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最後の免許証更新 余話




昨日、運転免許証の更新をした。この更新を最後にして、5年後の次回は自主返納をする、と書いたところ意外なほど多くの反応があった。
ひょっとしたら「積極的に自主返納すべし」の前言を撤回せねばならないかもしれない。

まず、私と同意見の方から。

1.W さん、(東京、女性)

私も武沢さんと同世代でして、メルマガでのメッセージに賛同いたします。実は私も一昨年に自主返納しました。眼の手術をしてから視力に自信をなくしていたのですが、免許証があるとつい不安ながらも運転してしまう私がいます。危ないかもなあ、と思っていたときに警察の方から「運転経歴証明書」が身分証明書がわりになると聞いて思いきって決心しました。海外に行くときはパスポートがあるし、日本国内で身分証明書が求められることはほとんどないので。もし求められることがあったとしても健康保険証やマイナンバーカードもありますから困ることはないと思っています。

次は「早計な自主返納には反対」というご意見。法律関係のお仕事をされている方だろうか。

2.K さん(男性)

いつも楽しみに拝読しています。
『最後の免許証更新』 の記事を読みました。以下、参考意見として、お送りします。

運転免許証は、日本においては、最高の身分証明書と思っています。
1.必ず3~5年毎に、更新されている。生年月日も明確に記載される。
2.そのたびに、発行日での現況顔写真が一緒に撮影される。
3.住民票に記載所在地の公安委員会が発行しており、管理も厳格に行われている。
4.以上の発行経緯に鑑みても、偽造も厳しく管理され、最高の身分証明書といえる。
5.裁判所において、本人確認の証明書として、運転免許証は、最高ランクの証明書として、位置づけられている。ちなみに、自主返納した際に発行される「運転経歴証明書」は、裁判所では、身分証明書としては、認められていない。
6.従って、75歳までは、通常の更新手続きを行い、運転免許証を取得されることをお勧めします。公的機関では、身分証明書としては扱われない可能性が大きい。
7.日本の裁判所で、弁護士が、確認したところ、経歴証明書では、身分証として通用しない。 と言われたそうです。

以上、ご参考まで! K

たしかに本人の顔写真付きで定期更新されている証明書として運転免許証に勝るものはないかもしれない。
問題は「運転経歴証明書」の立場が今後、どれほど社会的に高まっていくかということ。仮にその地位が上がらなかったとしても、マイナンバーカードなどで代用できるのか、どうか。
次の更新までまだ5年ある。そのころにはおのずと何らかの答えが見つかっているはず。何がなんでも自主返納する、と決めておくのは早いかもしれない。