitei.com/
★経営次進塾  http://www.nextcollege.jp/

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